英語4技能試験は一体どんな試験なの?


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大学入試といえばセンター試験を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、そのセンター試験が2020年に廃止され、それに代わる新しい入試形式の導入が「英語教育の在り方に関する有識者会議」で議論 されています。特に英語については、4技能を総合的に評価できる問題の出題(例えば記述式問題など)や民間の資格・検定試験の活用が考えられています。
ここで注目されているのが総合的な英語力を評価するための「4技能試験」です。
今回は4つの「4技能試験」について紹介したいと思います。

1. TEAP(Test of English for Academic Purposes)

<試験の特徴>

TEAP(ティープ)とは、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。 テスト形式は総合的な英語力を正確に把握することができるよう「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成しています。
 

<試験の構成>

TEAPは「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つのセクションから構成されています。
●Listening test :マークシートによる択一選択方式(時間:約50分)
●Speaking test:1対1の面接方式(時間:約10分)
●Reading test :マークシートによる択一選択方式(時間:70分)
●Writing test:解答用紙への記述方式(時間:70分)
 

<英語力測定基準>

英語力を「スコア」および「バンド」でフィードバックします。

●スコア
4技能のスコアは項目反応理論(IRT:Item Response Theory) に基づいて標準化されたものを表示しています。
※項目反応理論とは(参照:https://www.knowledgewing.com/kw/blog/2013/03/201303210900.html)

●バンド
4技能とも、CEFR (Common European Framework of Reference for Languages) による6段階のバンドのうちA2~B2までの力を測定し、世界的に利用されている英語力の基準でどのレベルに位置するのかを知る目安となります。
 

<受験機会>

年3回実施。実施時期の目途は7月、9月、12月。
 

<利用するメリット>

TEAPを外部試験として利用する大学が増加。2015年度一般入試では、上智大学が他大学に先駆けてTEAP利用型入試を導入。また、立教大学、関西大学、立命館アジア太平洋大学、中央大学でTEAPの採用を決定。

 

2. TOEFL® iBT(Test of English as a Foreign Language)

<試験の特徴>

TOEFLは、1964年に英語を母国語としない人々の英語力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。
日本で実施されているTOEFL iBT®(インターネット版TOEFLテスト)は、英語をどれだけ「知っている」かではなく、「使える」かに焦点をあて、より実生活に即したコミュニケーション能力を測定するテストです。
 

<試験の構成>

「聞く」「話す」「読む」「書く」の4セクションで構成。テストセンターで1人1台のコンピューターが割り当てられ、全セクションをコンピューター上で受験します。

●Listeningセクション:マイク付きヘッドセット・マウスを使用(時間:60~90分)
●Speakingセクション:マイク付きヘッドセットを使用(時間:20分)
●Readingセクション:マウスを使用(時間:60~80分)
●Writingセクション:キーボードでのタイプ入力(時間:50分)
※SpeakingとWritingのセクションには、同時に複数の技能を測定する問題(Integrated Task) がある
 

<英語力測定基準>

英語力を「スコア」でフィードバックします。

●スコア
Listening:0~30
Speaking:0~30
Reading:0~30
Writing:0~30
TOEFL iBT トータルスコア:0~120
 

<受験機会>

月に3~4回実施。月に複数回の受験が可能です。
 

<利用するメリット>

TOEFLテストは、世界中で受験されている、英語運用能力テストのリーダー的存在です。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学をはじめとした、130か国9,000以上の機関が、TOEFLテストスコアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として利用しています。

 

3. IELTS(International English Language Testing System)

<試験の特徴>

IELTS(アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、イギリス、オーストラリア、カナダなどへ海外移住申請される方に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼすべての高等教育機関で認められており、アメリカでも、アイビー・リーグを含む3,000以上の教育機関で採用されています。
日本国内では、公益財団法人日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが共同で運営を行っています。
 

<試験の構成>

IELTSには、「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があります。リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つのセクションで構成されています。記述中心のテストで、スピーキングは面接形式となっています。

「アカデミック・モジュール」
受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するものです。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等、英語圏の大学や大学院では、アカデミック・モジュールでの試験結果が入学許可の判断の基準となっています。

「ジェネラル・トレーニング・モジュール」
英語圏で学業以外の研修を考えている方や、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をされる方が受験します。

●リスニング:筆記試験(時間:40分)
●リーディング:筆記試験(時間:60分)
●ライティング:筆記試験(時間:60分)
●スピーキング:面接試験(時間:11~14分)
※スピーキングテストはIELTSの世界的な規定により、筆記試験の前後6日以内に行われます。
 

<英語力測定基準>

1.0から9.0まで0.5刻みのバンドスコアで示されます。各セクションごとの英語力がバンドスコアで示される他に、総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられます。
 

<受験機会>

IELTSはほぼ毎週実施しており、受験機会は年間最大48回あります。
 

<利用するメリット>

イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、世界中で受験者が増え続けています。

 

4. GTEC CBT(Global Test of English Communication)

<試験の特徴>

「聞く」「話す」「読む」「書く」という英語の4技能が多角的に測定できる英語力テストです。GTEC CBT はCBT(Computer Based Testing)という名のとおり、コンピューターを利用して受検します。大学入学後やその先でも求められる英語力を測定できる「新しい時代の英語力検定」です。
 

<試験の構成>

リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能の英語力を、スコア型の絶対評価で測定します。また、スピーキングとライティングは、「英語話者の視点」による採点を行っています。

●Listening:マウスクリック形式による選択(時間:約35分)
●Speaking:マイク付きイヤホンでの音声録音による解答(時間:約20分)
●Reading:マウスクリック形式による選択(時間:約55分)
●Writing:キーボードでのタイプ入力(時間:約65分)
※コンピューターによる実施のため、試験時間は受検者によって異なります。
 

<英語力測定基準>

現在の英語力をスコアおよびグレードでフィードバックします。

●スコア
項目反応理論(IRT:Item Response Theory) に基づいてスコアを算出しています。
●グレード
リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの評価が9段階で設定されます。
 

<受験機会>

年に3回実施(年度内2回まで受検可能)。
 

<利用するメリット>

全国の大学でGTEC CBTのスコアの活用が導入・検討されています。
 

どうでしたでしょうか?
みなさんも一度は4技能試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?特にお子さまがいらっしゃる方は、これから自分の子どもがどんな試験をうけるのかを見てみるのも良い機会かもしれません。

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