苦手なスペリングを克服してライティング強化!おすすめ勉強法 | バイリンガルへの道

苦手なスペリングを克服してライティング強化!おすすめ勉強法

スピーキングやリーディングは得意でも、ライティングやディクテーション時にスペリングが苦手で困るといったご相談を受けることがよくあります。また、英検のライティングなどでスペリングが思い出せなくて減点対象になってしまった…などといった悩みをお持ちの方もいらっしゃることかと思います。

今回はそのような「スペリングが苦手!」という方に向けてスペリング強化方法をお伝えします。

正しいスペリングの習得を日本語学習に置き換えると…

「スペリングが苦手」は英語が母語の子どもたちでも一定数は必ずいます。日本人でいう「漢字が苦手」な子どもと同じです。なのでスペリングの習得方法は、基本的には漢字の覚え方と同じと考えるのがいいかもしれません。日本の小学校でも新しい漢字を学んだら何度も書く練習が宿題に出ますよね。そして定期的に学校で漢字テストが行われ、宿題で間違えたものだけ何度も繰り返して書くということを当たり前のように行っていると思います。

英語学習においてスペリングの定着は日本語において漢字の書き方を覚えるのと同じだと考えたら、そんなにハードルが高いことでもないと感じませんか。

スペリング上達の鍵はフォニックス

スペリング(つづり)と発音には実は法則があり、その関係性を学べるのがフォニックスです。フォニックスをマスターすることができれば、スペリングを丸暗記する必要はなくなります。最近はフォニックスを取り入れる学校や英語塾も増えていますよね。

ひらがなと異なり、アルファベットの発音は1対1で対応していません。例えばアルファベットの”e”は「イー」と読みますが、”pet”という単語は「ペット」となり、「イー」ではなく「エ」という発音が使用されています。この時にフォニックスのルールを習得していれば、「ピート」ではなく「ペット」と分かるのです。

フォニックスのルールを習得していれば、単語が正しく発音できるようになり、スペリングも想像がつきやすくなるのでフォニックスを学んだことのない人はフォニックスを学ぶことから始めるのがおすすめです。

スペリングの覚え方

スペリングの覚え方は実はとってもシンプル。フォニックスを活用する以外に画期的な方法はなく、地道に覚える作業が必要となります。

まずはセルフテスト

何はともあれ、英語の全技能において大事なことはまずは現状確認です。スペリングが苦手!という思い込みだけの時もあるので、 本当にスペリングが分からないのか、どの程度分からないのかをしっかり確認しましょう。フォニックスのルールが習得できていなければフォニックスのルールの再確認から始めてみてください。

実はキャタルでも保護者の方から「スペリングが全然ダメなので強化してください」とご連絡いただき、確認したところ、お子さまに苦手意識はあったものの、フォニックスをベースにしたスペリングテストは満点という結果になったことがありました。意外に毎回ケアレスミスだけということも多いので、きちんと現状確認することが大事です。

何度も繰り返し書いて覚える

オーソドックスですがやっぱり一番効果的な方法はこれ。 特にフォニックスのルールに当てはまらない単語は定着するまで何度も書いて覚えるのをおすすめします。キャタルでも、小さい頃はスペリングが苦手だったという先生にスペリングをどうやって覚えたか聞いたところ、やっぱり何度も繰り返して覚えたと教えてくれました。その先生は間違えた単語を練習するようスペリングノートというものを用意していたそうです!

声に出して覚える

ただスペルを見たり、書いたりするだけではなく、五感を使うことがスペリングをより早く覚えるポイントになります。音源がついた教材を使って正しい発音を確認し、自分で声に出しながら覚えてみてください。音とスペリングを一致させることができれば、リスニングやリーディング力の向上にもつながります。また、声に出すことで発音にも磨きがかかるのでスピーキング力アップにも貢献してくれますよ!

意味もセットで覚える

新しい単語を覚えるときは、発音、意味とスペリングをセットで覚えることができたら一石三鳥ですよね!単語の意味や例文を目で読み、口で発音し、その音を自分の耳で聞きながら、同時に書くことによって、効率よく覚えることができます。

正しいスペリングを覚えていても、単語の意味がわからなければリーディングやスピーキングに役立てることができません。その逆も然りです。どうせスペリングを覚えるなら意味もセットで覚えてリーディングや長文読解にも役立てるように効率よく勉強してみてください。

定期的にセルフテストを忘れないで

冒頭でもお伝えしましたが、スペリングの習得は日本語の漢字を覚えるのと同じ。漢字もしばらく使っていないと忘れてしまうのと同様、スペリングを忘れてしまうことももちろんあります。なので定期的にセルフテストをして、間違えたものだけを何度も繰り返し書くことをしてみてください。「単語を見ながら何回も練習する」ことにフォーカスしすぎず、「見ないで書けるかテストしてみて間違えたものを練習」という勉強法を定着させるのが一番です!

ライティングスキル向上の1つとして、確認しておきたいスペリング。苦手意識があるかもという方はぜひ一度現状確認をしてみてください!