全米1,000社の取締役の33%が卒業生、Wellesley College(ウェルズリー大学)【National Liberal Arts Colleges Rankings #4】

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Wellesley College(ウェルズリー大学)

入学難易度(5段階):★★★★★

 

<大学の概要>

アメリカには古来の女子大学として7つのリベラル・アーツ校、Seven Sisters Collegesがある。マウントホリーヨーク、ヴァッサー、スミス、ラドクリフ (現在はハーバード大学の一部)、ブリンマー、バーナード、それにウェルズリー大学だ。この大学は創立が1870年、学生数約2,500、マサチューセッツ州ボストンの西、ウェルズリーの町にある。500エーカーのキャンパスは、湖があり、森林、樹木園、牧場もある景色の美しいことで知られている。北東部の12のカレッジとの交換プログラムに参加しており、1セメスターをほかの大学で過ごすことができる。ウェルズリー大学は科学に強く、全米で2番目に古い物理の実験室がある。独特のDavis Degree Programというのがあり、24歳以上の女性がカレッジに通えるようになっている。

 

<基本情報>

創立:1870年
校訓:Non Ministrari sed Ministrare, “Not to be ministered unto, but to minister.” 仕えられるよりも仕えよ
大学属性:私立
学生数:2,474
共学/別学:女子校
専攻:社会科学、生物学/生命科学、外国語、文学
ノーベル賞受賞者数:1
学期:セメスター制
学費:$62,088
男女比:女子2,424 (98.0%)/ 男子50 (2.0%)
学生/教員比:7/1
必要なTOEFL点:
入学率:29%
留学生の割合:11.2%(93ヵ国)

 

<大学の特徴>

この大学には昔からの伝統が息づいており、第4年生(シニア)たちが競う年一度のフープローリング・レース、クラスが歌を競うステップシンギングなどが珍しい。著名な卒業生には次期大統領候補、ヒラリー・クリントン、前国務長官マデレーヌ・オルブライトなどがいる。

ウェルズリー大学建学の理念に「世界を変える」(make a difference in the world)というのがある。卒業して「ウェルズリーの女性」(Wellesley women)たれ、と謳う。現実の世界でウェルズリーの女性は意味のある貢献を、個人のみならず専門家として果たせよ、と教える。モットーとして「仕えられるよりも仕えよ」とする基本理念が脈々として流れている。

ウェルズリー大学は、ヂュラント夫妻(Henry Fowle DurantとPauline Fowle Durant)によって設立された。夫君のヘンリー・ヂュラント氏は1841年ハーバード大学を卒業、ボストンで法律事務所を開いていたが、宗教的な体験から一般人ながら牧師となり、1864から1875年までマサチューセッツ州、ニューハンプシャー両州で宣教活動に従事した。100から200万ドルの私財を投じてマサチューセッツ州ウェルズリーに大学を開いた。現在の腎臓炎にあたるブライト病を患い59歳で死去した。

世界的に知られる女子大学であるウェルズリー大学は、知的探求心と信条を重んじる教育機関で、信条を実践することの重要性を教え、プラグマティックは指導力を養えと説く。過去一世紀、ウェルズリー大学とその卒業生たちは、女性の知的かつ社会的発展と自治のために、大いに貢献してきた。探求心と知識の交流こそが正しい思考を生む、として、ウェルズリー大学は学生たちに、広く探求し、厳しく問いかけ、創造的な挑戦をせよと教える。「ウェルズリー教育」の心髄は、その卒業生たちが現実の世界に即応できる能力を発揮していること、環境を読み取り、それぞれの仕事の方向付けをし、人々をしてともにゴールに向かわしめる指導力を発揮していることだ。女性指導者の育成では、ウェルズリー大学は世界でもっとも成功している大学の一つだ。

さて、ウェルズリーを語るならヒラリーを語らねばならない。2016年の大統領選を睨むヒラリー・クリントンはウェルズリー大学の誇る卒業生(1969)の一人だ。2014年6月、ウェルズリー大学での同窓会に参加した際、CBSのインタービューに答えて彼女は、「大統領選に出馬するかどうか、考える者にとって大事な問いは、出るのか、出たら勝てるのかではなく、アメリカへのビジョンは何か、あなたは国民をそこへ導いていけるか、ということでしょう」と胸を張った。ウェルズリー大学在籍の頃のヒラリーは女性初の卒業式スピーチをし、「自分の世代で良き世界を実現する」と喝破した。その折の彼女の発言は全国に喧伝され、ライフ誌にも掲載された。

閑話休題
ウェルズリー大学のスタッツを見ると、女子校ながら2.0%(50人)の男子学生がいる。フェミニズム運動の嚆矢となる女性運動家を生んだウェルズリーに、これだけの数の性転換した「女性」が学生として在籍していることの意味は、女子校としてのこの大学のアイデンティティーに微妙な陰を落としている。この場ではこれ以上の言及は避けるが、アメリカの女子教育のあり方にも影響する面があり、大学当局の反応も含めて、今後の展開が注目される。

ここで、ウェルズリー大学のランキング、卒業生の評価に触れておく。US & World News誌のランキング(2001)でウェルズリー大学は「ベスト・リベラル・アーツ大学」第4位、卒業生の評価もFortune 誌(1992年)で全米1,000社の取締役の33%がウェルズリーの卒業生だった。

 

むすび
ウェルズリーの卒業生の中に、中華民国総統蒋介石の夫人、宋美齢がいる。今にして思えば、巧みな英語を操って中華民国のために動いた彼女も「ウェルズリーの女性」(Wellesley women)だったのか、と感慨深いものがある。


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