佼成学園女子中学高等学校-英語の佼成と呼ばれる英語環境とは? | バイリンガルへの道

佼成学園女子中学高等学校-英語の佼成と呼ばれる英語環境とは?

佼成学園女子中学高等学校-英語の佼成と呼ばれる英語環境とは?

佼成学園女子中学高等学校ではよりグローバルな教育を目指し、「課題研究」「国際文化学習」「SGH認定校」「イマージョンプログラム」「海外研修プログラム」「英検まつり」「特設英語」など英語力を伸ばすことに重点を置きつつ、広い視野と価値観を養うグローバル教育が盛んに行われ、着実に成果を出しています。豊富な英語学習環境により世界で使える英語力を目指す佼成学園女子とは?その魅力に迫ります。

佼成学園女子中学高等学校の概要

佼成学園女子中学高等学校は東京都世田谷区に位置し、京王線・千歳烏山駅から徒歩6分のところにあります。 1907年に設立され現在は英語教育に重点を置いており、充実した独自のカリキュラムと留学体制が整っているのが特徴です。文部科学省より2014に「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の認定を受け、以降は英語教育のみに留まらずグローバル教育に力を入れています。

スーパーグローバルハイスクール(SGH)とは?

高等学校等におけるグローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的としています。
スーパーグローバルハイスクールの高等学校等は、目指すべきグローバル人物像を設定し、国際化を進める国内外の大学を中心に、企業、国際機関等と連携を図り、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに横断的・総合的な学習、探究的な学習を行います。
学習活動において、課題研究のテーマに関する国内外のフィールドワークを実施し、高校生自身の目で見聞を広げ、挑戦することが求められます。
指定されている学校の目指すべき人物像や具体的な課題の設定、学習内容は、地域や学校の特性を生かしたものとなっております。

引用元:https://www.sghc.jp/

高校入試の募集人数は、「特進文理コース」50名(文理クラス30名、メディカルクラス10名、スーパーグローバルクラス10名)、「特進留学コース」20名、「進学コース」50名で、一般入試と推薦入試を実施しています。

基本情報

★スーパーグローバルハイスクール(SGH)認定校

学校属性:私立・普通科高校
校訓:「行学の二道を励み候べし。行学絶えなば佛法はあるべからず。」
系列校:佼成学園幼稚園、佼成学園中学校・高等学校(男子校)
教育体制:中高一貫校(併設混合型)
生徒数:高等学校511名(2019年4月現在)
共学/別学:別学
学期:3学期制
学費:91万6800円(高校初年度)
学生/教員比:
帰国子女の受入:有
国内大学進学実績:日本女子大学、中央大学、東京外国語大学など(2019年)
海外大学進学実績:University of London(SOAS)、Temple Universityなど(2019年)

学校の特徴

「SGH認定校」ならではのバラエティに富んだ取り組み

佼成学園女子中学高等学校ではよりグローバルな教育を目指し、「課題研究」「国際文化学習」などバラエティに富んだ独自の取り組みを展開しています。現在、国内外で続々と大きな賞を獲得しているのは、これらの取り組みが実を結んだ証左でもあります。

平成29年11月、パシフィコ横浜にて開催された「2017年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)全国高校生フォーラム」にて、佼成学園女子中学高等学校からはスーパーグローバルクラスのペアが参加し、全133校の中から最優秀校に授与される文部科学大臣賞を受賞しました。その後国内大会優勝の副賞としてシンガポールで行われた「Global Link Singapore(グローバルリンク・シンガポール)」への出場権も獲得し、ポスターセッション(社会課題)部門準優勝という素晴らしい結果を修めています。

国際理解を深めるための「イマージョンプログラム」

 

佼成学園女子中学高等学校では、音楽・美術といった実技科目の授業を英語圏出身のネイティヴ教員が英語で進めます。英語以外の教科の授業を英語で行うこの手法は「イマージョンプログラム」と呼ばれ、英語に対する親近感を得るとともに、さまざまな国の文化・習慣に対する理解を深める目的から注目されている言語学習方法のひとつです。

