英語学習のモチベーション維持に必要な2種類の目標 | バイリンガルへの道

英語学習のモチベーション維持に必要な2種類の目標

英語学習は長期戦です。そのため、長く勉強し続けるためのモチベーション管理が欠かせませんが、モチベーションを維持するのが難しいというご相談をよくいただきます。

モチベーションを維持するためには勉強を頑張りたいと思える理由、すなわち頑張る目標が必要ですが、2種類の異なる種類の目標を持つのがいいことを知っていましたか。今回は英語学習におけるモチベーションをキープするために必要な2つの目標についてご紹介します。

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モチベーションアップへの2つのアプローチ方法

モチベーションをキープするためのポイントとして2種類の動機付けがあります。あなたは何のために英語を勉強していますか?という問いを例に見てみましょう。

Extrinsic Motivation (外発的動機付け)

外発的動機付けとは評価や報酬を求める動機付けのことを指します。外発的動機付けには目に見える、分かりやすい目標が多いです。例えば英語学習においては「あなたは何のために英語を勉強していますか?」の問いに対して下記のような答えが外発的動機付けに当たります。

  • 学校のテストの点数を上げたい
  • 入試で必要だから
  • 英検に合格したい
  • 留学をしたい
  • 英語ができた方が将来高収入を望める

これらは目標を達成したか否かがとても分かりやすくていいものの、目標を達成した場合に燃え尽き症候群に陥る可能性も高く、長く英語学習を続ける動機付けにはなりません。

例えば、英検準1級を目標にこれまで英語を勉強していた人が、英検準1級を合格した途端に英語を勉強しなくなり、結果的に英語力が下がるといったことがあります。英語という言語は使わないと忘れてしまうため継続的な勉強が必須です。そのためには外的動機付けだと英語学習へのモチベーションが長続きしないのです。

Intrinsic Motivation (内発的動機付け)

もう1つ、内発的動機付けと呼ばれるものもあります。これは自分の内側から自然と出てくるモチベーションです。例えば英語学習においては「あなたは何のために英語を勉強していますか?」の問いに対して下記のような答えが内発的動機付けに当たります。

  • 英語が話せるかっこいい人になりたい
  • 夢を達成して、人からめざされるような存在になりたい
  • 海外で学び、医療の進歩や地球温暖化の防止に貢献したい

これらは終わりがない目標となっているため、長く英語学習を続けるにあたってはとても良いモチベーションとなります。このような目標を持っていると自発的に学べ、生産性が高く英語学習を続けられるでしょう。しかし、先月よりかっこよく英語が話せるようになっているかなどを確認するのは難しく、結果が見にくいという欠点もあります。

英語学習の中に「かっこいい」を見つける

内発的動機付けにおいて特にお勧めなのが憧れの存在や対象を持つことです。かっこいいと思った人に憧れる力を持つことは英語学習を頑張る何よりのモチベーションになります。

かっこいい人を見つけたらぜひその人の真似をしてみてください。初めはかっこ悪くて恥ずかしいかもしれませんが、諦めずにその人の真似をし続けることで徐々に自分自身もかっこよくなることができます。例えば、キャタルの先生がかっこいいと思ったら、その先生の英語の発音を真似してみるところから始めましょう。先生がかっこいい言い回しを使っていたら自分も使ってみるのです。その他にも映画やコンサート、Ted tTalksなどでかっこいい人を見つけ、その憧れを英語学習のモチベーション維持につなげることができます。

外発的動機付け✖️内発的動機付けの両方を持つ

英語学習においてモチベーションをキープする一番の方法は外発的動機付けと内発的動機付けの両方を持つことになります。例えば、留学をする(外発的動機付け)という分かりやすい目標と、キャタルの先生みたいにかっこよく英語を話せるようになりたい(内発的動機付け)をというゴールのない長期的目標を持つことでモチベーションの維持が可能です。

どうしても身近な「学校の成績をあげる」や「英検に合格する」ばかりを考えてしまいがちですが、ぜひ学校の成績が上がったらどうしたいのか、英検に合格したらどうしたいのか、という少し先のことにも目を向けてみてください。内発的動機付けは漠然とした願望で問題ありません。外発的動機付けは短期的なモチベーションアップには有効ですが、長期的な学習が欠かせない英語学習においては内発的動機付けも一緒に考えてみることをお勧めします。

外発的動機付けと内発的動機付けの両方を持って成長速度を保ちながら英語学習を頑張りましょう!