バイリンガル学習法セミナー

英語コラム

楽しみが学びに繋がる!読書効果を高めるLexile 指数


先日、文科省は小中学校の新学習指導要領案を公表しました。
「外国語活動を小学3年生から開始する」、「小学5・6年生から英語を教科化し4技能を学ぶ」など英語教育の低年齢化に伴い、早期に英語を学び始めた子が有利になる時代に変わってきています。

しかしながら、いざ英語を始めようと思うと何から始めたらいいのかがわからないという声をよく耳にします。中学生の頃から文法偏重の英語を学んできた親御さん世代にとって、子どもの英語教育は悩みのタネです。

「英語を好きになってもらいたい」
「勉強を楽しんでもらいたい」

そのためには何から始めれば良いのでしょうか。
それはずばり、「読書」です。

 

読書を通じて「楽しい」と思える感情も育む

英語圏の子どもたちは小さい頃によく読書をします。”ベッドタイム・ストーリー”という言葉もあるように、寝る前にお父さんやお母さんが子どもに物語を読み聞かせする習慣があります。日本に住む私たちにも、きっと、子どもの頃に読み聞かせをしてもらって、話を聞くのが楽しくて、ついつい夜更かしして親を困らせた、なんて経験がある方もいらっしゃると思います。
そのような「楽しい」経験こそがとても大切で、それから子どもは自分から本を手にするようになり、読書体験を積むようになるのだと思います。

「楽しい」という感情が読書体験を促進する手助けをする一方で、読書をするという取り組みを効果的な英語学習へ繋げるためには、読書をどのように行うかを知っておくことが大切です。
読書をする上で大切なのは、聴覚や視覚を同時に使い、声に出して読むことです。
文字だけを目で追っていては音が理解できるようになりませんし、反対に、音だけを聞いていても綴り(スペル)がわかるようになりません。
つまり、本を選ぶときは音声付きの本を選び、それを聞かせながら本を読ませるようにしましょう。
ネイティブの音声を聞くことで英語の音を理解し、目で文章を追うことで綴りと音が繋がり、声に出して本を読むことで正しい発音ができるようになる、いわば五感をひとつでも多く刺激した方が、学習に効果的な読書ができるようになります。

 

Lexile指数でレベルにあった本選びをしよう

子どもに読書をさせたいけど、どんな本を選んだらよいかわからないという声も耳にします。たしかに専門家でないと子どものレベルにあった本を選ぶことは非常に難しいです。しかし、英語力にあった本を選んであげることが学習効果を高めますし、楽しく読むことにも繋がります。

ご家庭では何を基準に本を選んだら良いか、その客観的な指標となるのが「Lexile(レクサイル)指数」です。
Lexile指数は、「読解力」や「文章の難易度」を測る指標として、世界165か国以上で活用されています。特にアメリカでは、小学3年生〜高校3年生の約半数が、英語能力テストの結果とともにLexile指数の判定を受けています。レクサイル指数は、10刻みの数値+「L」で表記され、個人のLexile指数を基準に-100L〜+50Lまでの範囲が読書に適した指数になります。
つまり、Lexile指数を知ることで正しい本選びができ、楽しく、効果的な読書ができるのです。

ではその指数に適した本はどこで探すことができ、どこで購入できるのでしょうか。
実はAmazonには、Lexile指数ごと分類された洋書検索の仕組みがあり、そこから子どものレベルにあった本を購入できるようになっています。
参照:Amazon 英語 難易度別リーディングガイド

 

自分のLexile指数はこれで知ることができる

「うちの子にはこのレベルの本を選べばよかったのね!AmazonでLexile指数ごとに本も検索できるし、購入もできるから自宅でも読書ができそうね!」そんな声が聞こえてきそうです。
では、その「Lexile指数」はどのように知ることができるのでしょうか?

