留学前に知っておきたい!イギリスの生活と教育制度


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留学を考えている人に留学先の希望国を聞くと、アメリカやイギリスを挙げる方がいます。以前の投稿で「留学前に知っておきたい!アメリカの生活と教育制度」について書きました。今回はイギリスについて触れてみようと思います。留学先の国や都市、学校選びが留学をする上ではとても大切です。是非参考にしてみてください。

 

イギリスの留学生受入れの歴史

イギリスの教育の歴史は古く、パブリックスクールなど、富裕階層のための文法学校が各地に設立された12〜13世紀にまでさかのぼります。一般庶民の教育も14世紀以来の徒弟制度に始まるといわれており、植民地を統治するために、現地の住民に英語を学ばせたところから始まりました。そのメソッドも古くから確立されており、正統英語のゆえんでもあります。
また、英語以外にも、イギリスでは子どものうちから音楽や美術などを学ばせる教育が発達していたため、文化、芸術面での教育水準も高く、学生に人気の高い国です。1999年にトニー・ブレア 首相がイギリスへの留学生受け入れを積極的に推進する政策を打ち出して以来、入国審査の簡略化、就労規制の緩和などいくつかのプランが実行されつつあります。語学力の足りない留学生向けにESLも強化され、とっても学びやすい環境が広がってきています。

 

イギリスの都市選び

気候&風土
国土面積は日本の約3分の2、全体的に平坦な地勢で、国内で最も高い山でも1343メートルと富士山の3分の1ほどです。北部や西部には山と湖に囲まれた起伏のある地域もありますが、中部から南部にかけては、緑に覆われたなだらかな丘陵地帯が広がっています。
北海道より北に位置していますが、暖流の影響で気温はそれほど下がりません。梅雨シーズンはなく、夏は乾燥していて快適です。秋の訪れは早いものの、冬の寒さはそれほど厳しくありません。ただし北部は秋が短く、夏でも肌寒い日が多くあります。一方南西部は、国内では温暖な地域で日照時間も多く、リゾート都市が点在しています。1日のうちで天候が変わりやすいのがイギリスの気候の特徴です。

生活習慣
イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域からなる連合王国です。それぞれの地域はかつて「国」だったことから、独自の歴史や文化を築いてきており、その面影は今でも見たり感じたりすることができます。イギリスでは伝統や古いものに価値を置く傾向が強いです。
生活は一見、質素で不便に見えますが、物資主義ではなく精神的な豊かさを求める人が多く、休日には車で郊外に出かけたり公園でくつろいだり、家でパーティを開いたりと、お金をかけないで楽しむ方法に長けています。「礼儀正しいこと」に価値を置く傾向があり、また、個性をとても重視する傾向があります。
交通機関では、バスや路面電車が走っています。ロンドンの場合、地下鉄は12路線で料金はゾーン別に設定されています。バスも路線網が発達しているため、乗りこなすととても便利です。料金は車掌に払うか、乗るときに運転手に行き先を伝えて支払います。タクシーも頻繁に走っており、乗る前に行き先を伝え、料金は降りてから払うのがイギリス式です。

物価
ロンドンの物価は東京と同じくらいです。特に住居費が高いのですが、多少の不便を覚悟すれば安いフラットを探すことができます。外食費も決して安くありませんが、食品は世界各地の食材が入ってきており、比較的安いので、自炊すれば生活費は抑えられます。交通費や娯楽費をはじめ、さまざまな部分で学生対象や曜日限定などの割引制度が発達しているのも特徴です。中小都市に行くと物価は全体的に下がるので、費用の面では生活しやすくなります。

 

イギリスでの滞在

ホームステイ
受け入れるホストファミリーによってさまざまな生活内容になります。たとえば、ホストファミリーがアジア系やアラブ系の家族というのはよくあることです。共働き夫婦や老夫婦はもちろん、シングルマザーが空いている部屋を貸すことも多くあります。滞在費は1ヶ月400〜600ポンド。

フラット
日本のアパートやマンションに当たる集合住宅はフラットと呼ばれます。賃貸フラットの多くは最低限の家具がついていますが、イギリスでは築100年くらいの住宅も決して珍しくないので、設備は必ずしも近代的とは限りません。ひとり暮らしに最適のワンルームマンション型はステュディオフラットと呼ばれています。イギリスでは、最低でも6ヶ月は契約しなくてはならないのが普通です。
部屋数の多いフラットや一軒家を、他の人とシェアする滞在スタイルは、イギリスの若者の間ではとてもポピュラーです。家賃は、部屋代のみで1ヶ月400~700ポンド。

 

