広尾学園アドバンストグループの英語入試内容と試験対策方法 | バイリンガルへの道

広尾学園アドバンストグループの英語入試内容と試験対策方法

小学校から英語教育が導入されるようになり、どんどん早まる英語教育。実は受験においても最近では英語が活用できる受験方式をとっている中学校・高校が増えているのを知っていましたか?

今回は、帰国子女ではなくても英語を活かして中学受験ができてしまう広尾学園のインターナショナルコース(アドバンストグループ)をご紹介します!英語教育に注力した中学に進学を検討されている方はぜひご確認ください。

広尾学園インターナショナルコース

広尾学園中学校のインターナショナルコースは2つに分かれています。帰国子女や英語力が高い生徒を対象としたアドバンストグループと英語力をこれから身につけたい生徒を対象にしたスタンダードグループです。高校からはグループ分けがなく、スタンダードグループがアドバンストグループに合流して1つのコースとなります。

アドバンストグループ

アドバンストグループは授業のほとんどが英語で行われます。そのため、このコースに合格するためには下記条件を満たさなければなりません。

  1. 海外在住経験が1年以上あり、帰国後3年以内の帰国生 (国際生入試)
  2. 英検2級以上、または同等の英語力を有する者 (一般入試)

ほとんどの授業が英語で行われますが、一条校ですので、日本国の中学または高等学校の各課程の卒業資格は通常通り取得することができます。

スタンダードグループ

これからの語学力を身につけて国際的な活躍をしたいと望む生徒を対象としているため、入学時の英語力は問われません。入試内容も通常の本科コースと同じ、全て日本語の試験になります。

授業は半分以上が日本語で行われます。ただし高校からはスタンダードグループなどのグループ分けがなくなるため、アドバンスグループに合流できるだけの英語力が身につけられる英語に強化した授業が組み込まれています。

2022年度アドバンストグループ募集要項

2022年度の広尾学園中学校インターナショナルコースアドバンストグループの募集要項の詳細は下記です。

基本情報

<国際生入試>

  • 試験日:12月16日(木)
  • 募集人員:30名  (昨年度合格実績を基にした合格見込み数60名)
  • 出願期間:11月22日〜12月3日
  • 出願方法:インターネット出願

<一般入試>

  • 試験日:2月2日(水)
  • 募集人員:10名  (昨年度合格実績を基にした合格見込み数10名)
  • 出願期間:1月10日〜2月1日
  • 出願方法:インターネット出願

必要提出書類

  • Education History (指定書類。広尾学園hpよりダウンロード)
  • 在籍中の学校の最新1年間の成績書コピー(英語でも日本語でも可)
  • 海外在籍中の学校の最終1年間の成績書コピー(海外在住歴なければ提出不要)
  • TOEFL/英検の資格証明書、優等生表彰状などのコピー(任意)

入試内容

英語の配点が最も高いので、英語を伸ばせば憧れの広尾学園にも入学可能!?
  • English(英語で出題):50分100点満点 *TOEFL iBTでスコア90以上ある方は免除
  • Mathematics(英語で出題):50分50点満点
  • Japanese (日本語で出題):30分50点満点
  • Interview(英語/日本語):10分、個人面談

広尾学園アドバンストグループ過去問題(英語)

広尾学園インターナショナルコース アドバンストグループの英語試験の詳細は下記になります。

広尾学園アドバンストグループ英語試験の詳細

2020年度のアドバンストグループ英語試験(50分/100点満点)の試験構成はこのような感じでした。

  • 物語文の読解問題
  • 詩の読解問題
  • 英語エッセイ(物語文と詩に関連させたエッセイ内容)

例年、上記3つが試験項目となっています。直近、エッセイの配点が50点から30点に変更されているようです。エッセイでは自身の経験を絡めて書くことが求められています。

広尾学園アドバンストグループ面接試験の詳細(英語)

面接では自己紹介に加えて下記のような質問に英語で答える練習をしておくことをおすすめします。

・得意な科目と苦手な科目を教えてください
・最近関心のあることは何ですか?
・これまでに経験してきたことの中で、最も印象深いことは何ですか?
・滞在国の学校と日本の学校はどのように違いますか?
・時間があるときは何をしていますか?
・志望理由を教えてください
・入学後は何をしたいですか?

広尾学園アドバンストグループ英語試験の対策方法

広尾学園アドバンストグループの英語試験の一番の特徴は詩の読解問題があることだと思います。詩にはメタファー(隠喩)が含まれているなど表現方法が独特なので、まずは英語の詩に読み慣れておくことをおすすめします。詩を読んで、その詩が描く世界観をイメージしながら、どんな気持ちになったか、何を感じたかを言語化する練習をしてみてください。また、物語文の読解問題もあるので、とにかくたくさん英語の文章を読むことは良い試験対策になります。

<過去に出題された詩を読む>
Snow in the Suburbs by Thomas Hardy
The Creature in the Classroom by Jack Prelutsky
Blackberry Eating by Galway Kinnell

エッセイにおいては、実体験を具体例として組み込んで書く練習を行うことをおすすめします。エッセイは何度も書く練習をすることも大事ですが、それ以上に書いたものに対してフィードバックをもらうことが大事となっていきます。書いてみたエッセイはぜひ学校の英語の先生や塾の先生に見てもらい、文法やスペリング等を含めて問題がないか見てもらってください。

広尾学園アドバンストグループで学ぶキャタル生

広尾学園では高校進学時のみ、本科コースからインターナショナルコースに転籍することができます。そのチャンスを活かしたいとキャタルで英語を勉強してくれていた生徒さんも。本科コースに在籍していたものの、中学3年生からは英語だけアドバンストグループの授業を受け、高校からのインターナショナルコースへの転籍に挑戦するための英語強化をキャタルで行っていただいていました。

英語を強みにした中学受験

広尾学園のインターナショナルコースは帰国子女ではなくても挑戦できるのが特徴的です。また、アドバンストグループへの受験は英語が得意な人のみが挑戦できるので、英語が得意な人にはぜひ選択肢の1つとして検討してみることをおすすめします。英語塾キャタルは、英語が活用できる中学入試の受験合格実績として、三田国際学園中学校、かえつ有明中学校、開智日本橋学園中学、広尾学園小石川中学校、洗足学園中学、があります。

中学受験・高校受験に向けて英語に特化して勉強したい!という方はぜひお気軽にご相談ください。学習カウンセラーがお子さまにあった学習計画を提案させていただきます。