小学校から英語教育が導入されるようになり、どんどん早まる英語教育。最近では英語を活用した受験についてもご相談いただくことが増えています。
今回は、2022年度より新たなクラスが創設されることで注目を集めている三田国際学園中学校・高等学校をご紹介します!英語教育に注力した中学に進学を検討されている方はぜひご確認ください。
三田国際学園中学校・高等学校の概要
1902年に創立された東京世田谷区(最寄り駅用賀駅より徒歩5分)にある中高一貫校です。世界標準の教育の実践をめざし、STEM教育、多様性教育、ICT教育などに力を入れているのが特徴の私立学校になります。
三田国際学園中学校・高等学校の基本情報
- 学校属性:私立 中学校・高等学校
- 教育理念:知好楽
- 生徒数(中学校):男子288名 女子336名(2021年4月現在の情報)
- 共学/別学:共学 (2015年から)
- 学期:3学期制
- 学費:1044,900円(中学初年度2020年度入学生の場合・入学金含む)
- 帰国子女の受入:有
- 国内大学進学実績:秋田大学、東京理科大学、早稲田、慶應、上智、ICU、立命館大学、GMARCHなど
- 海外大学進学実績:カリフォルニア大学デービス校、ミシガン州立大学、ペンシルバニア州立大学、コロラド大学ボルドー校、マンチェスター大学、アムステルダム大学、台湾大学など
三田国際学園中学校の特徴
2022年度より三田国際学園中学校では新クラスのスタートが発表されました。
インターナショナルサイエンスクラス(ISC)が新設
2022年度より、新たにインターナショナルサイエンスクラスが新設されると発表されました。国際生と科学的思考が身に付くハイブリッド型のクラスとなっており、英語力に関係なくクラスは構成されるようです。英語の授業に関してはレベルに応じて3つのクラスに分けられる他、インターナショナルティーチャー(外国人教師)が副担任として生徒と密に関わります。また、基礎ゼミナールと呼ばれる、各生徒が興味に合わせて講座を選び、調査・研究・ 論文執筆を行うクラスがあることも特徴です。
新インターナショナルクラス(IC)の誕生
インターナショナルクラスでは英語力に関係なくクラスが構成されますが、英語力に応じてAcademyグループ(帰国生対象)・Immersionグループに分けられます。Academyグループでは英語や主要教科の授業は、英語力に応じた2グループ編成で行われ、Immersionグループでは英語・数学・理科・社会の授業が段階的に英語に移行していくとのことです。
全科目が英語で学べるAll Englishかつ担任の先生もインターナショナルティーチャーと全てが英語で行われるクラスで「使える」英語力と多様性を身につけることで、海外進学という選択肢を身近に感じられるクラスとなっています。
インターナショナルサイエンスクラス/インターナショナルクラス入試概要
2022年度入試の概要
<インターナショナルサイエンスコース>
- 試験日:2022年2月1日(火)〜2月4日(金)*
- 募集人数:男女計70名
- 出願期間:2022年1月10日〜試験前日15:00
- 出願資格:2022年3月に小学校卒業見込みの者または同等の資格を有する者で、2009年4月2日~2010年4月1日に生まれた者
- 受験料:25,000円
*詳細は2022年度募集要項をご確認ください。
<インターナショナルコース>
- 試験日:2022年2月1日(火)〜2月2日(水)*
- 募集人数:男女計60名
- 出願期間:2022月1月10日〜試験前日15:00
- 出願資格:2022年3月に小学校卒業見込みの者または同等の資格を有する者で、2009年4月2日~2010年4月1日に生まれた者
- 受験料:25,000円
*詳細は2022年度募集要項をご確認ください。
<国際生入試>
- 試験日:2021年11月26日(金)/12月14日(火)*
- 募集人数:男女計30名
- 出願期間:2021月11月8日〜
- 出願資格:2022 年 3 月小学校卒業見込みの者または同等以上の学力がある者で、以下に該当する者。 ①2009年4月2日~2010年4 月1日に生まれた者。②保護者の転勤等に伴い、海外に継続して 1 年以上在住し、帰国後 3 年以内(2019年4月以降 帰国)の者。またはそれに準ずる海外在住経験者等
- 受験料:25,000円
*詳細は2022年度国際生募集要項をご確認ください。
英語試験+面接のみで受験可能!