TOEFL PrimaryやTOEFL Junior、TOEICを受験したことのある方なら一度は見かけたことがあるはずです。スコアシートにLexile指数は書いてありますのでその指数を参考にすればよいのです。

では、TOEFLやTOEICを受験していないと指数はわからないのでしょうか?
いいえ、精度は受験をされた方と比較すれば劣りますが、お子様が未受験者であっても、サンプルテキストを利用してLexile指数を確認することもできます。
参照:未受験者:Lexile指数別サンプルテキスト

参考までに下記はアメリカの学年別スコアになります。

【小学生】
1年生 (-300L)
2年生 (140L-500L)
3年生 (330L-700L)
4年生 (445L-810L)
5年生 (565L-910L)
6年生 (665L-1000L)
【中学生】
7年生 (735L-1065L)
8年生 (805L-1100L)
9年生 (855L-1165L)
【高校生】
10年生 (905L-1195L)
11・12年生 (940L-1210L)

Lexile指数を上手く活用することで、ご家庭でもその子にあったレベルで読書をすることはできます。読書の習慣が身につくと自然と子どもは本を手にとるようになりますし、先を読みたいという好奇心から知らない単語も辞書で調べるようになります。お子様は本を楽しんでいるだけなのに、自然と英語力が身についていき、知識や教養も高まっていくでしょう。
皆さんも「読書」という最良の英語学習をはじめてみてはいかがでしょうか。

サマリーライティングで一流の文章術を身につけよう!

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日本の夏休みの宿題といえば、「読書感想文」や「絵日記」がありますよね。海外の現地校やインターナショナルスクールでは、「サマリーライティング」が宿題として出されます。サマリーは「要約」という意味ですから、本や新聞の要約をまとめるのがサマリーライティングです。

一流の作家が書いた本をサマリーライティングすることで、一流の文章力が磨かれていきます。世界の文豪と呼ばれる、チャールズ・ディケンズ、ウィリアム・シェイクスピアといった一流の文章術が、どこでも学べるのです。

今回は、サマリーライティングの3つのメリットを学んでいきましょう。

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英語の学習効果を最大化する方法

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英語を習得する上で、勉強時間は大切ですが、もっと大切なことがあります。それは「学習効果」です。学習効果が普通の人の2倍あるなら、勉強時間が同じ場合、2倍の差がついていくからです。これから多くのことを学び始める子供達は、学習効果を意識した学び方を取り入れるかどうかで、成長速度が大きく変わっていきます。

小さい頃から、効果的な学習の習慣ができていることは、お子様にとって何よりの財産です。今回は、「英語の学習効果を最大化する方法」についてお伝えします。

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小学生が英検を受ける時の注意点、知ってますか?

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日本も英語を学校で学び始める学年が小学3年生となり、小学5年生からは英語は教科となりました。これにともない、小学生の目標として英検を意識される家庭が増えてきています。実際受験の際に英検を優遇する学校は、中学から大学まで含めると、全国に1,740校もあります。(日本英語検定協会のHPのデータに基づく)それだけ日本では、英検が英語力を測る基準として認知されています。しかし、小学生が英検を受ける時に、注意しておきたいポイントがあります。それは、年代別の英語の目標とも関わっていますので、まず文部科学省が定める、小学4年生までの主な英語学習の目的を確認しましょう。

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“Write Like A Madman!” 二宮さんがイェールに来て実感しているライティングの壁とは

12132395_766467476813007_5151124610084046513_o(写真:左から3番目が二宮さん)

二宮さんの海外歴と学校歴

※二宮さんの過去の記事はこちら

0歳〜11歳 日本 茨城県つくば市
11歳〜18際 Hawaii Preparatory School Academy 
(ハワイのボーディングスクール)
18歳〜現在 日本 早稲田大学国際教養学部に進学
2015年9月〜2016年6月 Yale大学に留学

 

はじめに

イェール大学はアメリカのコネチカット州にある私立大学で、アメリカ東部の名門大学群アイビーリーグの一つです。ハーバード大学やプリンストン大学に並び、アメリカだけでなく世界的にも評価が非常に高い大学である。

二宮先生とは2年ほど前にキャタルで知り合い、とても明るくて礼儀正しい人という印象を持った。そんな彼女が今年の夏にあのイェール大学に留学すると聞いて、「さすがだな」という言葉しか出てきませんでした。他の教師と同様に二宮先生は高い英語力を持っているがずっと海外にいたわけではない。中学生になってハワイのボーディングスクールに入学した当時は、全く英語を話せなかったという。それでも彼女は周囲の人との会話に積極的に加わり英語力をどんどん伸ばしていった。

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