成蹊高等学校からセントポールズ校(St Paul’s School)への留学について解説 | バイリンガルへの道

成蹊高等学校からセントポールズ校(St Paul’s School)への留学について解説

成蹊の国際交流プログラム

この記事はキャタルの中でも多くの生徒さんが通っている、武蔵野市、吉祥寺エリアの私立一貫教育の雄、成蹊高等学校からセントポールズ校(St.Paul’s School)への留学制度について考えてみたいと思います。

成蹊高等学校から米国留学する制度について

成蹊高等学校の卒業生の多くは大学受験をするので、一貫教育とはいえ、多くの生徒がエスカレーター式で大学まで進学する他の一貫校とは一線を画している印象があります。だからこそ、受験の重要科目である英語には、各家庭が高い意識を持って取り組んでおられます。留学に対しては、実力と体験の両方を得ることができることから積極的に考えられているご家庭が多く、そういう意味では、いかに早くから本人がやる気になるかが、留学成功の分かれ目になりそうです。

タイミング的には、中学は部活と学校の勉強が忙しいので、比較的各自の進路によって自由も裁量も大きくなる高校で、留学を考える方が多いようです。その意味で、高校の長期留学の国際交流プログラムは、奨学金が出るプログラムや、学年を落とさずに留学できるいわゆる進級留学ができる制度があるので、人気が高いです。限られた席を、誰が取るのかは注目されているようです。

セントポールズ校(St. Paul’s School)の歴史

今回は、長期留学の国際交流プログラム対象の3校の中でも一番人気の呼び声が高い米国ニューハンプシャー州にあるSt. Paul’s Schoolの特徴と選考について考えます。

St Paul’sはカナダ国境の南に位置するニューハンプシャー州コンコードにある米国屈指のボーディングスクールです。ボーディングスクールとは、Boarding=寄宿の名の通り、全寮制の学校の意味で、St. Paul’sは中でもTOP10校と称されるThe Ten Schoolsのひとつです。創立から160年以上の歴史を誇り、ボストン市街から北西にクルマで75分、日露戦争講和の大西洋沿岸の地、ニューハンプシャー州ポーツマスからは西に60分の場所に位置しています。

成蹊学園との交流は1949年からはじまり、昨年70周年を迎えています。このプログラムの卒業生としては、三菱商事の元社長の槙原稔氏、プリンストン大学名誉教授の清水義明氏がいますが、ご両名ともSt. Paul’sから成蹊には戻らず、そのままハーバード大学に進学されています。ちなみに筆者の同級生の成蹊高校卒の友人に聞くと、彼の代でSt. Paul’sに行った人は、プログラム終了後一度成蹊高校に帰ってきた後、医学で有名な
Johns Hopkins大学に進学したそうです。

セントポールズ校(St. Paul’s School)の特徴

次にSt. Paul’sの特徴についてです。
基本的にボーディングスクールは、少人数で授業が行われます。教師ひとりにつき生徒は多くても12名くらいまでで、数学でも少人数で円卓に座り議論をしながら学ぶスタイルで学ばれています。St. Paul’sでの生徒・教師の割合はおおよそ「6:1」となっており、基本的には修士以上の学位をもった教師陣が、日本の学校教育では考えられないほど生徒一人一人の個性を伸ばすことを重視しています。

米国以外のインターナショナル生徒の割合は両校とも2割弱とのこと。ボストンで育ったキャタルメンバーの情報によると、St. Paul’sは特に理科学習とスポーツに強く、卒業生はハーバード、イェールなどのアイビーリーグや世界トップクラスの大学に進学するようです。こちらは余談としてですが、St. Paul’sは聖公会系に属し、聖公会的な道徳を教えたり、キャンパスにあるチャペルで宗教儀式などを行ったりしていますが、「親の影響で行くけど自分自身は非宗派」という生徒も多いようです。

セントポールズ校(St. Paul’s School)の選考

気になる選考について。
はじめに書類の選考があり、これをクリアすると校内での面接があります。書類の選考に関しては、英語の成績に加え、全科目の評定も重視されているとのことです。ちなみに、TOEFL iBTとSSATのスコア提出は必要ありませんが、留学する生徒の多くが成蹊に復学への道を選ばずに退学してSt. Paul’sを卒業しているようです。積極的に現地の授業を理解し、良い成績を修めていくためには、渡航までには英検準1級、さらにできればTOEFL80-90点を目標を視野にいれて準備しておくことが必要です。留学生として「常に帰国子女が選ばれている」という状況でもないようで、全科目に渡って優秀な英語ができる生徒が毎年1名選ばれているようです。

まとめ

募集人員1名と狭き門ではありますが、帰国子女以外にもチャンスのある米国トップクラスに位置するボーディングスクールへの1年以上の留学は、そこから得られる経験や体験だけでも魅力的です。また、初年度は全学費が奨学金で賄われます。ボーディングスクールの一年の学費は、成蹊高等学校の5-6倍ほどですので、家庭にとっても負担が少ないことも人気の秘密です。

英検準1級、TOEFL100点をとって留学へ

英語塾キャタルのレッスンは、英語の本を読み、英英辞書で意味を調べ、英単語を英語のまま学ぶことで英語脳を育てます。もちろん、バイリンガルコーチも英語でレッスンを行います。留学で手に入る英語だけに囲まれるのと同じ環境で学ぶことができるため、集中して英語力を上げていくことができます。

英語塾キャタルでは、子どもたちがバイリンガルと同じ方法で英語を学び、高い英語力を身につけることで、自分の夢を叶えるための道を切り開くことができると考えています。

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