イギリスの教育制度

通常イギリスの義務教育は5歳で小学校へ入学し、中等教育期間の16歳までです。また「卒業」という 考え方がありません。イギリスでは、学年数をYearで表しますが、義務教育期間の最後の学年に当たるYear 11の最終学期末に全国統一テストGCSEが行われます。受験は各自の意志によりますがこの結果はその後の進学や就職の判断材料になる大事なものです。
Year 11修了後の2年間は、進学コースと就職コースのどちらかに進み、大学進学希望者は、18歳までのYear12〜13の間にGCEASとGCE-Aという2つの全国統一テストを大学進学のために受験します。受験者は自分が必要な科目だけを受け、この結果は志望大学への進学を大きく左右するものとなります。

イギリスの高等教育〜種類と特徴
900年以上の歴史をもつイギリスの大学教育。大学をはじめとした高等教育機関は、1校を除くとあとはすべて公立となっています。そのため、どの大学に進んでも教育の質については均衡が保たれています。学士号は、University, University College, College of Higher Educationなどの多くの高等教育機関の学部課程で得ることができ、その取得には通常3年かかります。

大学
イギリスの大学教育はハイヤー・エデュケイション(Highereducation)と呼ばれ、学士号以上のコースを提供しています。総合大学であるユニバーシテイ (University)は100校で、1校を除いたすべてが公立です。Universityは、ケンブリッジ大学などに代表される「Old University」、1960年以降に設立された職業教育を中心とした「New University」にわかれ、こういった大学以外でも、公立カレッジで提携大学の学士号コースを取ることができます。(※ イギリスの学士号には1つの分野を深く勉強するSingle Honours Degree、複数の分野を同時に 学べるjoint/Combined Degreeなどがあります。)
イングランドとウェールズの学位取得期間は通常3年間、コースの間に1年間の職業研修が含まれる場合は4年間、医学・建築学など専門職の資格に結びつく分野では5〜7年が必要です。コースは細分化されており、日本の大学に比べるとより専門的になっているのが特徴です。一般教養課程がなく1年次から専門を学ぶので、特定の科目を深く学びたい人に向いています。日本の高校卒業後に留学する場合は、まずファウンデーションコース (Foundation Course)と呼ばれる大学進学準備コースで専門分野の基礎を学ぶのが一般的です。したがって、進みたい分野がはっきりしている人向けといえるでしよう。

公立カレッジ
イギリスの公立カレッジには、主に職業訓練コースを提供するファーザー・エデュケーション・カレッジ(Further Education College)と学士号を含む高等教育を提供するハイヤー・エデュケーション・カレッジ(Higher Education College) があります。
ファーザー・エデュケーション・カレッジは、地域の職業教育と社会教育を行う機関で、16歳から入学できます。いわば、総合専門学校のようなもので、職業に直結した国家資格取得を目的としたコースが多く、全くの初心者から手に職をつけることができ、なかには、HND (Higher National Diploma) やFD (Foundation Degree) といった国家資格を取得して提携大学に編入するコースをもつ学校もあります。
一方、ハイヤー・エデュケーション・カレッジは、学士号取得を目標としたコースがメインです。 College of Further & Higher Educationとして、専門コースとアカデミックコースの両方を提供する学校も多くあります。なお、学士号と修士号を授与できる課程をもつユニバーシティカレッジ(University College)と呼ばれる高等教育機関もあり、公立カレッジへの留学は、短期間で手に職をつけたい人、専門技術と知識を大学レベルまで高めたい人に向いています。

一般職業資格コース
特定の職業に必要な実務的・理論的な学習と、大学へ進学して実際に働き始める前により深い知識を身につけるものと2つを組み合わせたコースです。上級レベル修了は、学士号課程に入学するための資格として認められています。専攻分野は、美術・デザイン、コンピューター、ビジネスなどがあり、入学には、日本の高校卒業とIELTS 45~55が必要です。

高等職業資格取得コース(大学学部レベル)
AVCEやファウンデーション・コースと同様に、高等職業資格取得コースでも課題中心です。コース内容は、ケーススタディーとロールプレイを通じて実践的なスキルを身につけるもので、優秀な成績を修めた学生は学士号課程の2〜3年次に編入できます。専攻分野は、美術・デザイン、エンジニアリング、ビジネス、ホテル経営などがあり、入学には日本の短大、専門学校卒業とIELTS 55〜65が必要です。

 

日本とイギリス、ひいては世界の国々によって生活習慣や教育制度の部分で大きな違いがあります。留学に行く前にその国のことを把握しておくと、留学のプランニングもこれから得ようとする留学経験もきっと、より質の高ものになっていくと思います。


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