英単語の正しい覚え方!語彙力を強化する効率の良い学習方法を徹底解説します

英単語の正しい覚え方!語彙力を強化する効率の良い学習方法を徹底解説します

英語力の基礎である、語彙力。語彙力は、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの英語4技能全ての基礎になっており、英語力は語彙力に比例して成長していきます。英単語を覚えることは、英語学習の中で一番重要な要素と言っても過言ではありません。そして、英語学習の中でも一番時間が必要な作業でもあります。この英単語を覚える作業を、正しく効率的にできれば、みなさんの英語学習は質が高くなり、英語力を上げていくことができるでしょう。今回は、正しい単語の覚え方や効率の良い学習方法を徹底解説していきます。

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語彙力の重要性

語彙力は、なぜ必要なのか。もちろん、単語を知っていないと、英文を読めない、書けない、話せないからです。旅先で、「単語と単語をつなぎ合わせて話したら、なんとか英語が通じた!」というような話をよく聞きますよね。それくらい、単語を知っているということは、英語を使ってコミュニケーションをする上でとても大切なことです。
また、各英語の資格・検定試験でも、レベルに応じた必要語彙数の目安があります。日本人に身近な英検だと下記の図のようになっています。
英検級別必要語彙数
つまり、どれだけ単語を知っているかということが、英語力がどれくらいあるのかという基準になってくるとも言えます。

日本の英語教育方法で単語を覚えても使えない理由

日本の教育でも、とにかく単語を暗記して、単語テストでどれくらい覚えているかチェックするということを授業でやっていますよね。ですが、なぜか日本の英語教育だけを受けて大人になった人は、英語で喋れない人が多いと思います。それはなぜでしょうか?理由は2つあります。英単語を和訳し、単語の意味や発音だけを覚えているからです。

英単語と和訳をイコールで覚えている

英単語を和訳して覚えると、英単語1つに対して日本語の意味を1つで覚えますよね。例えば、”apple”という単語を”りんご”という日本語の意味で覚えることで、単語に対する意味がイコールで繋がります。そうなると、1対1の単語と和訳のセットを膨大な量覚えることになります。英検1級の合格に必要な1,5000の単語を覚えるためには、単語と和訳の1セットを1,5000通り覚える必要があります。だから、単語の暗記が苦しくなってしまうし、忘れやすくなってしまう。

意味と発音だけを暗記している

また、単語を意味と発音だけで覚えることによって、どういうシーンでどのような形で使うのかを一緒に覚えられず、単語の意味と発音が切り離された状態でインプットされてしまいます。そうすると、書くときや話すときの使用イメージが繋がっていないので、使うことができないのです。

使える英単語を身につける正しい学習方法

では、どのようにして単語を覚えると、効率よく語彙力が上がって使えるようになるのでしょうか?キャタルで行っているバイリンガルメソッドを交えてお伝えしたいと思います。

英英辞書を使って意味を調べる

まず、和訳をせずに英語のままで覚えることが大切です。英英辞書を使って意味を調べるとどういう風になるかというと、英文で意味や解説が書いてあります。例えば、”apple”という単語を調べると、

ap‧ple  /  1 [countable, uncountable] a hard round fruit that has red, light green, or yellow skin and is white inside
LONGMAN現代英英辞典より引用

と書かれています。appleという単語の解説に、fruitやred、greenなどの単語が出てきました。つまり、英語で意味を理解すると同時に、たくさんの単語を一緒に覚えることができます。
意味を調べた時にわからない単語が出てきたときは、さらにその単語を調べて理解できるようにしましょう。わからない単語を一つずつなくしていけば、語彙力はしっかりと身についていきます。単語と単語が繋がることで言い換えもできるようになり、語彙が広がっていくのを感じることができるでしょう。

英単語は「情景」で理解する

最初はわからない単語だとしても、その単語が使われているシーンが一度記憶されると、それほど簡単に忘れません。つまり、単語そのものを覚えるのではなく、五感で経験したその時の情景も一緒に覚えることが大事なのです。
例えば、 “fall” と “drop” の単語がありますよね。この単語を見ただけで、違いを明確に説明できるのでしょうか?
おそらく、辞書を引いてもあまり違いがよくわからないと思います。実際に、Oxford Student’s Dictionary で見てみると、以下のようになります。

Fall: to drop down towards the ground.
Drop: to let sth fall

そもそもお互いの単語が意味に含まれてるし(Fall には “to drop”, Dropには “to let sth fall”)、違いなんてあるのか!?と思うかもしれません。このように、単語を見ただけでは説明しづらいと思いますし、説明された側も理解しにくいかもしれません。
しかし、以下の例文を読んだらどうでしょう?

1. The snow was falling.
2. I dropped my pencil on the floor.

例文で読み、その意味をイメージしてみると、雪が自然と落ちている(fall)、鉛筆を落としてしまった(drop)というように、若干ですがニュアンスの違いを感じることができるのではないでしょうか。
このように、英単語が使われている文章と一緒に情景を描くことで、単語の意味だけではなく、どのような時に使うかも理解できます。

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想像力があれば、英単語を覚えられる!

