アメリカ人でも英語ができない?大統領選から見る英語力


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英会話学校などのチラシでよく外国の方の写真を見かけます。
やはり外国(英語圏)の方から英語を教えてもらうと安心感があるということでしょうか。

しかし、お考え下さい。その方は本当に英語力が高いのでしょうか?

アメリカ人やイギリス人等であれば英語力が高いというわけにはいきません。一方、現在ではやはり「ネイティブの人」=「英語力が高い」と無意識に思ってしまう方が多いように思えます。

英語力が高いというのはどういうことでしょうか?
世界中に大きな波紋を起こした今回の米国大統領選を例に見てみましょう!

 

同じアメリカ人でも英語力が大きく異なる!

世界に波紋を呼んだ今回の米国大統領選挙。トランプ氏が次期大統領となりましたが、彼の演説はいつも衝撃的だと話題になりました。よく下記のような刺激的な発言でメディアに取り上げられていましたね。

I would build a great wall, and nobody builds walls better than me, believe me, and I’ll build them very inexpensively, I will build a great, great wall on our southern border. And I will have Mexico pay for that wall.

「私は巨大な壁を作る。私ほどうまく壁を作れる人はいない。そしてそれをとても安くで作る。我が国とメキシコの国境線沿いに素晴らしく巨大な壁をつくる。そして、その金額をメキシコに払っていただく。」

実は、トランプの英語力は小学校6年生並だという記事も出ています。
わりとシンプルな単語を使い、それを何度も反復します。たとえば、”great, great wall” と “great” を繰り返し言うことは、強調するためでもあるでしょうが、単語自体とても簡単なものです。日本語に直訳するとなると「でかい、でかい壁」程度の表現になるかもしれません。

一方、クリントン氏に関しては、敗北後の演説が美しいと多くのメディアでも取り上げられておりました。例えばこの部分。

“I know we have still not shattered that highest and hardest glass ceiling, but someday someone will and hopefully sooner than we might think right now.
And to all the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams.”

「私たちはいまだ、『最も高く、硬いガラスの天井』を破ることができていません。でもいつか、誰かが成し遂げてくれるでしょう。私たちが思うより早く、そんな日が来てほしい。そしてこの戦いを見ている小さな女の子たちにも伝えたい。あなたの価値と力を、そして世界には追い求めるに値するチャンスと、かなえるべき夢があることを疑わないで。」(和訳:朝日新聞の記事から

この英語を見ると、反復している単語は一切なく、さらに使用している語彙そしてその表現力もハイレベルです。

両方とも多くのメディアに取り上げられた演説ですが、その使用されている英語の違いは一目瞭然です。そこで、「英語力が高い」とは一体どういうことでしょうか?

 

表現の幅を広げ、質を深める

もちろん英語力の基準は人それぞれでしょう。しかし、やはり日常会話の発音が綺麗なだけでは「英語がうまい」とは言えるかもしれませんが「英語力が高い」とは言い切れないかもしれません。

例えば、日本語で「すごい」という単語を連発すると、日本語が流暢であっても「日本語力がある」とは言い切れないですよね。「あの映画、すごくすごく面白かった!」というより、例えば「あの映画は非常に面白かった」と言うだけでも違って聞こえます。

英語も同じです。つまり、単に発音が綺麗という意味ではなく、その表現の幅が広がり、質が深まることが、英語力向上の要素の一つと言えるでしょう。

 

何の目的のために英語を勉強するのか

ネイティブであっても英語力は様々です。
大事なのは、あなたが何のために英語を勉強するのか、その目的を再認識することです。

もし発音を良くしたいのであれば、英会話学校などでネイティブの方に教わることが良いかもしれません。しかし、「英語力」をつけたいと考えていましたら、ネイティブを過信しすぎず、ご自身にとっての英語力は何か考えることが大事です。

今回挙げた大統領選に関しては、その表現力の幅や質が英語力の判断基準となりました。
あなたにとって英語力の基準とは何になりますか?

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飯田麻衣

飯田麻衣

カリキュラムコーディネーター(国連英検特A級・英検1級・TOEFL iBT 118点 所持)

In the Dreaming Class【第2回:清水 章弘さん】

20150114

英語塾キャタル代表の三石郷史によるラジオ番組
《In The Dreaming Class》



第2回目のゲストは、
部活をやりながらも現役で東大に合格し、現在は、複数の教育事業を行っている、「勉強のやり方を教える学習コーチ」として人気の株式会社プラスティー教育研究所代表の清水章弘さんです。

東京・飯田橋の学習塾・家庭教師「プラスティー」

清水さんは、青森の教育委員会からも教育改革を頼まれるほどの人物で、以下のような、学習関連の本を何冊も執筆されています。
▼現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣
▼自分でも驚くほど成績が上がる勉強法
▼習慣を変えると頭が良くなる―東大生が教える7つの学習習慣
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13年間英語教育に従事している三石郷史と学習コーチの清水章弘さんの白熱トーク!





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