バイリンガル学習法セミナー

英検のスピーキングを強みに変える勉強法とは。

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前回までに英検のリスニングリーディングについて、効果的な勉強法を私なりにお伝えしてきました。リスニングとリーディングは大きく分けると「インプット」に分類できます。今回お話しするのは「アウトプット」に分類されるスピーキングとライティングの勉強法についてです。まずはスピーキングにフォーカスして勉強法をお伝えしていきます。
 

英語が苦手な人でも、なぜ自己紹介は英語でできるのか?

”Hi! My name is ◯◯./Hi! I’m ◯◯. Nice to meet you. ”

中学1年生の英語の授業で習うのが自己紹介の仕方です。授業で習うより以前に自己紹介の仕方についてはほとんどの人が知っているようにも思います。

自己紹介を終えたあと、会話へと続いていくわけですが、英語が苦手な人とってそこからが全くと言っていいほど会話が続きません。むしろ自己紹介を終えたら早々にその場から立ち去りたい気持ちでいっぱいでしょう。

「話したいことはたくさんあるのにそれが言葉にならない」

そんなもどかしい気分になるのです。

会話を持たそうと頭のなかでは必死で知っている単語と文法を引っ張りだして、伝えたい内容を組み立てます。しかし、そうしているうちにどんどん会話は別の話題へと流れていき、結局話せないままとなってしまいます。つまり、ボールが足元にあるにも関わらず、蹴り方を知らないので、会話のパス回しができていないのです。

なぜ自己紹介はスラスラと言えるのでしょうか?

それは言葉単体としてではなく「フレーズ」として自己紹介の仕方を覚えているからです。また、そのフレーズがどんなときに、どこで使われるかを「情景」を通して理解しているからです。

私がお客様をカウンセリングしているときに必ず聞くことがあります。

「英単語を覚えるときにどのように憶えますか?」

9割以上の人が

「(単語集やリングカードで)英単語とその意味を結びつけて憶えます」

と言います。

これでは前回のブログでお伝えした「使い方」を知らないまま憶えていることになります。つまり、その言葉の意味を知っていても、どこで、どのように使われるかを知らないまま憶えてしまっているのです。

自己紹介のフレーズのように文章を介して言葉の意味と使い方を同時に理解していくことが、スピーキング力の向上につながります。
たとえば、「drop」という単語であれば、「落ちる」というように意味だけを憶えるのではなく、誰かが持っているものを落とすときの表現として使われることを知っていれば、

同じ意味をである”fall”ではなく、

I dropped my wallet on the train.(電車に財布を落としてしまった)

と表現することがわかるはずです。

ここに出てくる例文を自己紹介文のように頭のなかにフレーズをストックしていくとスラスラと言葉として使えるようになるので、英検の面接でも伝えたいことが英語で伝えられるようになります。

 

キレイな発音はどうしたら身につけられるのか?

よくこんなことを聞かれます。

「どうしたらネイティブに伝わるような発音が身につくんですか?」

ネイティブの英語はとても早く、発音もキレイです。母国語なので当然のことかもしれません。しかし、私たちにもその流暢な発音を求められているかといえばそうではありません。英語はさまざまな国の人に使われています。そのため発音のアクセントやリズムにも若干のクセがあります。それであっても英語はちゃんと伝わります。必ずしもネイティブのような音で話さなければ通じないということもありません。

もし、よりキレイな発音を身につけさせたいのであれば学習を開始する時期が大切になります、なぜならネイティブのようにキレイな発音ができるようになるためには、「期限」があるからです。臨界期仮説というものがそこには関係しています。

臨界期仮説とは:臨界期とよばれる年齢を過ぎると言語の習得が不可能になるという仮説である。 母語の習得および外国語の習得の両方に対して使われる。ハンガリー人の移民コミュニティで、英語能力とアメリカ合衆国への移住時期、および外国語学習に関する適性の調査を行った結果によると、16歳以前にアメリカへ移住した人は、みな高い英語力を示したのに対して、それ以降の年齢で移住した人については個人の素質によって言語能力に差がみられたという。

少し話がずれましたが、では、どうしたら英語の発音の精度を高めることができるようになるのでしょうか?

以前のブログで、「音」「スペリング」「意味」の3つを結びつけて覚えることがリスニング力を高めるには必要だと書きました。その際、リスニング力を高めるためには「音読」をすることが大切だとも書きました。

英語が聞き取れない原因は、英語の正しい発音を知らないために起こりえるのです。
つまり、発音をキレイにするためには「正しい発音を聞きながら一緒に音読する」ことが一番の近道だと思います。

たとえば、生後間もない赤ちゃんのことを考えてみましょう。
初め赤ちゃんは言葉を話しません(当たり前ですが・・・)。それでもお父さんとお母さんは日本語を使って赤ちゃんに話しかけます。年月を重ねていくと赤ちゃんも次第に「パパ」「ママ」などといった言葉が話せるようになっていきます。初めは言葉を話せなかった赤ちゃんは、お父さんやお母さんが話している言葉に耳を傾け、その言葉を真似て日本語を憶えていきます。

つまり、英語も同じなんです。

正しい音をたくさん吸収し、声に出して真似をする。
この循環が正しい発音や英語独特のリズムを養います。

英検では発音の綺麗さは試験として問われることはありませんが、面接官から英語で質問されたとき、正しい発音を知っていないと聞き取ることもできませんし、正しい発音を身につけておくことはスピーキングスキルとして持っておきたいものです。

 

ライティングがスピーキング力を上げる!

カウンセリングをしているとこんなことを聞きます。

「英語が話せるようになって欲しいので英会話に通わせていました」

そこでこう聞き返します。

「英語が話せるようにはなりました?」

もちろん、英会話をすることで英語を話せるようになった人もいると思いますが、たいていの答えは

「No」です。

特に英語を始めたばかりの小学生から中学生くらいの子に多いです。

なぜ話せるようにならなかったのでしょうか?

英会話の場合、ある一定のシーンに限って会話文を憶えることが多いので、そのシーンに出くわさなければ「使わない英語」になってしまいます。また、自分の考えを言葉にするためには、伝えたいことをスムーズにアウトプットする練習がとても大切です。特に会話の場合は相手がいないと成立しないので、その機会を創り出すのにもお金と労力を使います。

ではどうしたらスピーキング力は身につくのでしょうか?

その答えはライティングです。

自分の考えを頭のなかで整理して、相手に伝わりやすく書くのがライティングの基本かと思います。国語の宿題でもよく読書感想文などがあったかと思いますが、それは読んだストーリーを相手にわかりやすく伝える練習でもありました。書くことによって新しい表現を学ぶことにも繋がります。

つまり、スピーキング力を高めたい場合、まずはライティングから入ることをおすすめします。書ける、ということはやはり話せるにつながるからです。逆はどうでしょうか?話せるからといって書けない人はたくさんいます。
書くことで、頭の中を整理しながら、単語の使い方を意識して書ければ、論理的な記述ができるようになり、会話の質も高めていくことができるようになります。

英検で面接官からのとっさの質問に臨機応変に応えるためには、「自分で考え、話す力」が大事です。たくさんのフレーズを自分の中にストックしておきながら、そのフレーズを応用できる力を身につけましょう。そのためには、日頃からライティングを通してアウトプットする習慣を持っておきましょう。

 

今回のスピーキング力を高めるコツ、いかがでしたでしょうか?
さて、次回はライティング力を伸ばすとっておきの勉強法について書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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