中学3年から準備し、念願のブリティッシュコロンビア大学へ。TOEFL100点を取得後のアフターストーリー | バイリンガルへの道

中学3年から準備し、念願のブリティッシュコロンビア大学へ。TOEFL100点を取得後のアフターストーリー

今回ご紹介するのは、現在カナダにあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)1年生のK.Iさん。中学3年からキャタルに通い、高校卒業後は、キャタルで教師としても活躍。実はK.Iさんには2年前にもTOEFL100点を取得した生徒さんとしてインタビューをしたことがあります。現在バンクーバーではコロナの影響がほとんどなく、すでに通常通り授業が行われているとのこと。高校2年でTOEFL100点を取得してから出願したトロント大学含む3つの大学全てに合格するまでのお話、そして現在の大学生活についてお聞きしました!

英語学習への取り組み

GAFAで働きたいという将来の夢を叶えるためには英語が必須。そのためにもTOEFL対策ができる塾を探してキャタルを見つけたのが中学3年の時。それから約2年で目標としていたTOEFL100点を達成しました。その後も海外大学進学に向けて英語学習を継続するため、キャタルには変わらず通い続けました。キャタル以外ではTOEFLに必要な単語を個人的に勉強する程度でしたが、TOEFL100点取得1年後の高校3年の秋に再びTOEFLを受験し、108点を取得することができました。

数ある海外大学からUBCを選んだ理由

カナダにあるブリティッシュコロンビア大学

初めはアメリカの大学に進学することも考えていました。が、アメリカの大学はSATのスコアが必要となる場合が多いことから、高校2年になってからアメリカではなく、TOEFLだけで出願ができるカナダの大学に志望校を変更しました。勉強したいことや、出願条件などを調べていくうちに志望校はブリティッシュコロンビア大学・トロント大学・サイモンフレイザー大学の3つに絞ることができました。

一番早くに合格が出たのはトロント大学でした。Early Admissionで出願していたので12月に合格をいただきました。残りの2大学は3月まで結果が出ませんでしたが、両方合格をいただくことができ、ブリティッシュコロンビア大学を選択しました。

バンクーバーで驚いた2つのこと

カナダのブリティッシュコロンビア大学のビーチ

大学内にあるビーチ

ブリティッシュコロンビア大学にきて一番びっくりしたことは大学キャンパスの大きさです。大学内には何個もおしゃれな図書館があり、大学内にはビーチもあります。敷地内にある寮から授業を受ける教室までは歩いて20分かかるのが当たり前で、まだ大学キャンパスの15%位しかみれていません(笑)寮の横にはテニスコートもあり、大学に入ってからテニスを始めました!

もう1つ驚いたことは、雨の多さです。ブリティッシュコロンビア大学があるバンクーバーは年の半分くらいが雨と言われており、冬はほぼ毎日雨のような状態です。友人によると秋学期(9~12月)は2日連続で晴れになることはほとんどないとのことでした。

準備不足を感じたのは英語ではなかった

ブリティッシュコロンビア大学図書館

大学にあるたくさんの図書館の内の1つ

勉強が大変なことは入学前から聞いていて覚悟していたのであまり大きなギャップはありませんでした。ただ、授業前と授業後の両方にやらないといけない課題がたくさんあることは予想外でした。授業の多くは事前に指示された動画や教科書を読み、読んでいることを前提に授業が行われます。なので復習も大事ですが、それ以上に予習が大事です。分からないことがあった時は教授やTA(ティーチングアシスタント)のオフィスアワー*に行き、個別で質問して教えてもらっています。授業だとかなり早いペースで進んでしまうのですが、オフィスアワーで直接質問をすると丁寧に教えてくれて助かりました。

唯一、もう少し日本にいる準備をできていたらと思ったのが高校時代の数学や化学の教科書を見直しておくことです。専攻を決めるのは2年目からですが、computuer science(情報科学)専攻を希望なので現在は理系の授業を中心にとっています。高校で習ったことなどと重複する部分も多いのですが、日本語でもうろ覚えのことが多く、すぐに脳内にある記憶や知識と結びつけることができていません。事前に日本語でも復習ができていたら、もう少しスムーズに英語でも学ぶことができたなと感じています。