三田国際中学校の入試は、インターナショナルコース・インターナショナルサイエンスコースの両方で英語を活かした受験が可能になっています。インターナショナルコースでは英語試験と面接のみ、インターナショナルコースでは英語試験と作文、面接で受験が可能です(国際生も同様です)。
三田国際中学校の英語入試対策ポイント
英語試験の過去問題傾向と対策
公式ホームページでは英語試験の過去問題は公開されておらず、英語による出題・解答であること、「Reasoning」「Listening」「Reading」「Writing」の4部構成で、記述を中心にした出題であることのみが記載されています。レベルとしては数年前から上がっているとの情報があり、英検準1級レベルの英語力が必要と言われています。
受験を検討されている方はぜひ学校が開催する、学校説明会及びオンラインガイダンスにて入試情報が共有されるとのことなので参加することをおすすめします。
Reasoning
Reasoningは算数の問題のため、英語で算数の問題を解く練習をしておくことをおすすめします。例えばsimple interest(利息)を求める問題や、probability(確率)を求める問題、area(面積)を求める問題などが解けるような対策が必要です。算数でよく使われる下記のような英単語やフレーズも合わせて勉強しておくことをおすすめします。
- sum, subtract, multiply, divide
- odd number, even number
- round the number to the nearest tenth
Listening
長文のリスニング(長文を聞いた上で、5つ程の選択問題を解く)問題がサンプル問題では出題されています。事前に問題に目を通すことができるので、問題を確認した上で聞き取らなければならない情報を聞き取れるかがポイントになります。対策としては長文リスニング問題の練習とリスニングをしながら必要な情報のみメモをとる練習をすることをおすすめします。英検のリスニング問題は比較的短文なのでそれ以上の長文のリスニングの対策を行うことをおすすめします。
Reading
長文読解問題がサンプル問題では出ています。また、選択問題ではなく記述問題となっており、本文中から丸ごと抜き出した回答は不正解となることが明記されています。必ず自分の言葉にリフレーズして(言い換えて)、文章で回答できるよう事前に練習しておく必要があります。
Writing
与えられたお題に関して賛成か反対かを選択し、意見をまとめるライティング問題がサンプル問題では出題されています。文字数の制限はなく、自由に記述することができます。サンプル問題では”Success usually comes to those who are busy to be looking for it”という格言に対しての意見を求める問題が出ていました。自分の意見を、順序立てて「①賛成か反対か②その理由③まとめ」となるようにきちんとした構成で書けるように練習をしておくことをおすすめします。
英語を強みにした中学受験
三田国際中学校では帰国生ではなくても英語を活かして受験をすることができます。英語力を活かした中学受験を希望されている方はぜひ検討してみてください。また、三田国際中学校は英語未経験者でも、英語以外の4科目受験でインターナショナルクラスに進学することも可能です。実際に4科目受験でインターナショナルクラスに入学し、学校の授業についていけるよう、キャタルで英語を学んだ生徒さんもいます。
また、ExtraHour制度を活用してみた国際学園中学校インターナショナルコースの試験に備えた生徒さんも。
英語塾キャタルは、英語を活用した受験のサポートを行っております。英語が活用できる中学入試の受験合格実績としては三田国際学園中学校、かえつ有明中学校、開智日本橋学園中学、広尾学園小石川中学校、洗足学園中学がございます。中学受験・高校受験に向けて英語に特化して勉強したい!という方はぜひお気軽に無料体験レッスンでご相談ください。学習カウンセラーがお子さまにあった学習計画を提案させていただきます。無料体験レッスンのお申込みは以下のバナーから3分で完了します。