“Write Like A Madman!” 二宮さんがイェールに来て実感しているライティングの壁とは


12132395_766467476813007_5151124610084046513_o(写真:左から3番目が二宮さん)

二宮さんの海外歴と学校歴

※二宮さんの過去の記事はこちら

0歳〜11歳 日本 茨城県つくば市
11歳〜18際 Hawaii Preparatory School Academy 
(ハワイのボーディングスクール)
18歳〜現在 日本 早稲田大学国際教養学部に進学
2015年9月〜2016年6月 Yale大学に留学

 

はじめに

イェール大学はアメリカのコネチカット州にある私立大学で、アメリカ東部の名門大学群アイビーリーグの一つです。ハーバード大学やプリンストン大学に並び、アメリカだけでなく世界的にも評価が非常に高い大学である。

二宮先生とは2年ほど前にキャタルで知り合い、とても明るくて礼儀正しい人という印象を持った。そんな彼女が今年の夏にあのイェール大学に留学すると聞いて、「さすがだな」という言葉しか出てきませんでした。他の教師と同様に二宮先生は高い英語力を持っているがずっと海外にいたわけではない。中学生になってハワイのボーディングスクールに入学した当時は、全く英語を話せなかったという。それでも彼女は周囲の人との会話に積極的に加わり英語力をどんどん伸ばしていった。

当たり前のことだが名門大学には英語力が高いからといって進学できるわけではない。そんな名門大学にどうやって彼女は留学できたのだろうか。そして実際のイェールでの生活はどのような感じなのだろうか。私は直接二宮先生に話を聞くために、Rewritesというライティング添削サービスのプロジェクトの一環でイェール大学を訪れることにした。そこで知ることのできた彼女の積極性、向上心、そしてライティングから生まれる交流、帰国子女がぶつかる英語の壁…。果たして留学することは誰もが成し得ることができるのかについて書いてみたいと思う。

 

なぜイェールに留学することを決めたのですか?

勉強だけでなく、色々なことにチャレンジできる環境があると感じました。同じプログラムに参加した先輩が早稲田とイェールの違いを説明してくれて、イェールに来ないと違いはわからないから絶対に来るべきだと熱く語っていたのを見て、留学したいと思いました。また留学したい大学を決める際にイェール一本に絞った理由は、将来の夢につながるNPO活動に力を入れているからです。また芸術的活動にも注力していたのも魅力的でした。

11890913_10153093841864562_5433005383343215438_n(写真:前列左から7番目が二宮さん)
 

留学に関する情報はどのように調べましたか?

積極的にイェールについて知ろうとした

1)イェールの分析に時間をかけて私がどうブレンドできるかライティング・面接両方でうまくみせられるよう練習しました。例えば、
– どの教授がどんなリサーチを行っていて、自分の背景・興味がどうそれにマッチするのか
– どうしてイェールの校風が自分に合うと思うのか
などについて徹底的に調べ、考えました。

2)早稲田の留学センター主催のイベントでイェールに通った先輩に出会いました。その後、イェールの留学プログラムの去年の広告ビデオを見てたまたまその早稲田のイベントで会った先輩が写っていたので、名前をFacebookで調べてメッセージしました。その先輩から他のイェールの先輩の連絡先も聞いて連絡を取り、無理やり休み時間とかに約束を取って会ってもらいました。先輩の話を聞くことでイェールの良い面・悪い面を事前に聞け、自分が実際に現地で学んだ際のイメージを具体的につかめた気がします。

先輩には根ほり葉ほり聞いた

なんでイェールに留学したのか、どう変わったのか、今なにしているのか、イェールでの経験がどのように生きているか、海外生活のチャレンジはなんだったか、など就活の面接みたいなことを根ほり葉ほり聞いてしまいました 笑
丁寧に答えてくれた先輩方にとっても感謝しています。

12068639_10153800025849714_5938954012941139430_o(写真:右列の一番前が二宮さん)
 

イェールと早稲田の違いはなんですか?

1.自分の考えをアウトプットするのが当然
イェールの生徒は皆、論理的に物事を考え、その考えをアウトプットするのは当然だと思っています。授業でのディスカッションを通して、周りの意見をベースに新しいアイディアを作り出しています。また早稲田の学生は教授の意見に対して何も言わない一方、イェールでは皆躊躇なく先生に反論しています。

2.幅広い分野を学ぶ機会
アメリカに来てから、そもそもよく何の分野も探求していないのに1年の時に学部を決められるのだろうと思うようになりました。イェールでは1年生の時にComputer Scienceを勉強したい子でも、Humanitiesも勉強できたりします。そのおかげで一つの学問に縛られずに垣根を越えて、知識の幅が広くなります。

3.学校外活動の充実
皆クラブ活動は最低2つやっています。イェールの人は歌うことが大好きなようで、芸術に情熱がある人が多いです。一方、ディベート活動もしたりする人など色々います。

 

帰国子女の二宮さんでも英語の壁は感じますか?

