リスニングとライティングの強化に!ディクテーションの効果的なやり方を紹介!

リスニングとライティングの強化に!ディクテーションの効果的なやり方を紹介!

この記事では、英語学習方法ディクテーションの効果や、効果的なやり方などを紹介していきます。
英語4技能リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングは、それぞれ効果的な英語学習方法を組み合わせることによって英語力を上げていきます。
今回は、ディクテーションでどのように英語力が上がるのか、ご自宅でもチャレンジできるやり方などをご紹介します。

ディクテーションとは

ディクテーションとは、音声の英文を正しく聞き取り、そして書き取る練習方法です。文章(スクリプト)を見ずに、音声だけで聞き取ったものを書くため、自分の実力を知るのにもとても良い学習方法です。

ディクテーションの効果

ディクテーションを行うことで、2つの効果が期待できます。

リスニング力が伸びる

ディクテーションの練習では、聞こえてきた英語を一語一語丁寧に聞いて書き取ります。つまり、英語を聞くことに集中するため、効果的にリスニング力を鍛えることができます。英語は、ただ垂れ流しで聞いていても雑音にしかなりません。耳が英語に慣れるかもしれませんが、それと「聞き取れる」ことは別問題です。
英文を聞き取るためには、「意味を理解できる」ことや「英語のルールを身にける」ことが大切になります。ディクテーションをすることで、この2つを強化し、リスニング力を伸ばすことができます。

ライティング力が上がる

文章(スクリプト)を見ずに書くことで、ライティング力も向上します。ライティングには、「語彙力」と「文法の理解」が必要になります。この2つがあれば、自分で考えて書くことができるようになります。
ディクテーションを繰り返し練習することで、聞いた音からスペルを思い浮かべることができるようになり、また、正しい英文の型が自然と身につき、スラスラと書けるようになります。

ディクテーションで解決できる課題・悩み

ディクテーションをすることによって、自分の課題がわかるようになります。

聞き取れていない音を知ることができる

英語では、複数の音が連続して発音されるときに隣り合う語が影響して発音が変化をすることがあります。日本語ではない「音の変化」を聞き取れないことが多く、リスニングが苦手な方は次の2つを意識して聞き取るようにすると良いでしょう。

連結(リエゾン)

1つ目の単語の「最後の音」と、次の単語の「最初の音」がつながって音が変化する現象が英語ではよくあります。その組み合わせは4通りあり、最後の音と最初の音の組み合わせが「子音+母音」、「子音+子音」、「母音+母音」、「T,D,S,Z+Y」となった場合に、音が変化します。

脱落(リダクション)

似た音が隣り合ったときに、一方が他方の音を吸収して、片方の音が聞こえなくなります。スペリング上では確かに存在しているのに、発音されなくなったり、とても小さな音で発音されたりします。

音とスペルが紐付いていない単語を知ることができる

音は聞けるけど正しく書き取りができない場合に、スペルを正しく覚えられていないことがあります。これは、英語の基礎となるフォニックスをしっかり練習してきた方は音とスペルがつながっていますが、フォニックスの学習をしてこなかった方には大きな壁となります。スペル一文字一文字にあてはまる音のルールをしっかりと把握しましょう。

自分がわかっていない文法を知ることができる

理解している文法は、聞き取らなくても自然と書くことができます。文法の理解があれば憶測で書けますが、書けないということは自分が理解できていないということです。特に、「to」「for」「at」などの脱落(リダクション)が起きると書けないことが多いので、文法はしっかりと覚えておきましょう。

ディクテーションのための準備

音源(CD)

聞き取るための音源を用意しましょう。会話文でも児童書(ストーリーブック)でも問題はありません。自分のレベルと合っているものを用意しましょう。

テキスト

ディクテーションは音声を聞いて書き取りを行いますが、正しい英文と照らし合わせて添削をする必要があるため、テキストも必要です。自分が書いたものが合っているのか、必ずチェックをすることが大切です。

ノート

書き取りに使用します。真っ白のノートを用意しましょう。

えんぴつ・赤ペン

書き取りと添削に使用します。添削では、正しい英文がわかるように赤ペンを利用しましょう。

ディクテーションのやり方

それでは、実際にディクテーションをやってみましょう。やり方は簡単な3ステップです。

1. 10 分間タイマーをセットし、テキストを見ずに CD を流す

ディクテーションにかける時間は10分間です。この10分間に、どれくらい聞き取って書けるかを確認します。

2. 1文聞いたら CD を止めて、聞き取れた文章をノートにメモする

1文を聞いたら文章をノートに書き取ります。うまく聞き取れないときは、何度でも巻き戻して繰り返し聞いてみましょう。10分間のタイマーは止めずに、「聞き取り」と「書き取り」を繰り返します。

3. タイマーがなったら終了!添削する

ノートにメモした文章と、テキストの文
章を照らし合わせて、正しく書き取れているか丸つけします。ここで、スペルミスはもちろん、自分の聞き取れていない音や、理解できていない文法がないか、しっかりと確認しましょう。

ディクテーションのポイント

ディクテーションを行う上で、ただ「聞く」「書く」だけではリスニングとライティングの強化になりません。次のことを意識して、繰り返し練習しましょう。

繰り返し聞き直す回数を減らす

10分間で、聞き取れるまで何度も繰り返し聞き直すことは大切ですが、繰り返し聞く回数を減らすことを目指しましょう。正確に一語一句聞き取れなくても、「憶測して理解する」ことも大切です。この憶測ができるようになるには、「前後の文章から意味を理解すること」と「文法の理解」が必要です。繰り返し聞く回数が多い人は、文章の内容をイメージしながら聞くように練習しましょう。文章からイメージがわかないという方は、音読をすることで強化ができます。

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正しく書ける単語や文法を増やす

いくらたくさん聞き取れてたくさん書けたとしても、その単語や文法が間違っていては意味がありません。単語のスペルミスが多い場合は、単語カードを使った反復練習で語彙力を身につける必要がありますし、文法の理解が足りない場合は、自然と正しい英文の並びが身につくまで例文を使った反復練習を行いましょう。

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書き取る文章量を増やす

10分間で書き取る文章量が増えるということは、聞き取れる音が増えているということと、書き取るスピードが上がっているということです。つまり、書き取る文章量を増やすことを目指せば、リスニング力とライティング力のどちらも向上させることができます。

ディクテーションと組み合わせて英語力をあげよう

これまで、ディクテーションについて解説しましたが、「自分には難しいそうだな」「ちょっと大変そう…」などと思った方もいるかもしれません。もしくは、自分の課題はディクテーションでは解決できないと思った方もいるかもしれません。
ディクテーションは、これだけやっておけば大丈夫という完璧な学習方法ではありません。総合的に英語力を上げるには、効果的な学習方法を組み合わせることが大切です。目的に合わせて取り入れてみてくださいね。