例えば美術の授業では、「美術を学ぶと同時に英語を学ぶ」環境を作り出し、生徒が英語の授業中に習った言葉をよりリラックスした状態で自然に使えるよう工夫がなされています。生徒は自然な形で英語を学ぶことができ、ネイティヴ教員が英語で指導をすることで英語に対する自信をつけていくことも期待できます。戸惑いながら英語に触れ、状況判断的に英語を理解していくことで間違いを恐れなくなり、より実践的な英語力を身につけることができます。

豊富な「海外研修プログラム」により世界で使える英語力を目指す

世界中で英語を学ぶ環境が整っているのも、佼成女子ならではの特徴です。中学校ではニュージーランド・高校ではイギリス修学旅行、希望者には短期・中期留学など、多種多様な海外研修プログラムが用意され、生徒自身がこれまで身につけてきた「使える英語」の集大成として、能動的に英語を使う機会が多く盛り込まれています。

また、こうした海外研修プログラムは佼成学園女子中学高等学校のSGH研究テーマでもある、「フィールドワークを通じた多民族社会における平和的発展の研究」にも則しています。海外研修プログラムを活用して現地でのフィールドワークを行い、そこで得た情報を基に国内外のフォーラムへ参加・発表を行うことも可能となります。

異文化の中で過ごした経験は広い視野と価値観を与えてくれます。海外研修プログラムで得たそれらは生徒のその後の生き方をも左右する、得難い宝物となるでしょう。

教員も一緒に校内全員でチャレンジする「英検まつり」

佼成学園女子中学高等学校では6月・10月の年2回、学校全体で「英検」チャレンジに取り組みます。
毎朝25分間で英単語と英熟語の暗記をする「英単チャレンジ」をはじめ、クラスごとの「英単語・英熟語シートの達成数」の掲示や二次試験(面接)対策にネイティヴ教員と1対1の練習、希望者には放課後「英検対策講座」も実施します。
教員も生徒達と一緒に英検に取り組むこともあり、この時期の校内では「英検まつり」と呼ぶにふさわしい高揚感が漂います。 1人で黙々と勉強させるのではなく、みんなで楽しみながら目標に向かってチャレンジする「英検まつり」によって、お互いに刺激し合う環境を作り出し、全体的な英語力向上に役立てています。

IELTS対策の「特設英語」で4技能を着実に伸ばす

IELTSには、受験生の英語力が英語で授業を行う教育機関に入学できるレベルに達しているかどうかを評価する「アカデミック・モジュール」と、英語圏で学業以外の研修を検討している人やオーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をする人ための「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類のテストがあります。近年、海外では入学審査でスコアを採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明に関わるスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けているテストです。

佼成学園女子中学高等学校ではIELTS対策として、高校2年次終了までに「CEFR(語学の熟達度を測る国際的な基準)5.0以上の習得」を目標として掲げています。

CEFRとは?

CEFRとは、英語に限らず、外国語によるコミュニケーション能力を言語の枠を超えて統一した基準で測るための国際的な指標です。英検やTOEFLなど、さまざまな検定試験のスコアを1つの基準で比較できるので、近年は日本でも主に高校や大学における英語教育の指標として使われるようになってきています。

引用元:https://cambridgecentre.jp/exams/cefr/

2018年に文科省が行った調査では、日本の高校生の卒業時までの英語力は多くがCEFR A1~A2(初級レベル)に留まっているというデータが出ています。そこでスーパーグローバルクラスが行う特設英語のカリキュラムでは、英検などでも出題されやすい「GLOBAL ISSUES(世界規模の課題)」をテーマとした4技能統合型の授業を展開し、結果として1期生卒業時には全員がCEFR B1以上を100%達成するという大きな成果を上げました。

まとめ

佼成学園女子中学高等学校では中高一貫で「SGH認定校」「イマージョンプログラム」「海外研修プログラム」「英検まつり」「特設英語」など英語力を伸ばすことに重点を置きつつ、広い視野と価値観を養うグローバル教育が盛んに行われ、着実に成果を出しています。

また、主体的・対話的な 「アクティブ・ラーニング」の実現に向け、ICT設備の拡充や授業改革も行われています。その一貫として2018年度の新入生全員に1人1台教育支援サー ビス「Classi」共同学習アクティブラーニングツール「ClassiNOTE」をインストールしたセルラータイプレンタルiPadを配布し、教育活動のさまざまなシーンで活用しています。

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