自らの経験を活かしてグローバルな小学校を創りたい 五十嵐さん


大学1年次、インターンの同期と。前列左から3番目が五十嵐さん。

五十嵐さんの海外歴と学校歴

4歳 アメリカ合衆国コネチカット州グリニッチへ渡米
6歳 North Mianus Elementary School入学
8歳〜18歳 玉川学園小学部・中等部・高等部 IBコース
18歳 早稲田大学国際教養学部入学 (8月に退学)
18歳 カナダ University of Toronto入学

 

英語の所持資格

TOEFL iBT 105

 

英語は話せるけど会話に入れない

-海外で苦労したことは何ですか?

海外に滞在していた時期が幼かった為はっきりと覚えていないのですが、今でも鮮明に覚えているのは、保育園の登園初日に母に「I have to go to the bathroom」というフレーズだけを覚えさせられ、不安を募らせながら登園したことです。ラッキーなことに日本語がわかる友達がおり、当初はすべて彼に頼って通訳してもらっていました。ただ、彼がいなくても「友達を作りたい!」という気持ちが大きくなり、英語を頑張ろうと思いました。


レッスン中の五十嵐さん。

 

体験を通して記憶に定着させるレッスン

-海外での教育はどんな感じでしたか?

私が通っていたのは普通の公立の小学校でしたが、とにかく座学らしい座学をした記憶がありません。理科の授業では、蝶を幼虫から育てる授業があったり、サンクスギビングの時にはその歴史を学び、ハロウィンではパンプキン畑へ出向いてパンプキンカービングをしたりと授業の内容が子供でも飽きないような工夫がされていたと思います。


2年次のFrosh Week(カレッジ主催の新歓)に新入生と。
 

“面白い”や”好き”が英語力をあげた

-英語をどのように身につけましたか?

英語漬けになることと間違いを恐れずアウトプットすることです。私は人と話すことが大好きなので「もっと英語を上達させて、もっと気持ちを伝えたい!相手のこともわかるようになりたい!」という思いで英語学習に取り組んでいました。
幼いころは英語のカートゥーンのチャンネルを姉と二人で毎日食い入るように観ていました。カートゥーンは内容も使う言葉も難しくないので、そこから少しずつ英語を使えるようになりました。
また、渡米1年過ぎたあたりからアメリカのポップ音楽にはまり、ラジオから流れるポップ音楽を歌い、曲が楽しいので何度も聴いて歌って、英語力をあげていきました。
カートゥーンや音楽など好きなものが英語力をあげてくれ、次第に姉と英語で喧嘩ができるようになり、帰国間際には頭の中でも英語で考えるようになっていました。英語漬けになり、分からない英語があっても身振り手振りでコミュニケーションをとるとどんどん英語が分かるようになりました。
その甲斐もあり、私が通っていた現地校のESLプログラムでは、通常なら2~3年でESLを卒業するところを1年で卒業することができました。


4年次のFrosh Weekで応援団に所属。応援団の皆と大学公式マスコット、ビーバーのTrue Blueと。
 

大学生に交じって貴重な体験ができた!

-バイリンガルでよかったと思えた瞬間とは?

中学2年生の時に南極へ行ったことです。学校の国際交流担当の先生が紹介してくれたプログラムでStudents On Iceという財団の南極探訪プログラムに参加しました。そのプログラムがネイティブレベルの英語力を条件としていたので、この時ほど「今まで英語をやっていてよかった!」と思えた瞬間はなかったです。環境保全についての講義などを氷河学や気候学を学んでいる海外の大学生と一緒に学ぶという20日間のプログラムでした。もともとは高校生と一緒のプログラムでしたが、船の故障で大学生と合流したため、より難しい内容になり分からないことが多く悔しい思いをしました。だからこそ、もっと学んで、更に英語を上達させたいという気持ちになりました。


トロントの南に広がるオンタリオ湖の上でボートクルーズパーティー。左から2番目が五十嵐さん。
 

英語に触れる時間を減らさない

-日本に帰国後、英語力維持の方法は?

とにかく英語に触れる時間を減らさないことでした。姉とは帰国後、数年間は変わらずに英語で会話をしていました。しかし、これだけでは英語力は向上することはなく、学年が上がっても英語力は小学2年生のままでした。そこで、毎週帰国生が多く集まる英会話スクール通っていたのですが、そこで出される宿題は自分のレベルよりも難しく、少しずつ新たに単語を覚えていきました。

-英語力向上のきっかけになったのは何ですか?

大きな転機となったのは、小学5年生の時にカリフォルニア州サンノゼに2週間だけ交換留学に行ったことです。小学2年生で日本に帰国した後も、毎年アメリカに遊びに行っていたのですが、5年生のときに訪れた学校がカリフォルニアでも有数のプレップスクールで児童の英語のレベルが高く、はじめて電子辞書を頼りながら英語を使ったのを覚えています。それまでは自分はある程度英語ができると自信を持っていたのですが、この時は悔しさを感じました。その半年後に、バディのインド系アメリカ人が日本へ来ることになっていたので、それまでに英語をもっと喋れるようになろう!と決めたのを覚えています。先日、そのバディが大学の卒業旅行で10年ぶりに日本へ遊びに来たのですが、その際に「5年生と6年生で英語力が明らかにあがっていたよね。」と言われ、彼も気付いていたんだなぁと思いました。

-英語を話せるようにするために行ったことは何ですか?