しかし、日本に住みながら英語を学んでいると、普段は日本語での生活ですし、なかなか英単語が使われている場面には出会いませんよね。では、どうすればその英単語を「情景」と合わせて学べるのでしょうか?
情景を描く時に重要となるのが「想像力」です。
さっきの例文でも、イメージを頭の中で描いてみましたよね。それは、想像力を使うことによって可能になります。つまり、英語学習で「想像力」を駆使すれば、情景も描けて、英単語も吸収できるようになります。
想像力を刺激するために使えるのが、英語の絵本などの洋書です。
洋書を読むことによって、「ストーリー」を通して英語に触れて、頭の中でその物語を描き、その「情景」を描くことができます。そうすると、五感で英語を学んでいるように、描いた情景とともに出てきた英単語が一緒に記憶されます。これによって、新しい英単語をしっかりと、効果的に覚えることができます。
「覚える」ということは、暗記ではありません。覚えることを目的として、ひたすら単語帳を開いて読み返しているわけではないのです。「覚える」ことが先に来るのではなく、その英単語が使われているシーンを「想像」することで、より自然にその英単語を「覚える」ことができるのです。
暗記力より何倍も効果的な「覚え方」は、想像力によって実現できます。
次に新しい英単語に出会った時は、是非ともあなたの想像力で、その英単語にまつわる情景を味わい、噛み締めてください。

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効率の良い英単語の覚え方

さて、ここまで正しい単語の覚え方を解説しましたが、単語を覚えるために必要な作業は変わりません。「読む」「書く」にはスペルを覚える必要がありますし、「聞く」「話す」には発音を覚える必要があります。
ここからは、効率よく単語を覚える方法をご紹介します。

ボキャブラリーカードを作成する

日本では普通に生活をしていると英語に触れる機会はほとんどないので、意図的に反復の仕組みを学習に取り入れなければ新しい単語を使えるようになりません。日本のように非英語圏でも十分な英語の量に触れることができれば、英語を使えるようになります。新しい単語を効率的に反復することができる仕組みが、これから紹介する「ボキャブラリーカード」です。
ボキャブラリーカードは、昔から使われているリング付きの単語カードに似ています。大きな違いは、単語カードが単語の意味、つまり訳語を日本語で憶えるのに対して、ボキャブラリーカードは単語の意味だけでなく、例文を通して単語の使い方も憶えます。

ボキャブラリーカードの作り方

実際の作り方をみてみましょう。まず、リーディングなどで知らない単語が出てきたら、英英辞典でその単語を調べます。調べた単語は下の写真のように、オモテ面の上に例文を2つ、下に定義を書きます。そしてウラ面にはその単語を書き込みます。例文は、自分が読んでいるリーディングの本文や辞書の例文を抜き出します。この時、例文のなかの単語は (  ) をつけて、 問題形式にしておきます。表の例文や解説文を読んで、あてはまる単語は何か、という覚え方をします。例文に当てはまる単語は空欄にしておくことがポイントです。例えば”apple”だとしたら、

I like an (   ).
dif / a hard round fruit that has red, light green, or yellow skin and is white inside
※dif=definition(意味・解説)

と書いておくと、例文を見て単語を思い出すことができなくても、解説文を見て思い出すことができます。
また、動詞など活用系がある場合には、例文も活用の種類に合わせて書いておくと、セットで覚えることができるでしょう。
英英辞書で意味や解説を調べ、例文と一緒に単語を覚えるには、ボキャブラリーカードを作成することが一番の近道です。ノートに書いておいてもよいですが、復習するために持ち歩くのは大変ですし、ノートに単語が並んでいると探す手間がかかります。

繰り返し音読する

作ったボキャブラリーカードは、記憶しているかどうかにで分類し、ボックスで管理します。やり方は、作ったカードの例文を音読し、空欄を言えたら◯、言えなかったら☓と簡単なテストをしながら分類するだけです。この時言えなかったものは、☓に戻す前に5回音読をするという簡単なルールを設けることで、覚えていないものだけ何度も口に出すことになります。
反復して音読すると、憶えようと意識しなくても大切な情報だと理解して、勝手に憶えてくれます。作ったカードはゲーム感覚で「わかる」「わからない」に分類して、わからないカードは5回だけ口に出しておけば、何度もやっている間に自動的に単語を憶えることができます。
知らなかった単語カードを作ってそれを音読することで、どんどん憶えていけるという快感は子どもにとって、英語学習そのものの大きなモチベーションになっているようです。半年で6箱 (1箱=200枚) 作った場合、覚えた単語数は1200単語かもしれませんが、それぞれに例文がついているわけです。1つのカードに30ワードくらいは使われていると考えると、1200☓30=26,000 単語分の英語の結びつきが体の中に入っていることになります。
この単語の結びつきがしっかりと体に記憶されていれば、いざ自分が使う時にもすぐに使えます。この英単語の結びつきを作ることが高い英語力を身につけます。

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4技能をできるだけ同時に行う

人は集中しようとするとき、1つの動きに絞ると思います。例えば、スペルを覚えようと思ったときは、ひたすらノートにスペルを書く。発音を覚えようと思ったときは、繰り返し発音をブツブツ唱える。そうすると、どれも切り離された状態でインプットされてしまいますし、バラバラに行えばそれだけ時間が必要になるので、効率よくありません。
4技能を同時に行うというのは、単語の意味や例文を目で読み、口で発音し、その音を自分の耳で聞きながら、同時に書くということです。そうすることによって、効率よく同時に覚えることができます。スペルに自信がついてきたら、書くことを省いて音読(読む・聞く・話す)するだけでも、単語の復習になるのでおすすめです。

語彙力を強化して、英語力を上げよう

いかがでしたか?使える単語の覚え方で、効率よく学習することで、英語の基礎をしっかりと身につけることが英語力を上げる近道です。語彙力なくして、高い英語力は身につきません。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの英語4技能全てにかかわる大切な語彙力。
ぜひ、今回の記事を参考にして、英語力を上げていってくださいね!