ロジカルシンキング

サマリーライティングで一流の文章術を身につけよう!

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日本の夏休みの宿題といえば、「読書感想文」や「絵日記」がありますよね。海外の現地校やインターナショナルスクールでは、「サマリーライティング」が宿題として出されます。サマリーは「要約」という意味ですから、本や新聞の要約をまとめるのがサマリーライティングです。

一流の作家が書いた本をサマリーライティングすることで、一流の文章力が磨かれていきます。世界の文豪と呼ばれる、チャールズ・ディケンズ、ウィリアム・シェイクスピアといった一流の文章術が、どこでも学べるのです。

今回は、サマリーライティングの3つのメリットを学んでいきましょう。

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子どもの論理的思考力を養うためには?(中学受験ロジム 野村代表)

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英語塾キャタル代表の三石郷史によるラジオ番組
《In The Dreaming Class》

今回は小学生にロジカルシンキングを教える学習塾「ロジム」代表取締役の野村竜一氏をお迎えしてお話を伺った。野村氏は東京大学教養学部在学中にカリフォルニア州立大学へ派遣交換留学。卒後、放送局、通信系企業社長室、戦略コンサルティング会社を経て、ロジムを設立。現在は、2020年の横須賀での新しい高校設立に向けても活動中。今回の記事では、特に論理的思考力を養う教育についてのインタビュー内容を紹介する。

 

論理的思考力を養う教育
三石:
「何故ロジカルシンキングを小学生に教えようと思ったのか?」
野村:
「外資系コンサルティング会社にいる時、ロジカルシンキングの習慣化の必要性や顧客にロジカルシンキングの大切さを紹介する中、若年層はこの様な思考を学ぶ機会が少ないと思い、実践するためロジムを設立した」
三石:
「保護者には理解されづらく、生徒を集めるのが大変だったのでは?」
野村:
「設立当初は中学受験が大事という人が多く理解を得にくかったが、思考型授業を求める風潮になり、生徒側から通いたい、と入塾する場合も多い。丸暗記や従来の塾教育に疑問を感じ、将来に繋がる勉強をしたいと選んでくれる。初見の問題を「分からない」と言うのでなく、試行錯誤を楽しめる子がロジカルシンキングの吸収も早い。考えることを楽しむことが目標」
三石:
「そういった子供の家庭の共通点は?」
野村:
「2つあり、1つは会話の往復が出来る家庭。子供の言いたいことを先回りして考え、発言する機会を奪う親がいる。親によく言うのは『会話を2往復してキャッチボールして下さい』ということ。2つ目は、親自身が考えたり、勉強を楽しんでいること。」
三石:
「何歳くらいから学べるのか?」
野村:
「小学校高学年でないと体系として学ぶのは困難だが、低学年は、本人達は意識していないがゲームの中で自然とロジカルな作法が身に付けられるようにしている。カードやゲームを使い、因果関係を自然と意識させるワークが多い」
三石:
「中学受験は基本的に国語、算数が問われるが、両方に役立つのか?」
野村:
「低学年で使うテキストはロジカルシンキング、国語、算数の境界がなく習慣をつけてもらう意図で作っている。中学受験でも記述解答の多い学校や、自由に考えさせる学校ではいい結果が出る。例えば麻布中の入試で「ドラえもんは生物か答えなさい」と出た。問題文中の生物の定義の要素を抽出し、論理を構成し、生物ではない理由を答えさせるのだが、そういったものを得意とする」
三石:
「ロジカルシンキングが出来ると目標達成能力も高いと思うが?」
野村:
「分からないと言わずに仮説を置いて積み重ねて困難を解きほぐす習慣がつきやすいので、大学入試や就職活動にも効く」
三石:
「社会に出ると頭の良さは、ロジカルに考えられるかで判断されるので、必要性はよく分かるが、ロジカルシンキングの学習だけではその先のクリエイティブシンキングの様な能力は身に着かないのでは?」
野村:
「突飛なアイディアが生まれるのは、無意識の中でロジカルに考えた結果であることがよくある。二律背反ではなくロジカルシンキングが無意識レベルまで習慣化するとクリエイティブな発想に繋がる」
三石:
「大人も出来るロジカルシンキングの鍛え方は?」
野村:
「理由を言うのを習慣化すること。また、物を要約する事。他に、コミュニケーションが成り立たないのは大体伝える側の問題だと知ること。伝える側がロジカルに組み立てたり、相手を理解しようとしないと伝わらない、と意識すると伝達能力は上がる」

 

2020年の新しい高校設立に向けて
三石:
「どういう高校を設立するのか」
野村:
「インターナショナルとサイエンスを重視している。日本の理系科学者は海外に出た時、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を使って、研究を発展させることがあまりできてないことに問題意識がある。若い頃から理系でなく文系的な考えも含め、プレゼンテーション能力を育てるカリキュラムを作りたい。新しい高校ではIB(国際バカロレア)(※1)カリキュラムも入れる予定。IBは問題を考える事を重視している。教育者の確保が課題で、外国から修得者を連れてくるが、現状は足りない。日本人教師で資格を持つ人を増やす活動がなされている。また、生徒達が教わりたい指導教官を世界中から選ばせ、学校がコンタクトを取り、学びたい勉強を自分達でやるという、主体性のある授業をやりたいと考えている。校名はインターナショナルスクールオブサイエンスヨコスカ(ISSY)を予定」

考えることを楽しむことが論理的思考を育てる原点になる。今後、世界で活躍できる論理的思考力を持った子供達がますます増えていくことが期待される。

 

※1 IB(International Baccalaureate):国際バカロレアは1968年にできたスイスに本部をおく財団法人のことであるが、その財団の提供する国際的な視野を持った人材を育成するための教育プログラム及びその修了証明書も指すことが多い。課程修了時に修了試験を受け、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置。IBの点数を入試の評価に加味する大学や、合否判定にIBの点数のみを使うところもある。日本では今200校IBの学校を作ろうとしている。