キャタルの特徴の1つとしてよく挙げられる英英辞書の使用。英語を英語で学ぶことを大事にしているため、英英辞書を使用していますが、「いきなり英英辞書を小学生に引かせるのは無理なのではないか」という不安の声をいただくこともあります。
確かに、英英辞書というと英語がずらっと並んでいる分厚い本。小学生にとってはかなりハードルが高いように感じますよね。今日はそんな疑問の声に応えられるよう、英英辞書について説明させていただきます!
キャタルで使用する英英辞書
キャタルではレベルに応じて2種類の英英辞書を使用しています。
Longman Basic English Dictionary
キャタル独自に設定しているレベルでBP1〜BP7の生徒さんはこの英英辞書を使用しています。英英辞書を使用するということに慣れてもらい、英語を英語で理解する習慣を身につけていただきます。この辞書の特徴はよく使われている英単語2000語で意味が説明されている点。比較的簡単な単語で意味が説明されているので、意味を調べてみたところ難しい言葉に遭遇して、その単語をまた調べる…ということにはあまりなりません。逆にいえば、知っておくべき単語しか使用されていないので、よく使われている言葉を学ぶことができます。
(参考)英検3級に必要とされている単語数が1250〜2100語です。また、日常英会話に必要な英単語は2000語と一般的に言われています。
Oxford Student’s Dictionary
キャタル独自に設定しているレベルでBP8以上の生徒さんにはOxfordの辞書を使っていただいています。TOEFLやIELTSの受験準備にぴったりの辞書とされている英英辞書です。Longmanの辞書で英英辞書に慣れ、英語を英語で理解できるようになったらこの辞書にシフトするのがおすすめです。
分かっている言葉を英英辞書で調べると楽しい!
辞書といえば、知らない単語の意味を調べるものという認識が強いかもしれませんが、すでに意味を知っている単語でも英英辞書で引いてみることをおすすめします。特にこれまで英英辞書を使って勉強してこなかった人は単語の意味を日本語で認識しているので英英辞書で英語ではどのようにその単語が説明されるかを知っておくといいでしょう。
例えば”blue”や”school”などの簡単な英単語を英英辞書で調べてみましょう!
「確かに!」という単語の説明ではありませんか?英英辞書は、簡単な英語を使ってイメージとして表現されているのが特徴的です。知らない単語だけではなく、すでに知っている単語を調べるのも英英辞書のおすすめの活用方法です◎
電子辞書ではなく紙辞書がおすすめ
最近では紙辞書を使う人も減ってきたように感じています。紙の辞書は重く、ネットや電子辞書ですぐに意味をチェックできるのはやっぱり便利ですよね。それでも紙辞書には電子辞書にないメリットがあることからキャタルでは全員に紙辞書を使用していただいています。
メリットの1つが紙辞書には一覧性があること。類義語や例文が目にすぐに入ってくることはもちろん、調べた前後の単語なども自然と目に入ってきます。長く紙辞書を使えば使うほど、見たことがある単語が増え、知っている単語が増えるのです。また、紙辞書は単語を見つけた時の達成感を味わうことができます。慣れるまでは時間がかかる作業にはなりますが、調べた単語を見つけるまでの過程もとても大切です。キャタルでは調べた単語はハイライトで印をつけるので、たくさん単語を調べれば調べるほど印が増え、勉強したという実感も湧きます。
自分のレベルにあった英英辞書を
キャタルでは、冒頭のようなご質問をいただいた際「自分のレベルに合った英英辞書を使うことが大切で、レベルが合っていれば英英辞書を使用することは難しすぎることではありません。」とお伝えしています。abcから始めるお子さまに英英辞書は難しすぎますが、英検3級程度のレベルのお子さまが英英辞書を使用することは全く問題ありません。ぜひお子さまのレベルにあった英英辞書を探してみてください!
ちなみに代表の三石も大学時代から英英辞書を使用していたそうですが、その理由は「英英辞書を持っている方がかっこよく見えるから」だったとか(笑)英英辞書の使用に抵抗のあるお子さまでも、「英英辞書の方がかっこよくない…?」の一言で案外使ってみてくれるかもしれませんよ。
その他にも、英語学習において疑問点やお悩みがございましたらお気軽にご連絡ください(Twitter @cataljp)!ブログにて皆様のお悩みに回答させていただきます◎