長文を読むことで語彙力と理解力がついてくる 修猷館高等学校1年 原野桂樹くん | バイリンガルへの道

長文を読むことで語彙力と理解力がついてくる 修猷館高等学校1年 原野桂樹くん

長文を読むことで語彙力と理解力がついてくる 修猷館高等学校1年 原野桂樹くん

桂樹くんは福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高等学校に通う1年生。中学2年生の冬にキャタルに入学して1年半で、英語力を飛躍的に伸ばしています。
お母さんがアメリカの大学に長期留学の経験があり、英語に携わるお仕事をされているということで、桂樹くんがお腹の中にいる頃から、フォニックスを話したり英語の歌を歌ってくれていたそうです。桂樹くんの英語の発音が良いのはそのおかげでしょうか。
これまでのキャタルでの取り組みや、それによってどんな効果があったか、そしてこれからの目標を話してもらいました。

中学2年生でキャタルに入塾、1年半で語彙力と読解力の成長を実感

キャタルに入って『The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)』という物語を読み始めました。最初はシャドーイングが全然追いつけなかったけれど、だんだん追いつけるようになって、長文を読むスピードが早くなりました。
発音は得意だったので音読は楽しんでできたし、ボキャブラリーカードを作ることで語彙力がついていく実感がありました。キャタルで勉強を始めてから1年半くらい経った今、伸びたと思うのは語彙力と読解力です。長い文章でも苦しむことなく読めるようになったし、話の内容を理解できるようになりました。最初の頃は1回のレッスンで読む量が長く感じられ、1回1回のレッスンをこなすことに必死でしたが、今は慣れて、長いとは感じることはもちろんなく、内容もしっかり理解しながら読めるようになりました。
キャタルでたくさん文章を読んでいたことが役立ったことがあります。友達は、問題用紙紙の半分くらいの分量の問題を見て「長文が長くて辛い!」と言っていたけど、僕は長文を読むことに慣れていたので落ち着いて解けました。その時に、キャタルで勉強していて良かったなと思いました。
高校入試の問題もみんな長い長いって言っていたけど、全然僕は苦にならなかったです。
今やっているキャタルでのレッスンで難しいのはディクテーションです。
リエゾンという、繋がって読まれる単語や、知らない単語が多いから、速くて聞き取れないことがあります。しかし今までディクテーションをしたことでリスニング力が上がった実感があるので、もう少しディクテーションを頑張ればもっとリス二ング力が上がると思います。速いスピードに慣れて、英文を聞いたらその時に英語で内容が理解できるようになることが目標です。

修猷館高校の入試では英語56/60点!

入試はそんなに難しいと感じることはなかったです。知らない単語が急に出てきても注釈を見ずに単語の意味がわかることが多かったから、早く理解して読めました。また、今年の入試から読解問題が増えていましたがキャタルでいつもやっているので平常心で臨むことができました。
受験勉強としては過去問題と類題を解いたくらいです。英語は結構自信があったので、他の教科に時間を充てていました。それでも60点満点で56点取れました。
修猷館に入って、アメリカ研修のメンバーに選ばれました

修猷館に入って、アメリカ研修のメンバーに選ばれました

7月中旬に8日間の日程で、ニューヨークとワシントンへの語学研修へ参加してきました。アメリカで活躍されている修猷館OBの人達と関わりながら、事前に決めた独自の研究テーマを考察し、帰国後に論文形式にまとめ、全校生徒の前でプレゼンをするというものです。
応募したのは、海外に1度行ってみたかったという理由もありますが、修猷館の先輩から「修猷館はチャンスがいろんなところにあるからやらずに後悔するよりもやった方が良い、そういうのはどんどんチャレンジした方が良いよ」と言われたのが大きな理由です。
54人の応募者の中から12人が選ばれました。そのうち1年生は2人だけです。立候補制で、集団討論と作文で選考されました。
集団討論では自分の意見をどんどん言ったり、他の人の意見をふまえて自分の意見をもう一つ足したりしました。2週間後に掲示板に結果が貼り出されたのですが、選ばれた時は鳥肌が立ちました。
僕の研究テーマは「Fintechの世界的展望と日本における現状と課題」。
今回の研修先の一つであるコロンビア大学のCJEB (Center on Japanese Economy and Business)での現地大学生との交流では、日米の国民性の違いが景気動向の結果に大きな違いを産むという視点が印象的で、とてもリアリティがあり視野が深まりました。また、ブルームバーグでの研修ではその近未来的でかっこいいオフィスにも圧倒されましたが「金融を透明化する」という企業ミッションに沿って話された講義内容は僕の研究にも大いに役立ちました。その他、ブロードウェイでミュージカル「ライオンキング」を鑑賞したり、国連本部、スミソニアン博物館などを見学しました。内容が難しく感じることも多かったですが、相手が何を話しているのか、滞在中にだんだん聞き取れるようになっていき、自分でもリスニングの上達を感じました。レストランでの注文や買い物など、英語を話すシーンでも文法的に間違えてもいいから積極的に話すことを心がけ、楽しくなっていきました。今では、アメリカの大学に留学することが自分の目標の一つです。
まずは英検準1級合格、大学は理系に進んで将来はエンジニアになりたい

まずは英検準1級合格、大学は理系に進んで将来はエンジニアになりたい

高3までに英検の準1級を取りたいです。僕の大学入試の年から、センター試験がなくなって英語の民間試験が採用されるようになるので、高3の時までに準1級をとって英語の試験を少しでも有利に進めたいからです。
そのためには、今読んでいるキャタルの本がすごく難しいので、そこに出てくる単語をしっかり覚えていったら語彙力は勝手につくと思うし、苦手な文法も長文を読んで慣れていったら自然と理解できていくかなと思っています。これからも意欲的に勉強していきます。
大学は理系に進みたいです。将来の夢は車のエンジニアで、ワクワクする車を開発したいです。

英語の勉強を頑張っている後輩にアドバイス

最初は音読が難しいけれど、途中飛んでもいいからついていこうと音読して、聞き取れるところからどんどん声に出して読んでいくこと。
それから、ボキャブラリーカードは1回覚えたと思っても2、3日たったら忘れているので、継続的に練習することが大切だと思います。
僕も、もっとがんばります!