*オフィスアワー:教授やTAが自身のオフィスで生徒が自由に立ち寄って質問ができるように設定している時間のこと。

キャタルでの日々を振り返って

キャタルやキャタルの先生に出会えたことでTOEFL100点を取れた

まだ生徒としてキャタルに通っていた時。当時お世話になった先生と。

カナダの大学は夏入学のため、高校を卒業後は週2回ほど、キャタルで先生として働かせていただきました。もともと誰かに何かを教えるの大好きだったので、キャタルでの仕事は楽しかったです。生徒としてキャタルに通っていた時も、キャタルの先生のレベルの高さには驚いていましたが、教師として働くようになってそれをさらに実感するようになりました。特にすごいなと思ったのは、先生たちの低学年や英語初心者の生徒さんに対する接し方です。英語が全く分からない生徒さんに対して日本語を使わず工夫しながら英語で教えることが自分にとっては難しく、周りの先生たちがやっている様子を見て学ばせていただきました。

また、働き始めてすぐの頃レッスンで担当した英語の初心者レベルだった生徒さんが、数ヶ月後、再びレッスンを担当させてもらうと、びっくりするくらい英語力が伸びていたこともありました。キャタルのメソッドに沿って、きちんと学習し続けたら、これだけ英語力が上がるのだというのを改めて感じた出来事でした。

海外の大学に行く・行かないに関わらず、日本以外の国の人とコミュニケーションを取る手段としては英語がやっぱりベストだと思います。カナダでも日本に興味を持ってくれている方にたくさん出会いましたが、日本に興味を持ってくれている人は世界中にたくさんいると思います。そんな方々にもっと日本のことを伝える時にも、日本に来てくれた際に日本を紹介する時にも英語がやっぱり必要です。英語は勉強していて損はないと思うので、今キャタルに通っている生徒さんにはぜひとも、短期的な結果に左右されることなく、頑張って英語を勉強し続けてほしいなと思います。

海外大学に興味があるなら早め早めの準備を

海外大学に行きたいかもと考えている人に伝えたいことは「準備は早ければ早いほどいい」です。私の場合、中学3年から準備を始めましたが、キャタルに入塾した際は「高校3年までにTOEFL100点はちょっと時間的に厳しいかもしれない」と言われました。結果的に間に合ったのでよかったですが、TOEFL100点はそれぐらいレベルが高く、そこまで到達するのには時間がかかります。中学3年の時点で大学について考えている人は少ないかもしれませんが、実は中学の頃から大学の選択肢について考えておくことはとても大事なんです。

実際に中学3年の時点で海外大学に関する情報収集を始めたことで、高校3年間の成績がとても大事なことを高校入学前に知ることができました。そのおかげで、高校時代はTOEFLと高校の成績にフォーカスして準備を進めることができました。もしそのことを知るのがあと少し遅かったら、海外の大学に行くことを諦めていたかもしれないし、出願しても不合格だったかもしれません。

解説
UBCは出願時にTOEFLのスコアと高校の成績書、エッセイが必要。トロント大学はTOEFLのスコアと高校の成績書のみ。大学によって出願時に必要な書類は異なりますが、海外大学では高校での成績が重視され、多くの場合高校のレベルは確認されないので所属している高校内で成績上位にいることが重要になります。

まずは現地企業でインターンシップ経験を

UBCが提供しているインターンプログラムに参加することが直近の目標です。このプログラムに合格すると、卒業が5年に伸びるのですが、その代わり1年以上、カナダの企業でインターンをすることができます。インターン期間中は授業を取る必要がなく、給料が会社から支払われ、単位も大学から付与されるというとても魅力的なプログラムです。将来的にはやっぱりGAFAのような海外企業で働くことを考えているので、そのためにもインターンシップ経験は必須になると思っています。

まずは、まだ大学生活が始まったところなので、新しい環境を楽しみたいです。そして2年目で希望通りComputer science専攻に進めるよう勉強を頑張りたいと思います。