東大生が教える勉強が好きになる学習法(プラスティー教育研究所 清水代表)


20150114

英語塾キャタル代表の三石郷史によるラジオ番組
《In The Dreaming Class》

今回は株式会社プラスティー教育研究所代表の清水章弘氏をお迎えし、勉強が好きになる学習法についてお話を伺った。清水氏は海城中学校、高等学校(※1)にて部活動や生徒会活動に励みながらも東京大学教育学部現役合格。大学時代ホッケー部で週5日活動しながら20歳で(株)プラスティー設立。卒後、同大学大学院教育研究科入学。現在27歳。学習コーチ事業を展開中。2012年青森県教育委員会の学習アドバイザーに就任。
教育の世界を志したきっかけや勉強の方法、現在の活動内容などを中心にインタビュー内容を紹介する。

東京・飯田橋の学習塾・家庭教師「プラスティー」

 

学生時代の経験から教育の世界へ
三石:
「最近書いたという修士論文のテーマは?」
清水:
「大学受験マニュアルがどのように誕生したのかについて。昭和3、40年代から出来始め共通一次試験時代に今でも使われているマニュアルが完成。共通一次後、第二のゲーム化、モビライゼーション化が起こった。『蛍雪時代(※)』のような雑誌を元に独学で勉強していた時代から、昭和55年以降、塾や予備校の指導通り勉強する主体性の欠ける受験生が生まれた、という内容」
三石:
「清水さんの出身校である、海城中学・高校はどんな学校か?そこでの経験で今に生かされていることは?」
清水:
「厳しさ、柔軟さ両方備えた学校で特に社会科が特徴的。中1から自ら問題設定をし、レポートを書き、中3で卒論を書く。400字詰原稿用紙を60枚書いた。僕はテレビで自分の世代にも関わるゆとり教育の討論を見て、出演者に連絡し、尾木直樹氏(※3)、和田秀樹氏(※4)、西原春夫氏(※5)含め中学時代100人以上取材した。疑問を持ち、自ら行動することを意図した授業だった。これが『問題化能力』に生かされた。これは前提を疑う力のことで『そもそも』の言葉から始まる。会社設立も『そもそも学力ってなんだろう?』から始まった。今までの成績を『学んだ力』、これからの学習可能性を『学ぶ力』と別々に捉え、学習可能性を身に着けるため勉強のやり方を教える塾を作った」

 

すぐ実践できる効果的な勉強法
三石:
「学生時代の勉強で実際にやっていた役立つ勉強のやり方は?」
清水:
「すぐに勉強ができる3つの方法について。1つ目は『消える化ノート術』。授業中、重要語句をオレンジのペンで書く。授業後は赤シートで消せて問題集を自分で作れる。ノートまとめの時間が省けてアウトプットの時間が増やせる。2つ目は板書の時、3回読んでからノートに書くこと。3回読むことで思考停止せず速攻復習が出来る。3つ目は、授業の前に1分間、前回分の復習をやり、授業後に、1分で当日の復習をすること。」
三石:
「社会に出てからも役立つような勉強方法は?教科別に、例えば国語、社会、理科について」
清水:
「国語は自分で問題を作り、自分なりに答えを考えシェアすると楽しく力が身につく。注意点は、妄想でない根拠をしっかり示すこと。社会は一問一答の逆をすること。語句の意味を答える。歴史の勉強は本来、事象の歴史的意義への理解を深めることで選択肢を広げ人生をよりよく生きるためのものである。理科は何かに感動したときに生まれる『何で?』という感情が大事。感動するためには最先端に触れる事、アンテナを張ることが大事。」
三石:
「清水さんの育った家庭の教育方針で特徴的だったことは?」
清水:
「読み聞かせをたくさんしてもらったことと、親は遠足で箸を1本しか持たせなかったりと、あえて子供を困らせ、自分で生き抜く力をつけさせようとしていた」

 

現在行っている教育事業について
三石:
「青森の三戸で行っている教育活動の内容と成果について」
清水:
「学力向上の手伝いで3つのことをしている。1つは、三戸の全小中学生に勉強のやり方を教える事。2つ目は、先生方向けの研修。3つ目は、教育委員会と政策について議論。活動の結果が数値にも表れているし、町全体の教育熱の高まりを感じる。町の手伝いをする時は、塾やコンサルタントなしで学校と教育委員会で成り立つことを理想とする意味でリピーターゼロを目指している。例えば塾に行けない子たちに向けに無料の塾を作り、引退した先生方に僕達の作った教材を使って教えてもらっている」

清水氏は自らの学生時代の経験を元に、勉強のやり方を子供たちに教えている。単に成績を上げるため机に向かっていたのではなく、好奇心旺盛に様々な活動に取り組んできたからこそ、勉強を「楽しむ」方法を教えることができる。

 

