「リトル・アイビー」の1つ、リベラル・アーツ・カレッジの名門、Haverford College(ハバフォード大学)【National Liberal Arts Colleges Rankings #8】


Haverfordfounders

Haverford College(ハバフォード大学)

入学難易度(5段階):★★★★★

 

<大学の概要>

ハバフォード大学はペンシルベニア州、フィラデルフィアの郊外ハバフォードにある「リトル・アイビー」の一つ、リベラル・アーツ・カレッジの名門だ。受験倍率が毎年4倍、5倍という難関校で、合格者は高校卒業時の成績順位が上位の一割に入っている。この大学とは日本の国際基督教大学と上智大学が交換留学協定をしている。リベラル・アーツ校の特徴である少人数教育はこの大学でもはっきりと見られ、教員と学生の比率は1:8、クラスの平均学生数は20人以下だ。コンパクトでアットホームの環境から、学生の満足度は高い。いわゆる学生生活の快適度を比較するランキングでは全米6位だ。大学のHPは「ここは one-of-a-kindだ」と誇らしげに謳いあげる。「ここだけにしかない」という確信に満ちた言葉だ。

 

<基本情報>

創立: 1833年
校訓:Non doctior, sed meliore doctrina imbutus (Not more learned, but steeped in a higher learning)
大学属性:私立
学生数:約1,190人
共学/別学:共学
専攻:心理学、生物学、政治科学
ノーベル賞受賞者:5名
学期:セメスター制
学費:約$47,000/年 寮費&食費:約$15,000/年
男女比:男子568 (47.9%)/ 女子619 (52.1%)
学生/教員比:8/1
必要なTOEFL点数: —点(iBT)/600点(PBT)
合格率:23% of 3,585 applicants were admitted
留学生の割合: 5.6% (39ヵ国)

 

<大学の特徴>

ハバフォード大学はキャンパス自体が国立アーボレータム(樹木園)だ。設立当時、キャンパスをデザインするのにイギリスから造園家のウィリアム・カーヴィルが招かれ、原野や牧草地を樹木で囲み広大な空き地を造った。このアーボレータム、つまりハバフォード大学のキャンパスは、広さが216エーカー、自然な歩道、曲がりくねった小道は花園などがあり、見事な樹木園になっている。樹木の種類は400種に及ぶ。

ハバフォード大学の歴史を一瞥してみよう。まず、Orthodox Philadelphia Yearly Meeting of the Religious Society of Friendsという組織に触れねばならない。略してPYMと呼ばれるこの組織はいわゆるクエイカーで、ハバフォード大学の創設にはこの宗教組織が関わっていた。若いクエイカーの教育こそ要だとする動機でこの大学は発足した。いまでこそ宗教的なつながりはないが、ハバフォード大学にはクエイカー哲学の名残りが見られる。当初は男子校だったが、1970年代から女子を受け入れ現在では女子学生が半数以上を占めている。

20世紀を通じて、ハバフォード大学の学生数は300人を下回っていたが、1970年代の拡張期を経ていまは1,000人を越える学生を受け入れている。

ハバフォード大学はいわゆるトライ・カレッジ・コンソーシアムのメンバーで、近隣のブリン・モア大学とスワースモア大学での授業も受けることができる。ほかにクエーカー・コンソーシアム、 愛称 ”Penn-Pal” にも入っており、ペンシルベニア大学の教養学部と経済学部(ウォートン・スクール)の授業も受けられる。

さて、ここでハバフォード大学ならではの、ある伝統について触れておきたい。それはHonor Code 「名誉の定め」ともいいうべき誓約である。ことは1897年に遡る。時の学生と教授陣が学術上の問題を処理する誓約をした。Honor Code 「名誉の定め」だ。1963年以來、学生たちは期末試験を自ら計画することを許されている。 「持ち帰り試験」はハバフォード大学では当たり前のことだ。試験は時間的制限、教科書やノート、計算機の使用上の禁止事項があり、学生たちは「定め」による指示に従うことを義務付けられている。

これは本来「学問上の誠実」を謳うものだったが、1970年代になって社会的な交流の場にまで拡大された。「定め」は行動の詳細を規定はしていないが、学生が心得るべき他人への信頼、心配り、敬意のいかにあるべきか、を示している。一人の学生が他の学生が「定め」を破ったことを知ったら、「脇を向く」のではなく当人に向き合って対話すべし、とする。ことが収まらないとなって初めて「名誉協議会」(Honor Council)に持ち込むべし、とする。「定め」を運用するのはすべて学生自体で、切羽詰まった事態でないと大学側からの介入はない。問題の処理に当たっては、進行中の調査、審査の内容はすべて様々な手段で公表される。裁定の場の経緯は演劇の主人公の名前などを借りて仮名で発表される。学生は入学時に「定め」を守る誓約書に署名を義務付けられる。ブリガムヤング大学などで採用されているHonor Codeのように職員によって生徒に課されるものではなく、これがすべて学生主体で行われているところが、なんとも印象的な伝統だ。

ハバフォード大学の評価は高い。2015年、U.S. News & World Report 誌はハバフォード大学をカールトン大学、クレアモント・マキーナ大学と並んで全米8位のリベラル・アーツ校とし、フォーブスは総合大学を含めるランキングで11位、リベラル・アーツ校のみで5位に挙げている(2014年)。

 

この大学を紹介しながら、筆者はつくづく思うのだが、キャンパスが即樹木園だという学園に学ぶとはなんという幸せだろうか。本を読むにも、疲れた頭を休めるにも、理想的な環境がwalking distance にあるというのは、贅沢というしかない。まさに勉学の理想郷だ。


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