TOEFLとは、大学進学後、交換留学にいく際の募集要項にもTOEFLの点数が求められてきています。そのため、キャタルではABCから学習を始めるお子さんが、英語で学習できるTOEFL100点がとれるように英語力を身につけていくことを目指しています。
今回は、英語4技能試験TOEFLの特徴や、TOEICや英検との違い、目指すべき点数や勉強法について解説していきます。
TOEFLとは?
試験概要
TOEFLは、1964年に英語を母国語としない人たちを対象に英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。主に留学するための試験となっており、アメリカやカナダ、イギリスなどのほぼ全ての英語圏に採用されています。ネイティブ基準のテストなので、英語4技能試験の中でも難易度が高い試験だと言われています。
TOEFLでは、iBT(internet-based test)と、ITP(institutional test program)という2種類が実施されています。基本的にTOEFLといえば前者のiBTのことで、「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の4技能を判定されます。
試験内容
大学出願のための英語資格として活用されているため、教室での日常会話や、講義やディスカッションがテーマとなる他、教科に関する専門用語もなど実生活に基づいた問題が出題されます。
試験時間
TOEFLの試験時間は約4~4.5時間。TOEFLの試験は4つのセクションで構成されているため、おのずとTOEICよりも試験時間が長くなっています。試験前半はリーディングテスト60~80分とリスニングテスト60~90分。10分の休憩を挟んだのちに、後半はスピーキングテスト20分とライティングテスト50分(Integrated Task 20分、Independent Task 30分)が行われます。
TOEFLとTOEICの違い
試験概要の違い
TOEICにはいくつかの種類がありますが、一般的には「TOEIC Listening & Reading Test」を指します。TOEICは「リーディング」「リスニング」の2技能を測定されます。TOEFLは4技能なので、この時点で全く異なります。
採用の際、TOEICのスコアを参考にする企業もあり、条件は企業によって異なりますが、学生の就職であれば600点以上、転職、昇格であれば700点以上、海外赴任であれば850点以上が一般的な目安となります。
試験内容の違い
ビジネス英語に特化しているTOEICでは、ビジネスでのコミュニケーションの場面を想定した題材が扱われます。社会人や、就職を控えた大学生が受験者に多いです。一方TOEFLでは、単語や文法もネイティブレベルかつアカデミックなので、日常会話レベルのTOEICとは格が違います。
TOEFLと英検の違い
試験概要の違い
日本英語検定協会が実施する検定試験で、正式名称は「実用英語技能検定」といいます。1963年に創設、1968年に「文部省認定の技能検定」の認定を受け、日本での英語に関する検定を牽引してきました。英検でも「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の4技能を測定できます。年間の受験者数は250万人を超え、日本の大学入試、就職など様々な場面で英語力を証明できる資格として活用されています。
試験内容の違い
英語検定もTOEFLも、英語だけでなく広く社会問題や学術的内容が試験に含まれています。英語力だけではなく、教養を深めることができる試験です。資格としては国内向けのメリットが大きいのが英検、海外向けのメリットが大きいのがTOEFLであるといえます。
そのため、キャタルでは英検で高い得点を持っている生徒には、さらにレベルを上げるためにTOEFLを受験するという使い方をオススメしています。
TOEFL、TOEIC、英検のレベル比較
ここまで比べてきた、TOEFLとTOEIC、そして英検のレベルの違いを表で見てみましょう。
TOEFLと英検、どちらも受験経験のあるキャタルのスタッフに聞いたところ、英検1級は単語がマニアックすぎてTOEFL100点でも難しい感じするとのこと。出題単語によっても、難易度は変わるようです。
TOEFLをもっているとできること
海外の大学が求める英語力
海外の大学が留学生に求めているものは、講義の内容を理解し専門性を身につけるのに必要な英語力です。下の表は「世界大学ランキング」になります。
学力の順位ではなく、5つの評価基準をもって順位づけがされています。たとえば、ハーバードやイェールなど誰もが知っている有名大学では、留学生に求める英語力はTOEFLで100点以上です。つまり、私たちが英語圏の有名大学に留学して世界基準の教育を受けるためにはリーディングやリスニングのインプット中心の英語力だけでなく、スピーキングやライティングといったアウトプットできる力が必要となります。
なぜ「TOEFL100点」なのか
東京大学が発表した 2017 年からの秋入学の導入は、日本の教育、特に英語教育を変える大きな出来事であったと思います。アジア No1、世界Top10に入る地位を目指す東大がTOEFLを採用するとなると、学生に求める英語力のレベルも100点くらいになるのが妥当だと思います。
TOEFLを大学入試に導入することが提案された時は注目を集めましたが、今後、文法や日本語訳中心の英語教育からTOEFLで結果を出すための内容にシフトしていくことは必然でしょう。
英検はTOEFLにつなげるための布石でありTOEFLで100点をとることがグローバル化を生き残るために最低限必要な英語力を身につけることだと考えています。
TOEFL100点を目指す学習方法
さて、目標が変われば、方法も変わります。今までの学校教育での標準的なゴールはセンター試験でした。 東大を始めとする国内大学の国際化が進めば、当然TOEFLのような世界基準のテストで結果を出す方法で学ばなければいけません。アメリカ有名大学に入学が許可されるスコアの目安は、TOEFLで100点以上取得することが求められます。それをゴールとした場合、果たして小中高生はどのように英語を学ぶべきでしょうか。
TOEFL iBTで求められる力
TOEFL iBTでは、膨大な英文を読解する力、英語を聞き理解する力、口頭や文面で論理的に伝える力を必要とします。今まで私たちが学んできた文法力や翻訳力を重視したカリキュラムでは、こうした力はつきません。日本語を介さないと英語を理解することも使うこともできない場合、膨大な英文を理解したり、文量のあるエッセイ書いたりすることができないのです。
実際にTOEFL100点を取った高校生の学習方法
では、どのように学べば、TOEFL100点を目指せるのでしょう。ここでヒントになるのは、実際にTOEFL100点を取っている高校生の学習法です。
英語力の高い人たちに共通しているのは、海外滞在期間が長いことではなく、小さい頃からの読書の習慣でした。 英語圏にいるとはいえ、ネイティブに比べれば英語に触れる機会が少なく、それを補うのが現地でも英語の本だったのです。また、小学校低学年など小さいうちに日本に戻ってきた場合でも、その後の英語力保持と向上に成功した人たちは読書の習慣を持っている人たちです。なかには、小学校低学年で帰国し、その後はお母様と二人三脚で読書を続け、高校卒業後イェール大学に入学した人もいました。
読書量が多い人が国語の成績が良かったのと同じように、英語でも読書が語学力の基礎を作ります。読書を学習の中心に置くことで、英語を英語のまま理解することができるようになり、たくさんの言い回しを覚えることでアウトプット力の基礎を作ることができます。読書を通じてたくさんの文に触れ、そのなかに音読を取り入れ、リスニング力やスピーキング力を磨くというのが、帰国子女たちが自然と取り組んでいた学習法です。
英語塾キャタルの生徒がTOEFL100点を取得!
海外大学への留学を志して、高校生にしてTOEFL100点を取得した生徒のストーリーをご紹介しています。
TOEFL100点を取得した高校2年生〜GAFAで働きたい!という夢に向かって〜1分でわかるInstagramで公開中の動画もぜひご覧ください☆
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