※1 海城中学校・高等学校:、東京都新宿区大久保にある私立の中高一貫制男子校。1891年、海軍予備校として創立。
※2 蛍雪時代:旺文社から1932年から刊行されている日本で最も古くから存在する大学受験生向けの月刊雑誌。
※3 尾木直樹:尾木ママの愛称で知られる教育評論家。法政大学教職課程センター長・教授。臨床教育研究所「虹」主宰。
※4 和田秀樹:受験アドバイザー、評論家(教育・医療、政治・経済)、精神科医、臨床心理士、国際医療福祉大学大学院教授、起業家、映画監督、小説家。複数の大学、大学院の非常勤講師や東進ハイスクール顧問も歴任。
※5 西原春夫:早稲田大学第12代総長、早稲田大学名誉教授。法学博士。特定非営利活動法人アジア平和貢献センター理事長。

 

【ラジオ放送後記】〜三石のブログより〜

こんにちは、英語塾キャタル代表の三石郷史です。

毎週火曜日、22時30分からレインボータウンFMでお送りしているラジオ、「In the dreaming class」。
僕がパーソナリティをつとめて、教育に携わる人たちをお呼びしているのですが、第二回目のゲストは、『勉強のやり方を教える塾プラスティ』の代表 清水章弘さんにお越しいただきました。
プラスティと英語塾キャタルは、ここ数年にわたり慶應義塾ニューヨーク学院の受験準備コースを一緒に作ってきました。一緒にお仕事をするなかで感じたプラスティの特徴は、なんと言っても「勉強のやり方から教えている」点です。問題の解き方だけを教えるこれまでの塾とは大きく異なります。

頭の良さとはなにか。これは、誰もが一度は考えたことがある問いだと思います。この答えをプラスティでは、「勉強のやり方を知っていて、それを実行できるかどうかである」と考えているそうです。特に、「受験で結果を出すという意味での頭のよさであれば、正しいアプローチ方法さえ分かっていれば、誰でもそこに到達できる」と清水さんは断言しています。僕もそれには完全に同意しています。やり方を知っているか知らないかが、受験勉強においては大きな差になると思います。

ラジオでは、なぜ清水さんが、“学習法”にこだわった塾をひらいたのかをお聞きしました。それは、彼の好奇心の多さと、それゆえの忙しさにあるようです。高校時代から、生徒会長や部活をやりながら、東大に現役合格。大学に入ってからも、体育会の部活をやりながら、起業もして、さらに大学院にも行く。ちょっと普通では考えられない濃密なスケジュールの中で、学業でもそれ以外の活動でも結果を出すためには、効率のいいやり方を身につけることが必要だったのだと思います。

もちろん、清水さんの開発する学習法は、テストで点数をとるための小手先だけの技術ではなく、「すべての人に一生役に立つ、学ぶ方法」です。彼の本質を見ようとする姿勢と、それを見抜く力とにあると思います。本質と要点を同時に捉えたものであるので、受験勉強だけでなく、社会に出てからも使えるものになるのです。

「たとえば、どんな学習法があるのですか?」と清水さんに聞いてみたところ、惜しげもなく教えてくれた「三分間復習法」というものがあります。これは、授業の始まる3分前に前の授業の復習をして、終わってから3分間でその授業の復習をするというものです。同じ授業の復習を2回することで、なにもしないのと格段の効果の違いが出るといいます。時間も、たった3分+3分の合計6分間だけですみます。
清水さんが、学習のやり方を生み出せるもう一つの理由は、勉強が単純に好きだというのもあるでしょう。他にも、国語で使える「問題の逆」というエクササイズを教えてもらいました。通常の国語の問題なら『走れメロス』を題材にしたとき、「なぜメロスは本気で走ったのでしょうか?」という問いに、いくつかの選択肢のなかから解答を選ぶのが一般的です。ところが「問題の逆」では、問題そのものを疑ってみることが求められます。この場合は「はたしてメロスは本気で走ったのでしょうか」という問いをたてて、そ文中の記述つかってしっかりと論拠立てて答えていきます。この問いには、答えがあるわけではありません。答えがない問いに対して、論理力と読解力とを使って答えを導きだす力が育てられます。

小説を読むことの本来の目的は、人の感情や周囲の状況を正しく把握できるようになることです。現実社会においては、友人の感情を選択肢から選ぶような問題に出会うことはありません。逆に、この「問題の逆」のように「本当にこうなのかな?」とか、「実はどうなんだろう?」といった、問題になっていないことを問題にする力の方が大切だと思います。清水さんはこれを「問題化能力」と読んでいるそうで、こういう問いを立てることができるようになれば、国語はもっと面白くなる。これは、学びを楽しむ清水さんだからこその発想だと思います。

清水さんは勉強のやり方を教えることを通じて、勉強の面白さを教えてくれる先生です。それは、清水さんがきっと勉強が大好きだからだなと、一時間の番組を通じて思いました。


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