野澤さんの海外歴と学校歴
0歳〜1歳 | 東京生まれ |
1歳〜2歳 | アメリカ ペンシルベニア州 フィラデルフィア |
2歳〜6歳 | 東京 雙葉小学校附属幼稚園 |
6歳〜7歳 | 東京 雙葉小学校 |
7歳〜12歳 | アメリカ カリフォルニア州 Mira Catalina Elementary School |
12歳〜15歳 | アメリカ カリフォルニア州 Miraleste Intermediate School |
15歳〜18歳 | 東京 雙葉中学校・高等学校 |
18歳〜現在 | 早稲田大学 創造理工学部 建築学科 早稲田大学 理工学術院 創造理工学研究科 建築学専攻 |
英語の所持資格
英検1級・TOEFL iBT 110点・TOEIC 990点(満点) |
バイリンガルになって良かったな!と感じたエピソード
やりたいことや学べる領域が世界に広がるということです。
私は、デザインや建築が好きなのですが、日本の建築だけでなく、海外の書物を読んだり、直接現地に行って学ぶことができるので、世界が広がったと感じました。実際、建築の関係でアメリカのイェール大学の教授にインタビューする機会を得ることができました。
卒業論文で、アメリカ人の建築家の研究をしていたのですが、その建築家の書物が、日本語では1冊しかなくて、いろいろ調べていったところ、イェール大学にあるということが分かり、直接コンタクトを取ってインタビューをさせていただくことができました。
海外の情報の多くは、英語で流れているので、それを自由に入手できるし、逆に、日本のことも海外に発信できるというのが、英語ができる魅力の1つだと思います。
建築やデザインというクリエイティブな活動をされていますが、創造性を育むために意識していることはありますか?
世界的なベストセラーになった「食べて、祈って、恋をして」の作家エリザベルギルバートさんのTEDのスピーチで学んだことがあります。
それは、ごく限られた人だけがクリエイティブな天才「である」のではなく、人間はみな天才的なものを「持っている」いう考え方です。
詳しくはこちらを見ていただきたいのですが、プレッシャーを感じるような時に不思議な勇気をもらえる、優しいメッセージのビデオです。
エリザベス・ギルバート “創造性を育むには”
日本に帰国後も、英語力を維持・向上できた3つの学習ポイントとは?
まず1つは、たくさんの本を読む「多読」です。アメリカに転校した時に、先生から本を読むことを奨められて、ひたすら読んでいたら本が好きになりました。
日本に帰国してからも、洋書を読むことで、ボキャブラリー(語彙)を増やすことができたと思います。高校に入ってからは、本だけでなく、TimeやNews Weekを読むことで、世界の政治経済を英語で学んでいきました。
日本だと話す機会は減ってしまうので、英語塾キャタルのバイリンガル教師とは英語で話したり、夏休みは、アメリカの友達のところに遊びに行ったりしていました。
それから、海外の同級生たちの学力に負けないようにと思って、アメリカの大学に出願する高校生が受けるSAT (Scholastic Assessment Test:大学進学適性試験)を、日本で自主的に勉強していました。ちなみに、SATは、「数学・読解・文法+エッセイ」 の3分野それぞれ800点満点で、 合計2400点が満点のテストです。
(写真:Miraleste Intermediate Schoolの親友と、左から二番目が野澤さん。)
子どもが英語好きになるオススメの3冊
イギリスの小説家Roald Dahlの作品がオススメです。
絶対にありえないファンタジーの世界なのに、読み出すと一気にその世界に引き込まれる言葉の魅力があるんですね。イラストも多いし、薄いので、物語を楽しみながら英語力も磨いていけると思います。簡単なものから順番に3作品ご紹介します。
The Twits
George’s Marvelous Medicine
The BFG
英語を嫌いにならないコツ
好きな言葉で「Done is better than perfect.(完璧を目指すより、まず終わらせよう!)」という言葉があります。
不安を感じた時に、この言葉を自分に言い聞かせるのですが、「間違えちゃいけない、間違えちゃいけない」って怖がって固まってしまうより、まず1回やってみることに意識を向けて欲しいと思います。その繰り返しで、英語が上達して、好きになっていくと思います。
英語を学んでいる子どもたちにメッセージ
英語習得の先にある夢を大切にして欲しいと思います。英語塾キャタルの生徒たちは、「モデルになりたい!」「宇宙飛行士になりたい!」「アップルで働きたい!」とかキラキラした夢を語ってくれます。
自分が少しでも興味のあることや好きなことを大切にしていただきたいです。英語を大きな”敵”、”チャレンジ”として捉えると、苦手意識が出てしまうこともありますので、大好きなことを大切にするなかで、一緒に育んで行くツールとして、英語を習得していっていただきたいです。