英語・フランス語・スペイン語を話す慶應SFC大﨑さんの同時語学学習のススメ


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大﨑さんの海外歴と学校歴

0-3歳半 ワシントン州 シアトル
6-11歳 東京学芸大学附属世田谷小学校
11-12歳 東京女学館 国際学級(1年間)
13-18歳 Palos Verdes High School カリフォルニア州 ロサンゼルス
18歳〜 慶應義塾大学環境情報学部 SFC

 

英語の所持資格

TOEFL iBT 108点 ・ SAT 1970点

 

専門科目は辞書を片手に身につけた

中学2年生の5月よりカルフォルニアへ移住し、新学期とともに9年生として高校へ編入しました。
3歳半までアメリカにいたため、英語のリスニングや会話はできていたのですが、アカデミックな英語には触れていなかったので、いきなり9年生に編入してとまどいました。
カリフォルニアへ移住する前に在学していた東京女学館では、英語に力をいれていて、授業にはついていけると思っていたのですが、理科の授業は専門用語が多過ぎて全然単語がわからず、辞書を片手に授業を受けていたのでとても苦労しました。
でも、そのおかげで英語力が伸び、高校入学当初は一般授業でもついていくのが大変でしたが、12年生(4年目)の時には英語もHonors levelで授業を取ることができ、APテストにも合格できました。

-Honors Level(Honors Course)とはなんですか?

アメリカの高校では、「一般レベル」と「上級者レベル」で授業が分かれていて、Honors Levelになるとよりアカデミックな授業をうけることができます。成績上位者が先生より推薦されるか、自ら申し出るかして授業に参加することができます。

-APテストとはなんですか?

Advanced Placement Program Examの略で、アメリカやカナダで実施されています。大学入学前に大学の授業についていけるかを試験するもので、これで高い評価を得ると大学の単位が特典として与えられます。37科目あり、大学受験のために高校でAPクラスを受講するのが一般的です。基本的には筆記試験ですが、音楽や美術は実技もあります。学年を問わず、その科目を勉強した学年で受験するのが一般的です。結果は、最低1から最高5までの5段階の成績で評価され、3以上の成績は大学の同じ科目の授業の合格点と同等の成績と見なされます。1、2科目しか受験していなくても大学入学にあたり、成績は高く評価されます。

 

他言語と並行して学ぶことが英語習得に効果的だった

13〜18歳の時、英語をもっとも勉強したと思っています。もともとアメリカで生まれ、両親もアメリカの大学を出ていて、バイリンガルであったことから英語は常に生活の中にありましたが、アカデミックレベルの英語は勉強をしていませんでした。

13歳でアメリカに戻ったときには授業を理解するのも大変でしたが、私のまわりには日本人がいなかったので、必然的に英語を使う必要がありましたし、もともと英語を話せるバックグラウンドはあったので、どんどん友達に話しかけて、質問して、発音や単語の言い回しの間違いを指摘してもらいました。また、テレビ番組をたくさん見ることで会話を学びました。

第二外国語が必修だったので、スペイン語を学ぶことにしました。そのため英語がままならないうちに2つの言語を同時に学ぶことになりましたが、2か国語を同時に学んだことが語学学習には効果的だったと感じています。ところどころ文法や単語が似ているところがあり、例えば、「静か」という意味で、“tranquilo – tranquil” は綴りが似ているので、片方の意味を憶えることで、もう片方も同時に身につけることができたので一石二鳥でした。

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(5歳のとき。シアトル時代のデイケアの友達との写真。一番右が大﨑さん。)
 

様々なテーマと向き合う主体性重視のアメリカ教育

留学中の授業で印象的だったことは、日本だったら一般的に問題視されるようなトピックに触れる機会が多かったということです。ジェンダーの問題や女性の社会進出について考えることを、女性学や心理学の授業だけに限定されず、色々な授業でそのようなテーマを扱ってディスカッションやスピーチをしてきました。
また、日本ではみんな同じペースで授業が進みますが、アメリカの教育は自分の意思次第で難しいレベルの授業を選択することが高校生のうちから可能となっていて、自分でチャレンジしていくことができました。そのため、選択次第で自分の道を広げられると感じました。また、主体性や能動的であることが求められ、さまざまなことが自己責任なのもアメリカ教育の特徴だと思います。一方、日本の教育は、礼儀作法が身につけられたり、規則やルールがある中でどのように生きていくかを学べました。

