「沈黙は金」の発想は欧米にはないのか


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日本では「沈黙は金なり」と言われ、言葉が少ないほど美徳であるとする文化があると言われています。海外、特に欧米ではその文化とは違って、黙っている日本人は意見がない退屈な人間と見られる話は繰り返し耳にします。
では、「沈黙は金なり」という文化そのものが欧米にはないのでしょうか。

先日ある授業で “Silence is gold, speech is silver.” (沈黙は金なり、雄弁は銀なり)という格言が出てきました。
英語でも沈黙は雄弁に勝るといった概念はあるのですね。

他にも、沈黙の背景には知恵が隠されている = 能ある鷹は爪を隠す = に値するのは
“Who knows most, speaks least. “(最も知る者が最も語らない)

また、人は中身が無いと不要な言葉で飾り立てる傾向があるけれども、本当に知恵のある人は長々と話さないことを意味する格言もあります。
“Flow of words is not always flow of wisdom.” (言葉の流れは知恵の流れとは限らない)

シェイクスピアも同じような格言を一つ残しています。
“Brevity is the soul of wit.” (簡潔が知恵の精髄)

海外生活で自分のことを主張しない静かな日本人は軽視されてしまうことは確かです。
しかし、それと同時に早口でまくし立てるだけが欧米の文化ではないことが読み取れます。

今回は英語の「ことわざ」を少し取り上げてみましたので、参考にしてみてください。

 

【日本語 ⇔ 英語が対訳になることわざ】
◯一石二鳥
To kill two birds with one stone.
(一つの石で二羽の鳥をしとめる)

◯二兎を追う者一兎も得ず
He that hunts two hares lose both.
(二匹の兎を狩ろうとする者は両方とも失う)

◯かわいい子には旅をさせろ
Spare the rod and spoil the child.
(子どもを叱ることを怠るのは甘やかしていることになる)

【日本語 ⇔ 英語が対訳にならないことわざ】
◯取らぬ狸の皮算用
Don’t count your chickens before they are hatched.
(卵がかえる前に鳥が何羽になるか数えるな)

◯弘法も筆の誤り
Even Homer sometimes nods.
(ホメロス(※1)も時には居眠りをする)
※1)ギリシア叙事詩人

◯壁に耳あり障子に目あり
Fields have eyes, and woods have ears.
(野原に目があり、森には耳がある)

◯鬼の居ぬ間の洗濯
When the cat is away, the mice will play.
(猫がいない時には鼠が暴れる)

このように、ことわざから欧米の文化も読み取ることができます。
他にも多くのことわざが英語でもありますのでぜひ探してみてはいかがでしょうか。

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