感じます!
1つ目は、そもそもボキャブラリーのレベルが全く違い、自分のボキャブラリー不足を痛感しています。そのため、抽象的なコンセプトを形にして考えを論理的に説明することがとても難しいです。これは今履修しているライティングの授業でよく感じています。SATで勉強したはずの単語をほとんど忘れてしまい、授業中のディスカッションでさえ学術用語がわからない時があります。2つ目はロジカルに自分の意見を常にプレゼンするスキル。これは言語だけの問題ではなく、文化・態度の違いも一緒に影響していると思います。私は特に少人数のディスカッションベースのセミナーをたくさん履修しているので、レクチャーを一方的に聞く習慣から抜け出すのに最初は戸惑いました。

12182502_10153668481267145_3652554822400139648_o(写真:前列一番右が二宮さん)
 

イェールの授業ではとにかく書いて書いて書きまくる!

早稲田で受けたアカデミックライティングとイェールのライティングのクラスとの大きな違いは、イェールでは正解や文法などを気にせずとりあえずひたすら書かされることです。下書きを出したあとに先生になんでそのテーマを選び、何を伝えたかったのかを明確にすることを考えさせられます。
ここで言われた言葉が “Write Like A Madman!” です 笑

Writing Classで出題された課題とは

1.New Havenで働いている人にインタビューした内容
2.自分にとっての思い出の場所
3.自分の人生における大きなイベントについて
4.どうして自分は書くのか(これはとても奥の深いトピックでした 笑)

全て読者に『これは面白い!』と思わせられるような書き方を意識しなければなりません。

 

個の力を最大限に引き出すディスカッション

例えば、George Orwellのエッセイを読んで、このシーンで作者はどういう感情だったのか?どういうフレーズを使ってこのような感情を生み出しているのかなどについて授業でディスカッションします。
日本では一つの意見が出ると皆そっちの方向に行ってしまう傾向があるので印象的でしたが、イェールでは皆の方向性がバラバラな時でも先生は同じ意見にまとめようとはせず、生徒も対立を全く恐れていません。またイェールの生徒の勉強に対する姿勢が、本当に学びたいという感じで、それを分かっている教授もちゃんと生徒達から最大限の力を引き出そうとしてくれます。

12132636_10153800024519714_8108513210535585405_o(写真:一番右が二宮さん。)
 

二宮さんは今Child StudiesとSociologyを専攻していますが、なぜそれを選んだのですか?

Child Studies:
早稲田大学の教育学部では学校の先生になりたい学生向けへの授業が多いです。一方、アメリカでは子供達がどういう風に世界を見ているかなどについてなど、様々な視点から教育について考えられる授業があります。またこの授業の教授は生徒間の距離を縮めるために、授業外での集まりを企画してくれたりします。またクラスのFacebookのグループに授業と関連のあるものを投稿して、皆でコメントしたり、クラスの外でも学ぶ場があります。このようなことを通して生徒は自分の意見に自信が持てるようになっています。

Cultural Sociology:
自分の生まれ育った文化や宗教の環境が政治や経済にどう影響しているのかに興味があり、イェールではこの授業が有名なので専攻しています。しかし内容は一言で、難しい!笑 セオリーベースなので、専門用語が多く、社会学でトピックも幅広い・奥深いのでとても難しいです。リーディングの量も多いし、クラスメートやTA(教授の補佐)に質問してたくさん助けてもらっています。その授業が自分の期待通りかと聞かれたら、ちょっとはっきり答えられないくらい、自分がちゃんと授業を理解できているのか毎回心配です。でも社会学・文化学は早稲田時代から興味があったトピックで、核になるセオリーを勉強して社会学的な見方を政治・教育・経済などいろんな分野にアプライできるところは、期待通りです。

 

留学を考えているご家庭、子どもたちへのメッセージをください

やってみないとわからないし、留学させてくれるような環境があるならチャンスとして捉えるべきだと思います。留学が悪い結果をもたらすことは絶対になくて、逆に海外で活躍することはちょっと違うなといったの気づきがあるもしれないし、得るもの、学ぶものは必ずあります。
日本から海外に出るのは夢じゃないです。特にキャタルではライティングも含め、他の英語塾に比べて実際に使える英語を教えているし、バランス良く底上げをすることがコンセプトになっているから生徒にとって海外の大学に行くインセンティンブになっていると思います。キャタルに来る子どもたちはモチベーションが高い子が多いです。しかし、もともと全員が高いわけではなくて、モチベーションが低かった子どもでも大学生のバイリンガルのお兄さん・お姉さんと一緒に勉強することで、モチベーションを上げられる上手いシステムになっています。またRewritesは日本ではなかなか受けることのできないサービスだと思います。私が初めて海外に行ったときにあったら良かったなと思うサービスですのでぜひ利用してみてください!



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