TOEFL iBT・英検・留学の準備に!TOEFL ジュニアの難易度、試験内容と勉強法 | バイリンガルへの道

TOEFL iBT・英検・留学の準備に!TOEFL ジュニアの難易度、試験内容と勉強法

キャタルではabcレベルからTOEFL iBT100点レベルまで一貫した学習法でサポートしていますが、TOEFL iBT100点はレベルが高く、受験料も高いことから、挑戦したいという気持ちがあってもなかなか受験に踏み切れない方も多いと思います。実際に、キャタルではTOEFL iBTよりも英検に挑戦されている生徒さんが圧倒的に多いです。

一方で中高で留学に挑戦する生徒さんも多く、その中で時折ご質問いただくのがTOEFL ジュニアについて。今回はTOEFL iBTの中高生版と言われているTOEFLジュニアについてご紹介します。

TOEFL ジュニアとは

そもそもTOEFL®は “Test of English as a Foreign Language” の略で非英語圏出身者を対象にアメリカのNPOが開催している英語力判定用試験です。

TOEFL®テストは世界中の英語検定テストの中で、最も幅広い国々で受け入れられているテストです。英語圏はもちろん世界150カ国11,000以上の機関が、TOEFL®テストスコアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として利用しています。TOEFL®テストは、世界中でこれまでに約3,500万人以上が受験しています。

TOEFLの試験には全部で6種類の試験があります。

  • TOEFL® iBT
  • TOEFL® ITP
  • TOEFL Primary® (Step1・Step2)
  • TOEFL Primary® Speaking
  • TOEFL Junior® Standard
  • TOEFL Junior® Speaking

TOEFL Primary®のスコアは1年、TOEFL Junior®、TOEFL® iBT、TOEFL® ITPのスコアは2年の有効期間があります。

一般的にTOEFLジュニアはTOEFL Junior Standardを指します。主に大学教養レベルでの英語運用能力を測るテストとされているTOEFL iBTやTOEFL ITPと異なり、TOEFL Primaryは小学生/中学生向け、TOEFL Junior Standardは中高生向けのテストと言われています。

TOEFL Junior® Standard は、A1~B2レベル(CEFR公式マッピングはA2~B2)の英語運用能力を測るTOEFL®ファミリー中級段階のテストです。世界の中高生を主な対象にデザインされ、海外の中学・高校の授業や、友達との会話などを題材に「読む」「聞く」の2技能において「どれだけ英語が使えるか」を測るものです。

TOEFLジュニアのレベル

各TOEFLテストのレベルはCEFRとのレベルと合わせて表で示すと下記のようになります。

TOEFLテストは全て、合否ではなくスコアで結果が出ます。TOEFL iBT 100点が海外大学の出願時には必要になることが多いのですが、TOEFLジュニアではそのレベルまでは測れないことが分かります。TOEFL ITPはテストセンターではなく企業や学校などの団体受験のテストとなっており、ライティング試験とスピーキング試験はありません。そのため海外大学の出願にはTOEFL ITPではなくTOEFL iBTのスコアが求められることが多いです(大学によってITPを許可している場合ももちろんあります)。

TOEFL ジュニアと英検のレベル比較

日本で最も知名度のある英語資格である英検のレベルとTOEFLジュニアも比べてみましょう。

CEFRで見る英検とTOEFLジュニアのレベル

英検準1級レベルはTOEFL iBTでは72点以上、TOEFL ジュニアであれば850点以上に当たります。TOEFLジュニアよりもTOEFL iBTの方が汎用性が高く知名度が高いことから、キャタルでは英検準1級に合格後はTOEFLジュニアではなくTOEFL iBTに挑戦することをおすすめしています。

TOEFL ジュニアの試験内容

TOEFL ジュニアの試験内容は下記のようになっています。試験時間は約2時間のリスニングとリーディングテストです。スピーキング・ライティングテストはありません。

試験は毎月1~2回開催されており、公開テストと留学希望者向け留学テストが用意されています。また、申し込んだ試験日及び試験会場によってペーパーベースのテストの場合とCBT(パソコン)のテストの場合があります。公開テストはスコアが発送されるまで試験日から約1ヶ月かかりますが、日本語のスコアガイドが付いたスコアレポートが送られてきます。一方で留学テストはスコアが発送されるまで試験日からは1週間。その代わり英語のスコアレポートのみの発送になります。

TOEFL ジュニアの受験料は4,500円(税込)です。TOEFL iBTの受験料が25,000円、英検2級の受験料が8,400円(2022年度試験から。2021年度までは9,700円でした)に比べると安価に感じられるかもしれませんが、4技能試験ではないことを念頭に置いておいてください。

TOEFLジュニアの試験対策方法・勉強法

TOEFLジュニアの対策及び勉強ですが、TOEFLジュニアのサンプル問題が公式HPに公開されているのでまずはそちらを確認してみてください。

TOEFLジュニアでは英検の大問1のような単語問題はありません。長文内の単語補充問題はありますが、前後の文章の流れから場面を想像しながら穴埋めすることができるので、英検の単語問題よりも簡単に感じる方も多いかと思います。この前後の文章の流れをイメージで理解する力を身につけるためには日頃から英語の本(絵本でもOK)を読むことをおすすめします。自然とリーディング力がアップすると共に、語彙力も身につけられる方法なので本をたくさん読むことは最も効果的な対策法です。

また、リスニングに関しては音源CDを活用してとにかくたくさんの英語に触れ、スピードに慣れることがおすすめです。またただ音源を聴き流すだけではなく、シャドーウィングやディクテーションなどといった勉強法を取り入れるのもおすすめです。これらはリスニング力以外の技能も高めてくれます。TOEFLジュニアではリスニングとリーディングの試験のみですが、4技能を総合的に高めることは最も脳にとっては効率良く英語学習ができます。英検・TOEFL iBTの受験時にも4技能は必ず必要となってくるのでリーディングとリスニングに特化するのではなく、ライティングとスピーキングも並行して勉強することをおすすめします。

留学のためにTOEFL ジュニアに挑戦!

最後に、TOEFLジュニア受験に挑戦したキャタル生のインタビュー記事をご紹介します。高校でのカナダ留学に向けて必要な英語力の目安として、現地の先生からTOEFLジュニアをおすすめされ、受験しました。

TOEFL ジュニアは定期的に受けることで英語学習の成果を可視化することができます。そして数値化された成長が見れることで英語学習へのモチベーションにつながります。英検のように「不合格」になることでモチベーションが下がるなどのネガティブな影響を受けることなく実力が確認できるのがTOEFLジュニアを受験するメリットです。

TOEFLジュニアの受験に関してお悩みをお持ちの方はぜひ英語塾キャタルへご相談ください。体験レッスンでは学習カウンセラーが直接、英語学習に関するお悩みにお答えします!