 

最貧国で感じた心の豊かさ

高校生の頃からアフリカに興味があり、大学もそれで選んだほどです。大学の研究会でコンゴ民主共和国に小学校を作るプロジェクトを行っているところがあり、研究会の活動の一環で初めて去年の3月にコンゴへ行きました。コンゴの首都へ行ったのですが、ホテルではなく現地の人の家にステイして、向こうの生活にお邪魔しました。
赤道直下のアフリカ最貧国でありながら、人と人とのコミュニケーションが密な場所で心の豊かさを感じ、これからのポテンシャルを感じました。
国際開発や異文化交流にももともと興味があって、教育チームとして行かせてもらい、アフリカの問題に直面して、将来もアフリカに関わっていきたいと強く思っています。
資源があるのに国益に反映されずに問題となっていましたが、やっとインフラが整ってきたように思います。ヨーロッパや中国が進出し、ここ一年だけでも経済成長を感じる様になりましたが、日本の企業はリスクが高いとして進出しておらず、出遅れていると感じました。

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(高校の卒業式で。花でできたレイをかけるのが伝統で、首にかかった紐は成績や部活などの達成の証。一番左が大﨑さん。)
 

英語は使わないと衰えていくもの

日本に帰国してからは、ドラマや映画を英語で見ることを心がけています。
やっぱり英語は使わないと衰えていくと思います。大学でも英語の授業をうけるのではなく、英語で行っている授業を毎学期履修するようにしています。「GIGAプログラム」というものがあり、多くの留学生が受講しているコアな授業があり、英語のみで行われているのですが、一般学生も受講が可能なので、そちらを受講しています。私が受講した「ICT社会と技術」や「国際関係論」では、英語でレポートを書いたり、ディスカッションやプレゼンテーションをしたり、日常的に英語に触れることができています。

 

学びたい分野を選択できる慶應SFC

今の大学を選んだのは、もともと国際開発の分野に興味があったからです。ただ専門的に何を学びたいかを決めてはいなかったので、フレキシブルに学べる慶應SFCを選びました。SFCには環境情報学部と総合政策学部の2つの学部があり、専門性は問われません。両学部には隔たりもなく、学びたいことがあれば何でも学べる環境があります。いろいろな選択肢から決められるということで、現在はITの授業や経済の授業を並行して取っています。一方で多様な分野を学ぶことができますが、専門的な知識は自分から得ていく必要があります。

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(3度目のコンゴ民主共和国渡航の1枚。現地の人々の生活に入り込んで約1ヶ月過ごした大﨑さん。)
 

教育を通じた国づくりに貢献したい

将来の夢は国際機関で働くことです。
私自身が多様な教育環境の中で育ってきましたし、また、叔母が世界銀行で教育専門官として途上国の教育水準をあげることに取り組んでいるので、教育の重要性を改めて感じさせられています。それゆえ、自分も教育を通じた国づくりなどに取り組みたいです。
教育水準が上がることで、治安も良くなり経済発展もしていくと思っています。

 

子供の英語学習におすすめの洋書は?

The Cat in the Hat (Dr. Seuss)

英語を習い始めの子にはドクター・スースが読みやすいのでおすすめだと思います。
特にこちらは、音の流れがきれいで、歌を歌うように本が読めるので、小さい子供も憶えやすいです。私は小さい頃から一番このストーリーが好きでした。

The Hunger Games

平和にどうやってもっていくかというストーリーも面白く、わかりやすいので読みやすいと思います。いろんな表現や単語が使われているのでボキャブラリーを増やすことができますし、文脈から単語の意味がわかります。映画も出ているので、先に映画を見てから小説を読むのも良いと思います。内容は中学生から高校生向きです。

 

英語を勉強している人たちにメッセージをお願いします。

楽しんで英語を学ぶことを忘れないでください!
私自身、フランス語、スペイン語も話せるのですが、それらの言語はラテン語がルーツであるので、英語ができることで他の言語と似ている部分が多いことにも気づくことができ、学びやすかったです。英語が少しでも話せることで、旅行先で人とコミュニケーションを取れるようになり、可能性が広がります。
日本語と比べると文法や単語も違うことが多いので、難しいと思うことや間違うのが怖いと思うこともあるかもしれませんが、自分からアウトプットしていくことで英語力はどんどん伸びていくと思います。


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