プロを諦めても大好きなバレエに関わり続けられる ICU 矢吹さん


矢吹さんの海外歴と学校歴

0歳〜9歳 日本 公立小学校
9歳〜18歳 アメリカ オレゴン州 ポートランド
Jacob Wismer Elementary School
Arts and Communication Magnet Academy (中学・高校)
18〜21歳 日本 国際基督教大学(ICU)

 

英語の所持資格

TOEFL 111
渡米した当時は全く英語が話せず辛い思いをされた矢吹さんが、米国で大変苦労しながら授業にも困らないレベルの英語力を身につけました。
英語を身につけるために人一倍苦労したと仰っている矢吹さんは、どのような方法が効果的だと考えているのでしょうか。
また、矢吹さんらしいバイリンガルであるからこその魅力についてもお話しいただきました!


 

父と二人三脚で身に着けた

-英語をどのように身につけたのか?

「とにかく英語を話せるようにならなければ」という強い気持ちでがむしゃらに勉強しました。
アメリカに行き、助けてもらいながら、必要にかられて毎日使うことで上達していきました。日本にいた時、父は出張が多く、あまり喋る機会がありませんでした。当時は父が英語で話し、私が日本語で答えていたので私はほとんど英語を話すことはありませんでした。
しかし、アメリカに行き父と過ごす時間が増え、父や周りの人に英語が通じないために本当に辛い日々を過ごしていました。その時、どん底まで落ちると人間はどうにかしてそこから抜け出すために努力をするのだな、と実感しました。とにかくどうしてもコミュニケーションを取らないといけないために英語が間違っていても知っている単語を使って話す、ということを繰り返していました。

家では同じエピソードを何度も流しているDisney Channelを毎日見て理解し、学校への送り迎えなどで父とゲーム感覚で道路やお店の看板を音読することしていました。父には毎日宿題や日記を見てもらい、発音の細かい部分(舌の位置など)を聞いて、やらなきゃならない環境の中で経験を重ねることで上達していきました。

 

短作文とBook Talkで日々エクササイズ

-英語を身に着けるのに役立ったことは何ですか?

短作文を書く授業とBook Talkの課題です。
中学時代の英語の授業では、毎日短作文を書いていました。毎日簡単なトピックを与えられて、頭に浮かんでくることをすらすら書いていくエクササイズでしたが、とても役に立ちました。
また、アメリカの学校では”Book Talk”という課題があるのですが、ここでは自分が読んだ本をクラスメイトに紹介します。この課題をとおしてたくさんの本を読むことになり、本を人に勧める時に使える英語も学びました。
 

バレエのおかげで個性が持てた

-海外で苦労したことは何ですか?

アメリカでは突然言語が通じなくなり、まともにコミュニケーションを取れない事が悔しくてしょうがなかったです。日本では友達も多く、勉強もできていたのに英語が喋れないために、友達を作ることも難しく、自己主張ができないために他の子の言いなりなにならなければいけなかったように感じていました。

-なにがきっかけで克服できたのですか?

中学校から芸術重視の学校へ進みました。そこで、3歳からやっていたバレエが活き、学校のダンスの授業でやっと周りから認めてもらえるようになりました。アメリカでは、向こうから興味を持ってもらえないと無視され存在しないも同然ですが、言語以外の面で人一倍努力することで人からのリスペクトを受け、向こうから声をかけてきてくれるようになり、自信を持って自己主張ができるようになりました。


中高通っていたスタジオでのバレエの春講演のときの写真。一番右が矢吹さん。
 

自分の専門と学校の科目が両立できる

-海外での教育はどんな感じでしたか?

中高では芸術専門学校に通っていました。この学校では各学生が自分の芸術専門を持っていて、その芸術と学校の科目を両立して勉強できる学校でした。演劇、音楽、ビデオ制作、絵画、陶芸、写真、詩などたくさんある中で私はダンス専攻でした。そのため、毎日バレエの練習を行っていました。朝の自習時間に1時間、ダンスの授業で1時間半、そのあと学校のダンスサークルで2時間、そして夜はバレエ学校にて2時間半と多い時では1日7時間練習している、バレエ漬けの毎日でした。その他の芸術の授業も取れるのですが、私のお気に入りは陶芸でした。芸術系の学校であったため、日本語を喋る生徒もいなく、英語を必死に勉強し、おかげで英語も上達することができました。
 

日本語を忘れないように行った3つのこと

-アメリカにいる間、日本語はどのように維持していましたか?

