ハワイの大自然にあるボーディングスクールで、二宮さんは何を学んだのか?


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(写真左が二宮さん:高校の卒業式にて)

0〜11歳 茨城県つくば市で生活
11歳〜18歳 ハワイ島のボーディングスクール Hawaii Preparatory Academy
18歳〜 日本に帰国。早稲田大学国際教養学部に進学

 

留学経験や経歴を教えてください。

生まれてから11歳までは、茨城県つくば市で生活していました。 英語は、公文式で習うくらいで、当時はほとんど話せなかったですね。突然11歳の時に、お母さんが「ハワイで勉強してみない?」と言ってくれて、11歳から高校を卒業するまで、ハワイに留学することになりました。留学先は、ハワイ島のワイメアという小さな町にある、Hawaii Preparatory Academyというボーディングスクールです。
この学校を選んだきっかけは、小学6年の夏休みに参加したサマーキャンプでした。この学校が開催しているサマーキャンプに1ヶ月間参加してすごく楽しかったのと、治安も悪くないので、この学校に正式に入ることにしました。

 

はじめは英語が話せない中で、ハワイのボーディングスクールの生活はどうでしたか?

寮生活なので、11歳で初めて両親と離れた生活が始まりました。最初の2ヶ月くらいは、いわゆるホームシックにかかってすごく辛かったです。はじめは言葉もわからなかったので、先生とジェスチャーでコミュニケーションを取っている感じでした。いろいろ大変ではありましたが、ハワイの人ってすごく温かい人ばっかりだったのと、この学校はインターナショナルスクールなので、生徒の半分が現地人ですが、残りの半分は様々な国から来ている外国人だったので、言葉が通じなくても、環境が同じ人が多かったので、共通点があり、すぐに慣れていきましたね。

 

ハワイのボーディングスクールに、日本人はいましたか?

日本人の生徒も、私以外にも数人いましたね。中学校は、私が入学したときは全体で6人いて、同学年には、1人だけ日本人の男の子がいました。高校は人数が増えて、全体で20人くらいはいましたね。

 

ハワイの学校に入ってから、どれくらいで英語がわかるようになりましたか?

自然に覚えていったので、あまり記憶がないのですが、中学校に、ESL(English as a Second Language)という、英語が母語でない人が第2言語として英語を身につけるための授業のおかげで、英語力が伸びたと思います。ESLの授業は、5人の生徒に対して1人の先生がいる少人数のクラスでした。先生は日本語が話せるわけではなく、クラスメイトも、台湾人、ドイツ人などで、日本語を使わずに英語を身につけていきました。授業の内容は、主に英語の本を読むことで、ほんとうにたくさんの英語の本を読みました。

 

ハワイのボーディングスクールでは、どんな科目がありましたか?

中学1年のときは、ESLが毎日1クラスあって、Science(科学)やMath(数学)、P.E.(physical education 体育)、Art(美術)といった科目がありました。すべての授業が英語で行われるので、専門用語がわからずはじめは大変でした。常に辞書を持ち歩いていたのですが、すごく助けてくれる現地の友達ができたので、彼女や先生のサポートもあって、徐々に慣れていきましたね。高校では、現地の学生たちが受ける英語のクラスと、リベラル・アーツを学びました。
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(前列左から2番目が二宮さん:寮の友だちと)

英語力のブレイクスルーが起こったきっかけは何だと思いますか?

自分から積極的にアクションを起こしたことがよかったと思います。自分から、外国の生徒とのコミュニケーションを取っていきました。日本人の生徒の中には、ずっとアジア人の子と一緒にいて、結局英語があまり上達しなかったっていう子もいるのですが、私は積極的にクラスにも参加しましたし、課外授業にも友達と一緒に行って、行動の幅を広げたのが、英語力の上達につながったと思います。

 

英語の習得に当たって、うまくいった勉強法を教えてください。

とりあえず間違えてもいいので、いっぱい話して、いっぱいライティングをやりました。その後に、先生や友達にフィードバックをもらって、自分でノートにまとめて、ライティングやスピーキングに生かすということを繰り返していました。わからない単語は、その場ですぐに調べて、本やノートにメモをしたり、ライティングが上手な友達に文章を見せてもらって、言い回しやフレーズを真似したりもしました。

 

ハワイ島のボーディングスクール、Hawaii Preparatory Academyの魅力は?

ハワイ島のすごく小さい町にある、第二の家みたい学校ですね。学校だけでなく、町の人たちとも知り合いになれて、街全体がアットホームなコミュニティという感じが好きなところです。学校の先生たちも、先生というよりは親戚のおじさん、おばさんみたいに感じで、ルームメイトも、24時間毎日一緒に過ごしていたので、姉妹のような気持ちになりました。生徒数は1学年100人くらいで、半分がハワイの現地人で、残り半分は外国から来ています。

ハワイなので、海のアクティビティも豊富になります。Turtle Taggingという亀を保護するための活動や、Whale Watchingなどもありました。HPAは、環境問題にすごく力を入れていて、ENERGY LABという、エネルギー問題について研究する場所がキャンパスの中にあります。風力発電とか太陽光とか、水力発電の機械を自分たちで作って、サステナビリティ(持続可能性)を重視した学習をしてきました。大きな畑もあるので、そこでタロイモなどの農作物を育てたりもしました。天体観測所もありましたね。国際性も大切にしていて、ペルーに行ったり、国際交流も盛んでしたね。

自然の中で活動することが好きな人には特にお勧めですね。逆に、ずっと都会に住んでいて、自然に触れ合う機会がなくて、ハワイでの生活なんか想像できないっていう方にも、一度サマーキャンプに行ってみることをお勧めします。

 

Hawaii Preparatory Academyの進学先はどんな大学がありますか?

アメリカ本土の大学に進学する人がほとんどで、私の前の年からすごく進学率が上がって、ハーバード大学とかMIT(マサチューセッツ工科大学)、スタンフォード大学などのトップ大学への進学率がすごく高くなっています。

 

なぜアメリカの大学ではなく、日本の早稲田大学への進学を選んだのですか?

日本とアメリカのどちらの大学も受験しましたが、志望理由を考えていた時に、将来は、日本から海外に向けて何かを発信できたらいいなと考えて、日本の大学で教養を深めようと決めました。日本を大事にして、母国である日本に貢献したい気持ちがあるので、仕事もそういった関係の業種に就きたいと考えています。
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(前列右から2番目が二宮さん:ミュージカルでピアノの伴奏者として参加したときの集合写真)

最後に、これまでに読んだ中でおすすめの本を教えてください。

1冊目は、ナルニア国物語です。大好きなお話で日本語でも英語でも読みました。ハリーポッターなど他のファンタジーのシリーズに比べて、比較的に読みやすいと思います。

2冊目は、Chasing Vermeer (著者Blue Baliett)というミステリー児童小説です。秘密の暗号がでてきたり、画家フェルメールの絵の謎を解いたりとてもエキサイティングな本です。わたしが読んだときは英語力が十分でなく、辞書を引きながら少しづつ毎日読み進めました。なのでチャレンジングでしたが、楽しみながら読むことができました。

以上の2冊をおすすめします。

あとはロアルド・ダールのチャーリーとチョコレート工場と、続編のガラスの大エレベーターも中学校の間に図書館で借りて読みました。それから彼の風変わりな本が好きになり、他のシリーズも読みました。

よく思い出すと、本をしっかり読み始めたのはある程度ボキャブラリーやグラマーが定着してからで、それまではワークブックなどのショートストーリーを授業で読んでいましたね。興味がある本は読んでみてください。

 

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