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スーパーグローバルハイスクールの幹事校、筑波大学附属高等学校。


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<学校の概要>

国立大学法人筑波大学附属高等学校(以下、「同校」という)は東京都文京区にあり、1872年に創設された師範学校に起源をもつ。
2014年度からスーパーグローバルハイスクールの幹事校となり、現在は在日外国人・在外日本人学生を対象とする入試も行っている。筑波大学には他に2つの付属高等学校があり、その1校はSGHである。
筑波大学附属中学校からの進学は約160名であり、中学3年生の約8割にあたる。そして同校は、東京大学や早稲田大学へ多数の合格者を輩出している進学校である。

 

<基本情報>

★スーパーグローバルハイスクール(SGH)
★SGH研究構想名:小・中・高・大が連携した課題解決によるグローバル人材の育成

学校属性:国立・普通科高校
校訓:自主・自律・自由
系列校:筑波大学、筑波大学附属中学校、筑波大学附属小学校など
教育体制:中高一貫校
生徒数:725名(2014年)
共学/別学:共学
学期:2学期制
学費:17万1600円(初年度、2014年)
学生/教員比:18/1 
帰国子女の受入:有
国内大学進学実績:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京大学(2014年)
海外大学進学実績:(2014年)

 

<学校の特徴>
英語の授業で4技能を学び、3年生は英作文コンテストに参加する

英語をコミュニケーション手段として捉え、聞く、話す、読む、書くという4技能に等しく力を入れる。なお、筑波大学付属中学校の英語教育でも、聞く・話すというコミュニケーションスキルを重視し、バランスの良い英語力を育成する方針である。
1年生は週1回ネイティブスピーカーの授業を受け、パスナビによると、3年生全員が全国高校生英作文コンテストに参加している。
2015年2月に開催された1年生を対象とするシンポジウムでは、筑波大学の留学生がシンポジストとして英語で話し、ハンドアウトや生徒からの質問も英語であった。
自主的に留学又は海外研修に行く生徒数は、2013年度には150人(全校生徒の約20%)であったが、180人を目標としている。また、2013年の帰国・外国人生徒の受入れ(留学生を含む)は30人であり、今後は40人を目標としている。

 

東大、早稲田、慶應義塾の合格者が多い進学校

2014年の大学合格者数は、東京大学29名、早稲田大学97名、慶應義塾大学58名、上智大学31名などで、国立大学医学部に16名が合格した。2013年度は、東京理科大学に19名が合格している。
2013年に国際化に重点を置く大学 へ進学した生徒の割合は66%であった。SGHプログラムを履修した生徒が筑波大学へ入学できる制度を構築する予定で、生命環境学郡生物資源学類から開始する。
1・2年生は、芸術と理科以外は必修で、3年生は授業を選択し、文系・理系コースといった区分はせず、個別の時間割を作っている。同校の教育を他校の先生に紹介する教育研究大会を開催するなど、教育研究に力を入れている。

 

スーパーグローバルハイスクールに指定され、幹事校となる

2014年スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、小学校から大学までが連携して課題解決に取り組む構想である。グローバル人材となるために必要な能力は、課題の発見、調査研究、グループディスカション、解決法の提案という問題解決学習で育成する方針である。また、コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力をもち、語学力を高めることが重要だと考えている。
土曜日の授業のうち1~2時間など、総合的な学習の時間をSGHのためのスタディに充てる。スタンフォード大学のReischauer Scholars Program と連携して、英語でオンライン授業を行う試みがあり、日米の高校生の合同授業を検討している。
なお、同校はSGHの幹事校として、情報共有ネットワークを構築するなど、中心的な役割を担っている。SGHに共通する課題やニーズを把握し、解決方法を提案するなど、この制度に深く関わっている。

 

SGHの課題研究を通じて英語によるプレゼンや論文作成を行う

「オリンピック・パラリンピック」、「地球規模の生命・環境・災害」、「グローバル化と政治・経済・外交」という課題に取り組むため、オリンピック教育やフィールドワークを行い、模擬国際ビジネス交渉や模擬国連に参加する。研究成果について英語で論文作成し、発表を行うこともある。英語で発表・討論するために、イングリッシュルームに参加し,英語やプレゼンテーションのスキルトレーニングを受ける。

 

シンガポールの高校と交流するなど、研修プログラムを実施している

国際交流については、2006年度からシンガポールのホワチョン校(Hwa Chong Institution)と交流し、相互留学も行っている。2014年度は7名が、ホワチョン校へ短期留学し、ホームステイを経験した。
また、アジア太平洋青少年リーダーズサミット、国際ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラムなど、海外で行うプログラムに数名の代表生徒が参加している。グローバルリーダーを育成するためのSGHプログラムとして、色々な研修プログラムに参加し、事前・事後に英語の研修やプレゼンテーションを実施する。

 

まとめ

国立大学や難関私立大学への進学も望める名門校であり、入学試験における生徒の英語能力は高いといえる。SGHとして英語を学ぶ機会が増えると、大学入試や卒業後において、さらなる強みになる。
合格実績からみて、卒業生は社会のなかでリーダーとして活躍しているだろう。また、医学部など理系学部へ進学するにも適している。長年の歴史と研究成果を教育に生かし、SGHに関する情報にも詳しいため、教育プログラムに期待できる。

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