日本語を維持することを意識して、3つのことを行っていました。
1つ目は、日本人学校で先生をしている人からちゃんとした日本語を教わることです。週に1回、日本の教科書を使って数学と国語の家庭教師をしてもらっていました。
2つ目は、大好きな読書を日本語で行うことです。小学校のころからずっと、休み時間のたびに図書館へ行くほど読書が好きでした。アメリカへ行ってからも読書好きは変わりませんでしたが、日本語を維持するためにあえて日本語で本を読むことを続けていました。
3つ目は、度々日本に帰国して、日本の学校に通ったことです。両親が、私に日本の言葉や文化を忘れないでほしいという想いでそのような経験ができました。日本の学校では、友達と話すことはできましたが、国語や日本史などはとても難しくかったです。それでも一生懸命勉強していました。
これら3つのこと以外にも、母とは必ず日本語で話すなどはしていましたが、上記の3つは日本語を維持向上することにとても役立ったことだと思います。

 

プロに進まず、リベラルアーツで学び関わる仕事に

-なぜ国際基督教大学(ICU)に進学したのか?

一つに学費が安かったからです。本当は大学へ行かずにバレエの道を進みたかったのですが、プロになるまでに2年はバレエ学校に通い、それでもプロになれる保証もないことを知っていたため、その費用とバレエの仕事が見つかる確率の低さから、高校卒業後、大学へ進学したほうがいいと判断しました。

アメリカの大学もいくつか訪問しましたが、年間560万ほどかかるアメリカの私立大学や日本の大学と同じ程度の学費で通えるコミュニティーカレッジを考慮したときに学費面や教育面を考え、日本の大学を選びました。

国際基督教大学(ICU)を選んだ理由は、生徒数が少なく、勉強の質を重視した小規模な大学だと聞いたからです。ICUはリベラルアーツだということ、キャンパスが広々としていること、9月入学がある他の大学の雰囲気よりも私には合っていると感じたことからICUを選びました。


17歳のとき、プロムへ行く前にみんなで夕飯を食べた時の写真。一番右が矢吹さん。
 

バレエに関わる仕事ができた

-バイリンガルでよかったと思えた瞬間とは?

通訳ができるという強みを活かして大好きなバレエに関わり続けることができていることです。
本来、プロのバレリーナになれなかったら他の道に進むところですが、私は今でも、毎年夏休みに来日するバレエ団のお手伝いをしています。幅広い人達と繋がれることも夢につながり、バイリンガルで良かったと思う瞬間です。

 

海外のバレエ団と日本の架け橋になりたい

-将来実現したい夢は?

バレエ団の通訳者として関わっていくうちに、日本には世界で有名な五大バレエ団しか公演をしていないことを知りました。もっと小規模でもいいバレエ団やモダンバレエなど素敵な公演をしているところがあるのに、日本人が知らないのはもったいないと感じ、海外にも進出したがっているバレエ団の手助けがしたいと思っています。今は同じオレゴンのオレゴンバレエシアターでプリンシパルをしていた日本人などからさまざまなコネクションを作ろうとしています。
 

子どもの英語学習におすすめの洋書3冊

1. Dr. Seuss
テキストの作り方が上手で読むことで上達する絵本です。英語初心者におすすめです。

2. Harry Potter
簡単な文章で書いてあり、長い小説ではありますがおすすめです。英語と日本語両方で読みましたが、やはり日本語とは違いました。自分自身もはまったので原文で読んでほしいです。

3. Gennifer Choldenko “Al capone does my shirts”
アルカポネという犯罪者のアルカトラズでの話で、私が英語の本として一番初めにはまったものです。それから英語の本を読むのが好きになりました。牢屋に入っている犯罪者がシャツを洗うなどの雑用をやらなきゃならないというギャップが面白いと思います。

 

苦労しないと得られないもの、でも実を結ぶもの

-現在、英語を学ばれている方へのメッセージ

英語を使わざるを得ない状況に自分を追い込むこと。そして恥を捨てることが大切です。
私は今、英語の授業をとって、英語で文章を書かなくてはならない状況に自分を置くようにしています。無理やりにでも英語を使う状況に自分を置くことで、恥ずかしいなどと考える余裕はなくなります。そうすると、どんな形でもいいから相手とコミュニケーションを取ろうと思うことができ、それが英語力を向上されてくれます。
恥を捨てて頑張って下さい!
私自身も大学でイタリア語を学び始めたので言語を習得する苦労を感じています。英語の習得も人一倍努力して得たものなので、もう二度としたくないと思う程辛い経験でした。でも、苦労しないと得られないものがあります。その苦労は絶対実りますよ!


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