中学生でイマージョン教育、ボストン留学を経験。昭和女子大学附属昭和高等学校。


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<学校の概要>

昭和女子大学附属昭和高等学校(以下、「同校」という)は東京都世田谷区にあり、完全中高一貫の女子校である。 人見圓吉(人見東明)氏らによって、1920年に創立された。学校法人昭和女子大学は幼稚園から大学院までの教育を行っていて、ボストン昭和女子大学とブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和も設置している。卒業後の進路は昭和女子大学への進学が多く、2014年の合格者は150名であった。

 

<基本情報>

★スーパーグローバルハイスクール(SGH)
★SGH研究構想名:大学や実社会と連動させたデュアルグローバルプログラム

学校属性:私立・普通科高校
校訓:世の光となろう
系列校:昭和女子大学附属昭和中学校など
教育体制:中高一貫教育
生徒数:約694名(2014年)
共学/別学:別学
学期:2学期制
学費:85万4000円(初年度、2014年)
学生/教員比:17/1 (2014年)
帰国子女の受入:有
国内大学進学実績:昭和女子大、明治大学、成城大学、中央大学、法政大学、日本大学など(2014年)
海外大学進学実績:レイクランド大学、上海対外貿易学院(2014年)

 

<学校の特徴>
グローバル留学コースもある教育制度

「本科コース」のほか、語学力に加えてグローバルな思考力やプレゼンテーション能力を身につける「グローバル留学コース」がある。グローバル留学コースの募集人数は約20名だが、高校2年生までの各進級時に試験に合格すると他のコースから移動できる。グローバル留学コースでは、中学生でイマージョン授業やボストン留学を経験し、高校2年生でTOEFL授業や1年間の長期留学を経験する。
中学3年生からは「スーパーサイエンスコース」もあり、理科や数学を多く学べる。どのコースでも中学2年次に全員が昭和ボストンで海外研修をする。
中高の教育課程を5年間で終えて昭和女子大学で学べる制度もあり、1年早く大学を卒業するか留学に充てることもできる。

 

日常的に英語学習を行い、定期的に国際交流をする

常設のEnglish Roomにはネイティブの先生がいて、休憩時間や放課後に英語でゲームしたり、資格試験のトレーニングを行ったりしている。そして、金曜日は英語を積極的に使う日で、英語以外の授業でも英語を取り入れる。朝礼で英語の歌を歌い、ネイティブの先生らがトピックを取り上げて英語の放送をする。そして、高校卒業時までに全員が英検2級の取得を目指し、2018年には卒業時におけるCEFR・B1~B2レベルの生徒割合は70%を目指している。
また、剣道、琴、クイズ、英語劇などを通じて、ブリティッシュスクールの生徒と定期的に交流し、さらに選抜された生徒が3日間交換通学している。留学生を含む帰国・外国人生徒の受入れは2013年度には115人であったが、2018年には300人を目標としている。

 

2014年度SGH指定校

「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」事業に採択されている昭和女子大学と連携し、国際理解、世界の宗教と文化、国際社会・多文化共存社会、環境問題・エネルギー問題、国際経済・ソーシャルビジネスなどのテーマに取り組み、日本の企業・地域課題の解決策を提案するスキームである。また、昭和女子大学現代ビジネス研究所と連携してプロジェクト研究を行い、途上国での海外研修やブリティッシュスクールでのプログラムを行う予定である。
SGHの課題研究として、活躍する女性グローバルリーダー、ジェンダーギャップ、途上国女性が社会進出するための支援などについて研究して、女性のキャリアデザイン力を育成するとともに、サービスラーニング(社会貢献活動と学習を結びつけた活動)によって人間性を育む。課題研究以外では、外部講師によるオムニバス授業・講演会や、体験型宿泊プログラム・ワークキャンプなどを実施する。

 

ESD(Education for Sustainable Development)に関するテーマ研究と国際交流

2012年に、ユネスコ憲章の理念を実践する「ユネスコスクール」として承認され、181ヵ国が参加するグローバルネットワークに加わり、世界の持続発展に貢献する人材育成を行っている。生徒は、ESDに関するテーマを決めて1年間研究し、研究論文をまとめる。また、2014年には同校の生徒が、持続可能な開発のための教育を目指す「ESD国際交流プログラム」に参加した。

 

高校2年生で海外研修や英国短期留学の機会がある

グローバル留学コース以外の全員が、4年次に国内外で5日間の研修を行い、海外の研修地は3ヵ所から選択できる。
ベトナムでは温故知新について考え、マングローブを植樹するエコプログラムにも参加し、マレーシアではカンポンビジットなどで、民族や生物の多様性について学ぶ。オーストラリアでは、2泊のファームステイで英語のコミュニケーション力を向上させ、博物館で歴史・伝統文化と自然環境について学ぶ。
また、希望者を対象として、英国で15日間の語学研修を行うプログラムが、昭和46年から続いている。9日間ホームステイをして、平日は毎日現地の学校に通って英語の授業を受け、その後はロンドンやパリを訪れる。

 

まとめ

関連校との提携が強みであり、留学や国際交流の機会が多く、SGHのプログラムにおける大学連携も密接である。そして、かつてからグローバル教育に力を入れてきた学校であることが、SGHのプログラム開発に生かされているだろう。特にグローバル留学コースでは、より英語力が向上する。
個人研究が多く取り入れられ、自ら学ぶ姿勢が身につく。SGHの課題研究として女性のキャリア形成をテーマとし、グローバルリーダーの輩出に期待したい。

 

出典
http://jhs.swu.ac.jp/
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/sgh/1349061.htm
http://school.js88.com/

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