世界大学ランキング5位!中世に創設され、名だたる著名人を輩出しているケンブリッジ大学。


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The University of Cambridge(ケンブリッジ大学)

入学難易度(5段階):★★★★★

 

<大学の概要>

ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は、イギリスのケンブリッジにある総合大学で、1209年の創立、オックスフォード大学と並び世界トップレベルの大学だ。中世に創設されて以来、英語圏ではオックスフォード大学に次ぐ古い歴史をもつ。両学あわせて Oxbridge と愛称するほど共通する部分が多い。2005年10月現在、公式のノーベル賞受賞者は83名(2008年現在、うち卒業生の受賞者は59人)で世界の大学・研究機関では最も多い。校訓はHinc lucem et pocula sacra(ここから光と神聖な盃を)。

 

<基本情報>

大学属性:公立・総合大学(各カレッジは私立)
学生数:学部生 約12,300名・大学院生 約6,000名
共学/別学:共学
専攻:経済学/ 哲学/社会政治学(SPS)/自然科学
学期:トライセメスター制(10月~6月までの3学期制)
学費:£27,512~(約433万円〜)<内授業料 £18,662~(約293万円〜)>
学生/教員比:11.6:1
必要なTOEFL点:89-100(iBT)
留学生の割合:学部 9.9%
大学院 33.9%

 

<大学の特徴>

まず注目したいのは、ケンブリッジ大学は名だたる著名人を輩出していることだ。アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジョン・メイナード・ケインズ等、近世史に輝く人材が目白押しで、社会の変革に大きく貢献している。ケンブリッジからは多くの天才・秀才が輩出した。上記のほかにも英国の代表的なロマン派の詩人で、物語詩「チャイルド=ハロルド巡礼」、叙事詩「ドン=ジュアン」、劇詩「マンフレッド」の著者ジョージ・バイロン(George Gordon Byron, 1788-1824)などもいる。

設置形態は、オックスフォード大学と酷似しており、英語圏では公立大学と考えられ、自然発生的な創立の歴史や高度な大学自治、独自の財産と安定収入のあるカレッジ(後述)は私立大学と考えられる。

以下、細目を設けてこの大学の特徴を調べてみよう。

学期
ケンブリッジ大学は、各学年を3つの学期に分けており、10月1日~12月19日をMichaelmas Term、1月5日~3月25日をLent Term、4月10日~6月18日をEaster Termと呼ばれている。各学期8週間の「フル・ターム (full term)」あり、その期間に授業が行われる。

カレッジ
ケンブリッジ大学は、32のカレッジが構成する大学である。カレッジは「学寮」とも訳され、すべての学生は学部生・大学院生を問わず、ケンブリッジ大学生であると同時に、どこか必ず1つのカレッジに所属することになっている。カレッジは教師と学生が起居を共にし、そこで共に学ぶという修道院の形態に由来している。

前述のように、カレッジは固有の財産と安定収入のある独立した私立大学だ。それぞれのカレッジの資産を管理・運用するフェローのことをバルサー (Bursar) といい、経済学者のケインズはキングス・カレッジのバルサーだった。

ケンブリッジには、トリニティ通りとそれに続くキングズ通りに沿って、カレッジがある。セント・ジョーンズ・カレッジ(St. John’s College)、トリニティ・カレッジ(Trinity College)、キングズ・カレッジ(King’s College)、クィーンズ・カレッジ(Queen’s College)、ダウニング・カレッジ(Downing College)が、シドニー通りとそれに続くセント・アンドリュー通りに沿って、シドニー・サセックス・カレッジ(Sydney Sussex College)、クライスト・カレッジ(Christ College)、エマヌエル・カレッジ(Emanuel College)が並んで建っている。

また大学群の西にケム川という小川があり、それに「マグダレン橋」、「ため息の橋」、「トリニティ橋」、「クレア橋」、「キングズ橋」、「数学の橋」など有名な橋が架かっている。

カレッジの機能
学部生の入学者選抜はカレッジ毎に行われ、一部の学科を除いてAレベル試験の成績の他に、面接試験で判定される。学部生の教育は、伝統的にはカレッジで教員と学生の1対1で行われていた。こうしたカレッジの責任で行われる指導を「チュートリアル (tutorial)」と呼び、担当教員を「チューター(tutor)」と呼ぶ。、各カレッジにおけるチューターのリーダーは「シニア・チューター (senior tutor)」と呼ばれ、それぞれのカレッジにおける教育の最高責任者、いわば「教頭」のような存在だ。

大学院
一方、大学院生の場合には研究科(学部・学科)が主に責任を担っている。大学院の入学者を選抜する権限は第一義的には専門の研究科にあり、研究科からの入学許可を得た後に、初めてどのカレッジに配属されるかが決定する仕組みだ。大学院でも修士課程や博士課程の初年度には講義が行われる場合が多いが、研究活動の中心は指導教官とのスーパービジョンにある。大学院のスーパービジョンは現在でも一対一の原則がほぼ貫かれている。また、スーパーバイザーの選択はカレッジの学習指導教員でなく、それぞれの研究科の責任で行われるから、大学院生にとってカレッジは、寝食や福祉・社交の場となっている。

留学生
世界で最も有名な大学の1つということもあり、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ各国からの留学生も多い。2005年現在、EU外からの学生は3,000人を超え、日本からの留学生も毎年十数人~数十人規模となっている。学生としての留学のみならず、研究者の交流も大変に盛んで、日本からの在外訪問研究者も後を絶たない。

 

注目のコース

経済学
ケンブリッジ大学の経済学部はつとに有名で、ノーベル賞受賞者を輩出していることでも知られている。経済学コースの焦点は、経済学の核心に対する正しい知識を学生に提供することですが、同時に歴史学、社会学、数学、統計学、哲学といった異なる学問の思考法やテクニックを借用して取り組んでいます。

政治・心理・社会学
ケンブリッジ大学の政治・心理・社会学コースは、1年次には政治学、心理学、社会学、社会人類学の概要を知り、ジェンダー、社会的不平等、メディア、民主主義、戦争と平和、ジプシー族、宗教儀式などの多様な題材を取り上げる。2年次は政治学、心理学、社会学のいずれかに焦点を当て、3年次には再び包括的に学ぶという流れだ。

コンピュータサイエンス
1953年に世界初のコンピュータサイエンスコースが開かれたのはケンブリッジで、現在もコンピュータサイエンスを学際的な学問として捉え、実践的要素と理論的要素のバランスのとれた内容を提供している。ケンブリッジは”シリコン・フェン”と呼ばれる英国有数のハイテク産業の中心地で、現在300を超えるオフィスやラボを抱え、大学はそれらの企業と密に連携を密にして教育を行っている。

 

まとめ
市内中心部を諸カレッジの壁面が覆うことよりオックスフォード大学が「大学の中に町がある」と言われるのに対し、市内中心部が明るく伸びやかな雰囲気のあるケンブリッジ大学はよく「町の中に大学がある」と称される。いずれが菖蒲、かきつばたの様(さま)である。

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