自分がいつも簡単に読んでいた本を辞め、自分の年齢に合わせた教材を意識的に取り組むことを始めました。分らない単語だらけでしたが、何度も同じ単語に引っかかっているとその前後の文章で意味をなんとなく捉えられるようになりました。私自身は、まめに単語帳に単語と定義を書くタイプではなかったので、覚えたらすぐに使ってみることを意識していました。そこからそのなんとなく覚えた単語を実際にライティングやスピーキングで使い、意味が通じたらOK、通じなかったら意味を聞く。それを繰り返す毎日でした。
また、中学二年生でIBコースを受けるようになって、英語漬けの毎日に変わり、自然と英語をやらなくてはならなくなりました。通訳など英語に関するチャンスがあれば考えずに受けるようになり、自分の英語を活かすようになりました。


1年次に、ディーンズカップ(一年間かけて行われるカレッジ内のスポーツ大会)で年間総合優勝を果たした。前列左から3番目が五十嵐さん。
 

グローバルでオープンマインドな小学校を創りたい

-将来実現したい夢は?

将来は世界のどこかに小学校を創りたいと考えています。自分が小中高とお世話になった玉川学園が大好きなのですが、今の時代に則したより良い、グローバルでオープンマインドな学校を創り、日本そして世界の教育を変えていきたいと考えています。
教えるということも好きなのですが、教育の現場に立つだけでなく、社会に出る人を育てるために自分も社会にも出て学校創りに還元したいと思います。

-玉川学園はどのような学校でしたか?

玉川学園は全人教育をモットーにしていて、小学校では決まった時間割がなく、担任の先生が前日に作っていました。特に勉強以外の部分を大切にして、人としてまっとうな人間を育てるために労作(ろうさく)教育にも力をいれていました。労作では、働くことや創造することの喜びを知ることために野菜作りなどを行っていました。他にも自学自律などイデオロギーにとても共感して、学校を創りたいという夢につながりました。

 

子どもの英語学習におすすめの洋書1冊


Mark Haddon
“The Curious Incident of the Dog in the Nighttime”

内容が難しいので、中学生以降で読むことをおすすめします。自閉症の男の子が謎解きをしていくストーリーで、学校推薦図書にも関わらず、汚い言葉が出てくることや、ショッキングでいてミステリアスな内容があり、初めてワクワクしながら読んだ本です。初めは内容を理解できずに何度も読み返していたので、とても印象に残っています。難しいトピックを扱った本ですが、英語を学んでいる皆さんにはぜひチャレンジしていただきたい一冊です。

そして、この本以外にも、本を読むことはとても勉強になります。
本は必ず何かを教えてくれます。フレーズ、単語、文法や本のテーマかもしれません。「今日はどんなことを教えてくれるんだろう?」と、そんな気持ちで本と向き合ってみてください。


3年次新歓の打ち上げの際の写真。
 

人とつながりを大切にしたい

-ご自身のアイデンティティは?

日本人の両親のもとで日本に生まれましたが、幼少期のアメリカ滞在や大学でのカナダ生活を経て、違いを肌で感じ、私は日本人であることにさらに誇りに思うようになりました。そして、もっと日本の良さをみんなに知ってもらいたいと思うようになりました。
今は、使う言語や慣れ親しんだ文化や宗教が違う、だからこそ友達になるのが楽しい!と感じます。


高1時にペルーの砂漠にてペルー人の友達2人と。左が五十嵐さん。
 

現在、英語を学んでいる方へのメッセージ

まずは、とにかく英語漬けになることをお勧めします。好きなアニメや漫画を英語で読むもよし、聞く音楽を邦楽から洋楽に変えてみるのもよし、普段買う物に書いてある英語を読んで意味を理解しようとするのもよし。この小さな積み重ねが確実に力になります。英語はやりたいことのために必要なツールです。ファーストステップとして一つからスタートしてもいいので、聞く音楽をすべて英語にするなど自分が「かっこいいな!」と思うことを英語と結び付けてどんどん吸収していってください。

そして、これから皆さんの周りには外国人が増えてきたり、英語をうまく扱える友達が増えてきます。その人たちと積極的にコミュニケーションを取ることが大事です。最初はうまく言いたいことが伝わらず苦労するかもしれません。文法が崩れていてもいいのです。単語が出てこないなら演じてみてもいいし、絵に描いたっていい。それを繰り返していけば必ずフレーズや単語、文法を覚えられます。

私は大学に入って、いい文章やエッセイが書けず、予備知識、基礎知識の差を感じショックを受けました。もっとできたのに手を抜いていた部分があり、勉強ができるタイミングできちんとすることが大切だと痛感しています。チャンスを逃さないためにも、勉強は絶対やっておいたほうがいいですよ。


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