英英辞書を使った語彙力強化とは


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今回は英語のボキャブラリーの強化についてです。 キャタルのボキャブラリー強化の方法は、英英辞書を使うこととボキャブラリーカードを作ることの2つです。 英英辞書を使うのは英語を英語で学ぶことで英語脳が作れるからで、ボキャブラリーカードを作るのは反復学習が可能になるからです。それぞれ考えてみましょう。

まず英語脳という言葉がいろいろな使われ方をしているので、その定義から考えてみたいと思います。英語を使えるというのは、英語で発信された情報を受け取り、それに英語で返すことです。このインプットとアウトプットのやりとりを日本語を介すことなく、英語だけでおこなえる脳の力が英語脳(英英脳)と言われるものです。

これに対して、 英語で入ってきた情報を一度日本語に変換して理解し、今度は自分の言いたいことを日本語から英語に訳して返す脳の力を「英和脳」と呼びます。受験をゴールとする日本の英語の授業の中では、英文和訳や和文英訳ができる「英和脳」を持つ人が英語ができる人だと考えられてきました。しかし「英和脳」では、日本語に変換する際の脳への負担が大きく、即座に相手の言っていることを理解したり、言いたいことを伝えたりすることができないという致命的な問題点があります。

「英英脳」は英英辞書を使って培われ、「英和脳」は英和辞書を使うことで形成されます。具体的に英英辞書と英和辞書の表現の違いを見てみましょう。

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英和辞書では、英単語と日本語の意味の結びつきが強調されているのに対して、英英辞書では、その言葉の持つ本来の意味をより簡単な英語を使ってイメージとして表現することが意図されています。「英和脳」で単語を憶えるためには、英語と日本語の一対の組み合わせを単語の数だけ覚えなければいけないのに対し、「英英脳」では既に知っている英単語を新しい単語と関連付けていくので語彙数が上がれば上がるほど単語を憶えるのが楽になっていきます。また「英英脳」を鍛えると、単語を覚えながら言い換え力や説明力が鍛えられるのに対して、「英和脳」では語彙力強化を通じてこのような力を身につけることはできません。

● 『英和脳』 の人の英語を使うときの回路
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日本語変換の部分で大きな脳力を使う。
日本語と英語の小さなニュアンスの食い違いが、完全な理解を阻害する。

● 『英英脳』 の人の英語を使うときの回路
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英語だけの思考だからスムーズ。
英語で聞いて、英語で理解し、英語を話す。完全な理解が可能。

既にご理解頂いているよう、英語を使えるようになるためには英語で完結する「英英脳」を作ってあげることが大切です。そのために英英辞書は、「英語ではこういう意味ですよ」と常に近くで教えてくれる家庭教師の役目を果たしてくれます。英英辞書を使って自分の周りのことを英語で表現できるようになると、それを子どもは楽しいと感じます。
そして、ここでも大切になるのは自分の英語力に合った英英辞書を選ぶことです。子どもに使わせようと、家にある古い英英辞書をもたせる親御さんもいらっしゃいますが、英英辞書といってもネイティブ向け、学習者向け、初心者向け、上級者向けとたくさんの種類があります。その生徒さんのレベルにあった本と辞書を選べば、調べた単語が全然知らない単語で説明されている、なんてことはまず起こりません。

また、 英英辞書を使ってその言葉が本来の持つ意味を理解していくのはとても大切なことです。英和辞書を使っていると英語と日本語の意味は一対になっていると考えがちですが、dogのような簡単な単語でさえ日本語の「犬」と完全一致するわけではありません。それぞれの単語は違う文化の中で違う使われ方をしてきたわけですから、当然その言葉が持つ本質的な意味は異なります。英語圏の文化を理解し、正しい言葉の使い分けができるようになるためにはその言葉が本来的に持つ意味を理解することが大切なのです。

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