暁星国際中学・高等学校-バイリンガル教育を行い、海外大学への進学や英検1級を目標とする | バイリンガルへの道

暁星国際中学・高等学校-バイリンガル教育を行い、海外大学への進学や英検1級を目標とする

バイリンガル教育を行い、海外大学への進学や英検1級を目標とする、暁星国際中学・高等学校

<学校の概要>

暁星国際中学・高等学校(以下、同校という)は千葉県木更津市にあり、木更津駅から車で15分の場所で、暁星国際学園バス停からスクールバスが運行している。
学校法人暁星国際学園は、幼稚園から高等学校までの教育を行っていて、同校はキリスト教の精神に基づいた教育を行っている。同校は、帰国子女などを国際人に育成することを目的として設立され、1984年に暁星学園から分離して法人認可を受けた。暁星国際高等学校は、2015年にSGHアソシエイトの指定を受けた。

<基本情報>

私立・普通科中学・高等学校
スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト
系列校:暁星国際小学校など
中高一貫教育:併設型
生徒数:高校375名
共学/別学:共学
学期:3学期制
学費:259万8200万円(高校寮生初年度、2015年度)
帰国子女の受入:有
国内大学進学実績:東京理科大学3、慶応義塾大学2、早稲田大学2、上智大学(2015年)

インターナショナルコースでバイリンガル教育を行う

インターナショナルコースは、海外大学や早慶上智への現役合格や、英検1級を目標とする。英語と日本語の両方で学ぶバイリンガル教育を行い、両方の言語を使って働き、暮らすことができる語学力を身につける。学級担任はネイティブスピーカー教員で、生徒と英語で対話する。
土曜日は5時間の授業を行い、週40時間の授業のうち、26~29時間は英語による授業である。教科書はイギリス、アメリカ、オーストラリアで使われているものを使用するが、日本の学校の学習内容を学び、日本の中学校・高等学校の卒業資格を得ることができる。PASTやITP TOEFLを行事として取り入れている。

レギュラーコースとアストラインターナショナルコースでも高度な英語力を身につける

レギュラーコースでは、分からないところまで戻って学習し、授業の復習や大学入試レベルの補講を行い、生徒一人一人に合わせた学習指導をしている。英語教育に力を入れ、ネイティブ教員と日本人教員が工夫して授業を行い、卒業までに英検1級の取得を目指す。レギュラーコースとインターナショナルコースの中学3年生は、海外研修に参加し、2015年はケアンズで語学研修を受けた。
アストラインターナショナルコースでは、サッカーと語学教育に重点を置いて教育し、グローバルに活躍する生徒を育成する。ネイティブスピーカー教員と日本人教員から週6時間ずつ学ぶほか、外国人教員によるフランス語の授業が週1時間または2時間ある。同コースの学習は日本の学習指導要領に基づいていて、帰宅後は寮生活を送る。
ナイター設備がついたロングパイル人工芝のサッカーグラウンドがあり、105m×68mの国際規格サイズで、800人の観客を収容できる。他に、ウエイトトレーニング用のマシン、フットサルコート、ランニングできる場所もある。スタフは寮で共に生活し、日常生活の指導をする。

ヨハネ研究の森コースは、科目を超えた総合学習を展開する

ヨハネ研究の森コースは、コミュニケーション力、論理的思考力、創造力、問題解決能力の形成を目標としている。教科単位に分離したカリキュラムではなく、自然科学、社会科学、人文科学、情報科学のように統合した新しいリベラルアーツ教育に取り組み、生徒と教師をともに研究員と捉える。2015年には、中学1年から高校1年までの各学年の生徒を募集し、面接は保護者同伴で行う。入学後は、原則として寮で生活する。
英語学習では、ディスカッション、論文、レポート、エッセイ、プレゼンテーション、研究活動ができるようになることを目標とする。1年間一つのテーマを研究し、英語でも読み、書き、議論するトレーニングをする。
2007年から2012年の卒業生100人の進学先は、立命館アジア太平洋大学9人、早稲田大学6人、上智大学5人、慶應義塾大学4人、日本大学4人などで、九州大学や香港大学に進学した生徒もいる。留学する生徒は年に1~2人で、トロント大学、ワシントン大学、オレゴン大学などに留学した。大学卒業後、東京大学、京都大学、東京工業大学、立命館大学、トロント大学、カリフォルニア大学などの大学院で研究する学生もいる。

放課後勉強会を実施し、医学進学室を設置している

大学受験のために放課後勉強会を開催し、その参加者を対象として、中間休暇勉強会と夏休み勉強合宿も実施している。医学進学室を設置し、Z会の学校とりまとめ受講や小論文・面接の個別指導を行っている。医学進学室では6年間Z会の通信添削を継続することを勧めている。
帰国子女の編入は、どのコースでも随時受け付けている。レギュラーコースとインターナショナルコールでは高校3年の学期まで、ヨハネ研究の森コースは中学3年まで編入できる。
図書室を午後10時まで開館しているので、高校2・3年の寮生や保護者が迎えに来られる通学生が勉強している。男女別に寄宿舎があり、男子生徒の約半数が寄宿舎で生活している。ヨハネ寮では小学生から高校生までが生活し、他コースの生徒は中高生用の寮で生活する。

まとめ

4つのコースがあり、インターナショナルコースに加え、サッカーで活躍したい生徒向けのコースや、科目を統合して学習するコースもある。インターナショナルコースでバイリンガル教育を行い、アストラインターナショナルコースやレギュラーコースでも高い英語力を目標としている。
2015年卒業生89人と過年度生9人の合格実績は、様々な学校に分かれていて、東京理科大学3、慶応義塾大学2、早稲田大学2、上智大学2などである。