公文国際学園中等部・高等部-英語や国際理解を深める | バイリンガルへの道

公文国際学園中等部・高等部-英語や国際理解を深める

英語や国際理解を深める、公文国際学園中等部・高等部。

<学校の概要>

公文国際学園中等部・高等部は、神奈川県横浜市にあり、大船駅からバスで約8分の場所である。
完全一貫性の中高一貫教育を行っていて、敷地内に寮もある。公文式学習を取り入れていて、難関大学への進学者が多い。2014年にスーパーグローバルハイスクールに指定された。
中学入試は2科目のA入試と4科目のB入試に加え、帰国生入試が行われ、定員は順に110名、40名、10名である。A入試の一部で、公文式中学課程認定以上、英検3級以上・TOEIC・TOEFL、数検3級以上の資料を添付できる。

<基本情報>

★スーパーグローバルハイスクール(SGH)
★SGH研究構想名:世界へ飛躍する為の総合学習と模擬国連を軸としたグローバルリーダー育成

学校属性:私立・普通科 中学・高校
校訓:
系列校:
教育体制:中高一貫校
生徒数:中等部510人、高等部472人
共学/別学:共学
学期:2学期制
学費:106万円(高等部初年度)
学生/教員比:
帰国子女の受入:有
国内大学進学実績:早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学など(2015年)

<学校の特徴>

英語の授業はレベルに応じた少人数で展開する

英語の授業はレベルに応じた少人数で展開し、日本人教員と5人のネイティブ教員が読む、聞く、書く、話すという4技能をバランスよく育成する。高校3年生は、英語の選択科目の「Global Studies」で、グローバルハイスクールの課題研究を継続できる。
年に1度全員がTOEICまたはTOEIC BRIDGEを受験する。卒業時にCEFRのB1~B2レベルに達する生徒の割合は、2018年度に100%としている。

朝や放課後にも公文式学習を実践する

公文式学習には英国数などの教科があり、個人の学力に合わせて学習し、問題を解くことにより、徐々にレベルアップしていく学習法である。英語教材は、文法や単語を書くことで習得する仕組みである。また、リスニング、復唱、音読を繰り返し、日本語の注釈・対訳により、無理なくストーリーの内容をつかんで理解する。
中学1・2年生は朝の20分間、英数国のうち選んだ教科の公文教材を使って自習する。
放課後に公文式教室を行い、中学1・2は英国数のうち1教科が必修である。週に1回参加し、中学1年の後期以降は部活動に合わせて曜日を選ぶことができる。公文専任の先生と学年の先生が担当していて、宿題は毎日ある。

早稲田、明治、慶應義塾、上智に多数合格している

2015年の卒業生154名の合格実績は、早稲田大学73、明治大学71、慶應義塾大学41、上智大学41、東京理科大学33、立教大学30、中央大学28、法政大学27などである。国公立については、国立55、公立15で、横浜国立大学12、横浜市立大学6、筑波大学5、東京大学4、京都大学4などである。

模擬国連に取り組み、語学研修に参加する機会がある

英語や国際理解に関する行事は、LEE 、校内模擬国連・MUNK International、国際理解DAYS、British Hillでの語学研修などである。
LEE (Liberal Arts Education in English)は高校2年生が対象で、現地での体験活動に向けて事前事後の学習も行う。行き先はシンガポール、ニュージーランド、別府を予定していて、大学生との英語ディスカッションやフィールドワークを経験する。
校内模擬国連は100名近い生徒が参加し、専門用語や議事進行は英語を用いながら、議論は日本語で行うもので、朝日みらい教育賞2014のグローバル賞を受賞した。また、MUNK Internationalは、同じテーマを全て英語で議論する。さらに、年数回は海外で実施される模擬国連に約10名の生徒が参加し、帰国生以外も選抜されている。
国際理解DAYSは国際理解につながる講演会と生徒によるプレゼンテーション(報告やスピーチ)を実施する。British Hill(ブリティッシュ・ヒルズ)は福島県にある英国風の施設で、高校2年生以下の希望者が参加し、ネイティブとともに英語のみで生活する。
行事以外の国際交流としては、200年以上の歴史があるアメリカのボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)であるフィリップス・エクセター・アカデミー(Phillips Exeter Academy)から留学生を向かえている。

スーパーグローバルハイスクールとしてNGOの立ち上げを目指す

2014年のスーパーグローバルハイスクールに指定され、同年の対象生徒は472人である。課題研究は発展途上国への教育支援を取り上げ、現状と問題を調査して国連や国際機関に提言し、NGOを立ち上げられるレベルを目指している。
2018年度の目標として、課題研究に関する国外の研修参加者数は60人としている。また、自主的に留学または海外研修に行く生徒数は、2013年度に60人であったが、2018年度には160人(SGH対象生徒60人、SGH対象生徒以外100人)を目指している。
国内模擬国連に海外の学生を招き、海外模擬国連の活動をさらに充実させるほか、ハークネステーブルを利用した授業形態を普及させる。

まとめ

英語の授業は習熟度別の少人数で行い、ネイティブ教員の授業がある。学習に公文式教材を活用し、学習を積み重ねてレベルアップできる。さらに、模擬国連や海外での体験活動など、英語を使うプログラムを行っている。
難関私立大学や国公立大学に多数合格している。全員がTOEICを受験し、卒業時における英語レベルの目標が高い。

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